こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
近年になって「フリーランスになった」とか「自分で事業を起こした」という方のお話を、以前より耳にすることが増えました。
そういうわたしも、自分で事業を起こしているのですが、会社を辞めて事業を起こすことだけなら大したことないんです。
じゃあ何が難しいのでしょうか? ……ええ、これを読んでくださっている方は知っていますよね。
そうです。
大変なのは経理です!!
ただし、それは「会計ソフトfreee」を知る前までの話です!!
今回は、わたしが独立してからずっと使っているクラウド会計ソフト「freee」を全力で紹介します。
会計ソフト「freee」とは?
「freee」っていうのは会計ソフトです。
いや、この説明ではあっさりしすぎだろっ!!
……とツッコまれると思うので、もう少しわかりやすく紹介しますね。
そもそも「会計」とは?
そもそも「会計」という言葉ですがピンと来ていますか? わたしは独立するまで、ピンと来ていませんでした(笑)。
お金の動きを記録することで、「支出・収入を通してお金がどう動いたのか?」というお金の出入りを帳面に書くことです。
下の例のような情報を記録するわけです。
10万円のパソコンを買った | −100,000円 (10万円の支出) |
---|---|
依頼があってイラストを描いて5万円頂いた | +50,000円 (5万円の収入) |
「家計簿」と同じと考えてもらうとわかりやすいかもしれません。
つまり、会計というのは、「会社の家計簿」のことですね!
会計をアナログで管理するのは難しい
この「会計」というのは、日々、ノートにまとめていくことになります。
「4月1日に商品Aと商品Bを仕入れて5,820円使った」とか、事細かくです。
ええ……、分かっていますよ。「そんなマメなことなんて無理!」と叫びたいですよね。
断言します。ノートに1つ1つの支出とかを書いて、それを電卓でいちいち計算していくなんて、わたしには絶対にできません。
そこで、わたしが全力でオススメしているのが、パソコン上(ネット上)だけで完結する「会計ソフトfreee」です。
どれだけ便利なのかについては、「メリット」「デメリット」に分けて、今から紹介していきますよ!
会計ソフト「freee」のメリット
ではまずは「会計ソフトfreee」のメリットから紹介しますね。
クレジットや銀行の支払いを取り込める
freeeで最も絶賛するところは、銀行やクレジットカードで支払ったものを自動で取り込めること。
以前は会計ソフトの「弥生」を使っていたのですが、クレジットカードでの支払いもネットで画面を見ながら金額とかをデータで手打ち入力していました。
たとえば、わたしの使っている楽天カードというクレジットカードの場合は、ネットで下のような明細画面を見られます。
会計ソフト「弥生」を使っていたときは、ネット上の画面を見ながら、
手打ち入力していたわけです!!
非効率すぎて、涙が止まりません!
ネット上にあるデータをそのまま「freee」に取り込む
でも、よく考えてみて下さい。
楽天カードのようなクレジットカードの明細や、銀行口座でのやりとりの明細は、今やWEB上で確認できますよね?
……ということは、WEB上に「データ」があるんですよ(もちろん、アカウント(IDとパスワード)がないと見られませんが)。
「freee」の場合は、WEB上にあるクレジットカードや口座のデータを引っ張ってきて、そのデータをそのまま使用するわけ!
この下の画像のようなイメージです。
ただし、契約しているクレジットカードや銀行が、WEB閲覧に対応しているかどうかにかかっています。対応していない場合、カードや銀行を、これを機に変更するもアリ。
ラクなだけでなくミスがない
この「freee」の「自動取り込み機能」ですが、ラクなだけではありません。
もう1つ大きなメリットがあるんです!
手入力だと、数字の入力ミスが必ず発生しますが、データを直接取り込むため、ミスが発生しないということです。
もう……考えた人はステキすぎる!!
金額も勘定科目も自動で入力される
さて、「データを直接取り込める」というメリットには続きがあります。
それが「金額」だけでなく「勘定科目」も自動で入力されるということ!
