こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今朝、衝撃のニュースをネットで見ました。それは、保育園に娘を預ける保護者が「男性保育士に着替えやオムツ替えをさせないでほしい」という意見を持っていることです。
これは性差別なのかという話ですが、どう考えてもねぇ……。
目次
男性保育士に女児の着替えをさせるな!?
わたしが見たのはこんなニュースです。
「男性保育士に娘の着替えや排せつの世話をやって欲しくない」。こんな保護者の意見は、男性保育士に対する「性差別」にあたるのか。千葉市の熊谷俊人市長(38)がツイッターで投げかけた問題提起が、いまインターネット上で盛んな議論を呼んでいる。
全文表示 | 男性保育士に「女児の着替えさせないで!」 保護者の主張は「男性差別」か : J-CASTニュースより引用しました。
女児の着替えやオムツ替えを、男性保育士にはさせないでほしいという保護者からの意見があったそうです。
こ……これはひどい話ですね……。
これは男性差別か?
これって男性差別なんでしょうか? という疑問ですが、
100%男性差別です。
男性=幼児への性犯罪予備軍という偏見からくる性差別ですよ。間違いなく。
会社で「女はリーダーには向いていない……」と、その人の能力を「性別」で勝手に決めつけて昇進させないのと同じですね。
ほかにも外国人を見たら犯罪者予備軍とみなすのと同じです。今だったらちゃんと差別として認定されていますよね。
悪意からではなく息を吸うように差別がある
ただ、このような意見を言う方は悪意を持っていっているのではなく、それを偏見だと知らずに言っているのでしょうね。
日本では性差別が呼吸するように行われているという記事でも書きましたが、差別が文化になっているというレベル。
恐ろしいほど極端な「決めつけ」であることに気づかずに。
たとえば、たった1人の男の子しか育ててないのに「男の子ってやっぱり育てるの大変」
のように言うのって偏見なのをご存知でしょうか?
それって男の子1人を見て言っているわけですよね? もしその子が同じだけ大変でも女の子だったらこう言ってた気がします。
「女の子も大変!」
と。男の子は有無を言わさず「大変」だと決めつけられているんですよね。そもそも性別にかかわらず子育てって大変なのに。
原因を「属性」のせいにすることに慣れすぎている
わたしがこの問題の中で声を大にして言いたいのは、多くの方が原因を「属性」のせいにすることに慣れすぎていることです。
今回の件ですと、「男性 = 幼児への性犯罪者予備軍」というふうに。
何気なくスルーしてしまいそうですが、この結びつけは危険ですよね。ほとんどの男性にその可能性がゼロなのに。
一部の変態が問題なのに、それを「男性」という性別のせいにしているわけですから。これは女性専用車両は男性差別かという問題とも同じです。
日常にあふれている偏見を見直してみよう!
わたしたちの日常には「偏見」が溢れかえっています。おそらくわたしにもそういう偏見はあるでしょう。
大切なのは「この考えは偏見かもしれない」と自分に問いかけられる能力です。能力というか「技能」ですかね。
たとえば運転がひどい車を見て、その運転している人が女性であったとします。そこで「やっぱり女の運転はひどいな……」と思ったとしましょう。
そこで「あれ? これって偏見じゃないかな」と自分に問いかけてみてください。
よくよく考えてみると「実は男性も運転がひどい」と気付けるかもしれません。そこまで気づけたら「運転のひどさと性別は無関係」ということに気づくでしょう。
自分が当たり前だと思っていることも、体験からではなく周りから伝えられただけのことが多いですから。
【補足】ことの発端となる千葉市長のツイート
ちなみにこのネタの発端は千葉市長の熊谷 俊人さんのツイートです。
女性なら社会問題になる事案です。保護者とのトラブル回避から性差による不当な対応をしないよう各保育所に指示、4月からの入所申込みにあたっては「市立保育所は性別に関わらない保育を実施する」ことを明記しました。
質の高い保育、職場環境、両面から見て男性の役割を高めていくことは重要です。— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) January 19, 2017
最終的にはFacebook上で
見事にまとめてくださっています。
この問題を解決に向かわせる提案はこの中にあるのでぜひ読んでください!
熊谷さんはすばらしい方ですね。
今回の事件を知って、わたしは他人事ではありませんでした。
実はわたし、20歳前半のとき、保育士を目指そうと思ったことがあります。だって子どもが好きですもん。
たしか男性の保育士が増えてきて、正式名称が「保母」から「保育士」に変更になった時期でした。
残念ながら当時のわたしは大卒じゃなかったため、資格の受験資格さえ持っておらず諦めましたが(その後大学を出たけど、ネットの方に興味が向いていたので目指さなかった)。
もしわたしがそのときに保育士を目指し、保育士になっていたとしたら……これはまさに他人事ではありません。
保育士としてがんばってらっしゃる男性のみなさん、心から応援しています!
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