男性への差別や被害があまりにも表面化しにくい理由

こんにちは! ヨス(@yossense)です。

女性差別大国の日本ですが、ここに来て多少は意識されるようになってきました。

たとえば2018年にはTwitter上の「 #MeToo 」というハッシュタグが一時的ですがブームになり、性的嫌がらせ(セクハラ)に遭った方たちが発信しやすくなりました。

でも女性差別だけではなく、男性への差別や被害も社会の中にはまだまだ眠っているのをご存じですか?

男性差別がないわけでは決してないのです。

今回は男性差別が表面化しにくいという理由についてお話します。

なぜ男性差別は表面化しにくいのか?

そもそも、男性差別というのは表面化しにくいのです。

なぜ男性差別が表面化されにくいのかを図にするとこういうことです。

ヨス

ううっ……くやしい。上司(←女性)にバカにされた。

日本人

泣くな! 男だろ?! 強くなれ!

ヨス

そうは言うけど、あれは絶対に男性差別だっ! 許せない。

日本人

クヨクヨするなんて男らしくないぞ!

ヨス

……。

このやりとりですが、男性差別が黙殺される原因が凝縮されています。

つまり、何か男性差別的なことを受けたとして発信しても、「そんなこと言うなんて男らしくない」とさらに「男らしさ強制の追い打ち」があるんです。

こうやって、男性は「男性差別」に対する声を失っていきます

「男らしさ」の意味

日本社会にあふれかえる「男らしさ」ですが、どんなときに使われるかちょっと書き出してみました。

  • 「寒い寒い」とうるさい! 男やったらシャキッとせぃ!
  • それぐらいで怒るな! 男らしくない
  • 服装ばかり気にしおって……男らしくない
  • ちょっと汚れたぐらい気にするな! 男だろ?
  • 試合に負けたぐらいで泣くな! 男らしくない
  • フラれたぐらいでクヨクヨするなんて男らしくないぞ!

ここで言われている「男らしい男」を簡単にまとめるとこんな像が浮かび上がります。

絶対に泣かない。細かいことを気にしない。もし気になっても口には出さずグッとこらえる。

これを子どものころからくり返し教え込まれるんですよ。どうですか?

弱音を見せることも許されず、相談もできず……。自殺をする人の7割が男性であることの裏側が見えますよね。

「一国の主」ぐらいの強さを求められる

上で見た「男らしさ」というのは、置き換えてみると「一国の(あるじ)」ぐらいの勢いです。

  • 「寒い寒い」とうるさい! そなたは一国の主となられるお方であるぞ!
  • それぐらいで怒るな! 一国の主らしからぬぞ!
  • 服装ばかり気にしおって……一国の主らしくない
  • ちょっと汚れたぐらい気にするな! 一国の主だろ?
  • 戦に負けたぐらいで泣くな! 一国の主らしくない
  • フラれたぐらいでクヨクヨするなんて一国の主らしくないぞ!

いやー、ピッタリはまりますねぇ。

なんでたった一人の人間が「男」に生まれただけで「一国の主」並の風格を得なければならないのか……。

男がセクハラにあった場合

たとえばある男性が職場で女性の上司に性的嫌がらせ(セクシャルハラスメント)を受けた、妻にDV(ドメスティックバイオレンス: 配偶者暴力)を受けたとします。

男性主体の世の中でありますし、女性からの攻撃はまれです。でも確かに存在するんですよ。

そして、女性からの攻撃が明るみになると「あいつ男のくせにダセぇ!!」となるわけです。「オレも女からのセクハラ受けてみたい」と茶化すアホもいます。

そう。被害者なのに茶化されたり、バカにされたりするのです。

非常に相談しにくいですよね? そんなことなら隠したくなりますよね?

だから「男性への差別」「男性へのセクハラなどの被害」は表面化しにくいんです。

男性差別がなくならない限り女性差別もなくならない

男性差別が表面化されにくいという問題について紹介しましたが、これは女性にとっても大問題なのです。

男性差別がなくならない限り女性差別もなくならないからです。

そもそも、男性差別も女性差別も「性差別」という同じ問題ですよね?

泣いている男の子に向かって「男なのに情けない!」と言うことは、裏返すと「女は泣いても良い(= だって弱いから)」が見え隠れしているんです。

ぜひ日常にはびこっている「男性差別」にもアンテナを張ってみてください。ホントに空気のように存在しているので、女性差別と同じぐらいゴロゴロと出てきますから!

さて、今回は男性への差別や被害が表面化しにくい理由をまとめてみました。

「男らしさ」という幻想を振りかざすのは男だけではありません。母親をはじめとする女性も男の子に対してそういうセリフをガンガン言っています。

少しでも「男らしさの強要」から解放される人が増えればなと思って、こういうことをいろいろと発信し続けていきます。

ちなみに、こんなことを言っているわたしは子どもの頃「女性差別主義者」でした

日本でまっすぐに育つと性差別を身につけるようになるというお話も書いているのでぜひご覧ください。

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