「勘定科目」というのは、「通信費」とか「交通費」のような、「どんなことに使ったか?」の項目ですね!
会計ソフト「freee」に、クレジットカードや銀行のデータを自動取り込みした瞬間、「通信費」とか「1,382円」というのが勝手に入ってくるんです!!
自動予測してくれる!?
これはfreeeが予測して自動で入力してくれる機能です。
たとえば、取引先が「〜交通」や「〜石油」という名前なら「交通費」にしてくれるような。もちろん、完璧ではなくたまに間違っています。
とはいえ、大手のお店の名前なら、最初から完璧に仕分けしてくれますよ♪
一度入力したものは覚えてくれる
「自動入力が完璧じゃないとラクできないじゃないか!」と思うかもしれませんが、大丈夫です!
1回だけ手直しをしてやるだけで、次回からは、同じ会社からの引き落としは今後ちゃんと補正してくれます。
会計ソフトfreeeは、控えめに言って感動レベルです!!
テンプレートを作っておける
さて「自動登録バンザイ!」な会計ソフトfreeeですが、それでも手入力が必要な場合もあります。
たとえば、クレジットカードに対応していないお店で買い物をした場合です。
百均の「ダイソー」とか、近所のラーメン屋さんとか。
そんなときでも大丈夫です。だって、テンプレートを自分で作って登録しておけるのですから!
自分だけの「テンプレート」を作れる!
「自分だけのテンプレート」と言うと少し分かりづらいかもしれませんね。
テンプレートというのは、「今後も同じ型のものを使うだろう」と予想されるデータを使いまわしすることです(参考: テンプレート(雛形)とは?)。
「テンプレート」の例
たとえば印刷会社に名刺を作ってもらい、その名刺代を支出(現金支払いのため自動取り込みできない)として記録するとします。
この場合、名刺代の領収書を見ながら手入力が必要です。
でも、名刺は消耗品なので、いずれまた入力することが起こりますよね?
そのたびに「あれ? 名刺って勘定科目を何にすればいいんだっけ?!」になるのは簡単に予想できます(笑)。
そこで「テンプレート」です。
一度登録しておけば使い回せる
もちろん、最初は調べる必要がありますが、一度「名刺 = 消耗品費」のようにテンプレートとして登録しておけば、次に入力するときに、選ぶだけで入力できるようになるんです。
上の画像は、自分で登録したテンプレートを呼び出しているところですが、「名刺代」という名前をクリックするだけで、最初から「消耗品費」が入力されている状態になります。
もし、代金が毎回同じであれば、代金もテンプレートに設定しておけます!
テンプレートを呼び出したら、あとは日付と金額だけを変更すればあっという間に完成です!
正直なところ、この機能だけでも十分便利です!
レシートもスキャンで取り込める
上ではテンプレートで入力をラクにするというお話をしましたが、すごい機能があることを忘れていました。
それが、「freee」のスマホアプリを使ってレシートをスキャンできるということ!
スマホアプリでレシートをスキャン
こちらの画像が、アプリでレシートをスキャンしようとしているところです。
「スキャン」っていう言葉を使いましたが、単に写真を撮るだけっ! 超簡単ですよね。
……と、ここまでの説明を聞いて、鋭い方はこんなふうに思うでしょう。
で?? レシート保管がラクになるだけ?
いえいえ、ソレだけではありません。なんと撮影画像を分析して、文字をデータに起こしてくれるんですよ!
日付や金額を自動でテキスト化してくれる
つまり、レシートに書かれている日付や金額をテキスト化してくれるということです。
上の画像の「108円」や「2019-07-22」という文字はわたしは入力していません。わたしはスキャンしただけです!!
ここまで見て、会計ソフトfreeeを使わない理由ってありますか?
