
こちらは性差別・ジェンダーについてのカテゴリです。
性差別・ジェンダーについて書いた記事まとめ
このブログでは性差別、ジェンダーについて書いた記事がたくさんあります。
あまりにも多いため、記事が埋もれてしまっているため、わかりやすくまとめました。
性別による勝手な決めつけ
日本では、性別による決めつけが非常に根強く残っています。
- 女はこういうもの
- 男はこういうもの
……というやつですね。
あまりにも日本社会に馴染みすぎて、どれが問題なのかわからなくレベル。

たとえば「お茶くみは女の仕事」だとか「力仕事は男がやるべき」のようなものです。
「力仕事は男のやること」というのは「男性の方が女性より力が強い」という平均があるため合理的に見えます。
ですが、男性でも力が弱い方もいるのです。病気などで体力がない方もいるわけです。
その「個体差」を無視して、一緒くたに「性別」という境目ですべてを決めつけることは差別にもつながっています。
「性別による勝手な決めつけ」に関する記事
性別役割分業について
上で見た「性別による決めつけ」を細分化すると「性別役割分業」があります。
性別役割分業というのは……
男は仕事
女は家事
という固定的な考えのことですね。
そもそも、男性の方が女性よりも外で働く能力が高いことはありえないので、非常に効率の悪いやり方です。

逆に、家でテキパキと家事をこなすのが得意な方も能力を発揮できませんよね……
女性にシワ寄せが行っている状況
性別役割分業の一番の問題は、女性ばかりにシワ寄せがいっていることです。
もはや現在では「共働き世帯」が主流になっています。女性も働くのが普通ということですよね。
それなのに、家庭では今までどおり、「家事は女性の仕事」という考えが根強くあるんです。
こちらをご覧ください。

これ、2015年のデータなのですが、いまだに「男は仕事、女は家庭」と考えている人がこんなにいるんですよ。
性別役割分業に関する記事
こちらに「性別役割分業」に関する記事をまとめました。
子どもに固定概念を植え付けているもの
子どもに「社会の主体は男性」という固定概念を植え付けているものが日本にはいっぱいあります。
たとえば、『サザエさん』に出てくる母親像、父親像にはこのようなものです。
- 母親像 …… 夫に敬語を使う・家事はすべてやる
- 父親像 …… 妻に「おい、お茶」のような命令をする・仕事に行って帰りにお酒を飲む

サザエさんを代表するアニメにはこのような偏った表現が散りばめられています。
子どもは無意識に「学ぶ」
程度は違いますが、日本のアニメはおおむね上で書いたような感じです。
ほかにも、女のキャラクターに向かって「おまえなー!」みたいに「おまえ呼ばわり」する男キャラクターがかなり多いです。逆は一般的ではありません。
こういうのを子どもが見ると「そういうものなのだ」と学び、実際にやることになるのです。

こうやって、固定概念は「再生産」されていくのですね……。
「子どもに固定概念を植え付けているもの」に関する記事
男主体の日本社会
日本社会は男性主体です。ほとんどのものが「男性の目」から作られています。
オリンピックの開催地に選ばれなければ、いまだにコンビニに「成人誌」がフツーに置かれていたでしょう。

女性の意見がちゃんと通る社会なら、こんなものはとっくにコンビニでは並んでいません。
CMやテレビ番組も男性ばかりが作っているのだなぁ……と思わされる「女性をバカにしたようなもの」が多いのも残念な限りです。
「男性主体の日本社会」に関する記事
女性蔑視・差別
日本には女性蔑視・女性差別がたくさんあります。
たとえば、日本の国技ということになっている「相撲(大相撲)」では、土俵に女性は入れません。
甲子園のグラウンドには女性は入ってはいけないというルールもあるそうです。

はっきり言って、時代錯誤にもほどがあります。
「伝統だ!」という方もいますが、それが女性への女性蔑視・女性差別を助長している場合はどんどん変えていかなければなりません。
「女性蔑視・差別」に関する記事
男性に対する差別
日本には女性差別が多いと書きましたが、実は男性差別も多いのです。
女性差別よりも見えにくい構図になっていますが、「男性」というだけで損害を受けている話はいっぱいあります。
「男性がトイレを使うと汚くなる」からという偏見で、店内に男性用のトイレを設けないお店まであります。
「男性に対する差別」に関する記事
ジェンダーフリーな社会へ
「ジェンダー」という言葉をご存じでしょうか?
ジェンダーとは「社会的に作られた性」のことです。
たとえば、日本では一般的に「女性は子育てに向いている」だと思われています。これはすべての女性全員に備わった「性別による能力」ではありません。
社会の中で勝手に作られた幻想ですよね? でなければ、自分の子どもを虐待する女性なんて世界に存在しません。
「性差」ではなく「個体差」
子育てが向いていない女性はたくさんいますし、子育てに向いている男性も数え切れないほどいます。
つまり、「子育てが向いているかどうか」は、その人によって違うんです。なのに、女性・男性の境目にボーダーラインを一方的にひいてしまっている。
この境目が非常に大きな問題になっている理由の1つに「女」「男」という二分割では分類できない方たち(たとえば「身体は男性だが心は女性」のような方)がいっぱいいることもあります。
そういう「社会で決めつけられた性(ジェンダー)」のない「ジェンダーフリー」な社会を目指すべきです。
「ジェンダーフリーな社会へ」に関する記事
ジェンダー関係の言葉について
最後にジェンダー関係の言葉についてまとめました。