WEBサービスなのでどこででも使える
さて、この会計ソフトfreeeが、どれだけすごい「自動取り込み会計ソフト」なのかを説明してきました。
しかも、この「freee」はWEBサービスなので、どのパソコンでもどのスマホ、タブレットでも使えます。
「あのパソコンじゃないとできない!」が無くなるので、とくに個人事業主に向いている機能だと言えますね。
freeeを使ってちょっとしたスキマ時間に会計をする……のような使い方ができるのが最高に便利!
バックアップが不要
上で書いた「WEBサービス」ということと関連しますが、「freee」はWEBサービスであるがゆえにバックアップが不要です。
ほら、エクセルなどを使って、自分のパソコンだけにデータを入れていたら、パソコンの故障ですべてが水の泡になりますよね?
火事や落雷などの災害でパソコンが壊れるという、絶対に防げない事態もありますし!
それを避けるために「バックアップ」を取る必要がありますが、「freee」はつまり「クラウド」で、「freee」のサーバーにデータがあるので、安心です。
自動でバージョンアップされる
わたしが以前使っていた「弥生(パソコンにインストールするタイプ)」は、バージョンアップされるたびに買い直す必要がありました。
そう。1回お金を払ってずっと使えるわけじゃないんですよね。ガッカリしたんですけど、バージョンアップでお金がいるんです。
その度に高いお金が必要で、心理的にもダメージが大きかったです……。
ところが「会計ソフトfreee」だと、自動でバージョンアップもしてくれます。
常に最新の状態で使えるという安心感はうれしいですよね!
チャットでいつでも質問できる
さらに、「freee」の画面の右下には常に「チャットボックス(相談ボックス)」があるんですね。
ちょっとわからないことがあれば、ここにLINEで友達に質問をするがごとく質問できるんですね。
このチャットは電話と違い電話代もかからないし、電話で待ち時間のイライラもないです!
わたしはこれまで10回ぐらい質問させていただきましたが、本当に便利でお世話になりっぱなしです。
営業時間は「平日 10:00〜12:00、13:00〜18:00」です。それ以外の時間には質問できません。
無料で使える
この会計ソフトfreeeですが、なんと無料でスタートできます。
……とはいえ、無料プランだといろいろ制限があるので、有料版をオススメします。
1年契約だと個人事業主プランならたった11,760円(税抜き)ですから。
これ、月額じゃないですよ! 年間です!! 12か月で割るとたったの980円/月になります♪
会計ソフト「freee」のデメリット
さて、「freee」のメリットだけでなく、デメリットも紹介しますね。
お金がかかる
「freee」には無料のプランもありますが、正直なところ有料じゃないと不便なため、有料プランじゃないと満足できないと思います。
つまり、お金がかかるというデメリットが挙げられますね。
でも、ノートに記録したりすることを考えて、ご自分の「人件費」と照らし合わせてください。
事業主は会計以外にやらなければならない業務が山ほどあります。そして時間は有限ですよね?
自分の人件費を1,000円と仮定したとしましょう。
会計をやろうと思うと、年間で10時間以上は余裕でかかりますよね?
ということは、余裕で「自分の人件費分はお金が浮く」ともとらえられます。
年間たった10,000円ちょっとで有能な助手を雇えると考えるといかに安いかがわかると思います!
ネットがつながらない環境では使えない
そして、「freee」には「ネットがつながらない環境では使えない」という特徴があります。
まぁ、今の時代でネットのつながらない家庭、会社を探すほうが難しいと思いますが(笑)。
そもそも、この記事を読めている時点で、ネットが使えているハズなので、これはデメリットになりえませんよね。
まとめ
今回はfreeeを5年以上使っているわたしが、その感動を伝えたくて書きました。
会計を仕事としている人以外にとって、こういう事務作業は1秒でもムダにしないことが大切です。
本当にフリーランスになった最初の日からに会計ソフトfreeeを使っていたらな……と思いました。
freeeは無料で始められるのでとりあえず登録して使ってみることをオススメします。もう全力でゴリ押しです。