※2020年10月30日追記: 夫婦別姓についての電子書籍を販売いたしました!
こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
日本は女性差別のひどい国です。
ジェンダーギャップ指数でもワーストから数えたほうがはやい国として常連になっています。
そして、さらにひどいことに女性差別をしている男性に差別をしているという実感がないんですよね。
本記事では、日本では性差別が呼吸をするように行われていることについて紹介します。
日本は男性優位?
以前「日本はどちらかと言えば男性優位だと思っている?」というアンケートを見ました(現在は削除されていて元データは見られません)。
内容を簡単に説明すると、次のようなものです。
回答した人の性 | 日本は男性優位だと思う人の割合 |
---|---|
男性 | 63% |
女性 | 78% |
予想どおり、男性のほうが男性優位だと思っていません。たしかに男性も差別を受けていますからね。
とはいえ、比較でいうと圧倒的に女性の方が差別されています。
このようにほぼすべての表などで「男性」を先に出す時点で男性優位なのもわかりますが……。
加害者意識のない男性
そしてもう1つのアンケートが、「男女差別を受けたことがあるか?」というものです。
割合 | |
---|---|
男女差別を受けたことがある女性 | 65% |
女性に男女差別に当てはまる言動をしたことがない男性 | 72% |
女性に「男女差別を受けたことがあるか」と聞くと65%の女性が「差別を受けたことがある」と回答。思ってたより低いですね。
逆に男性に「女性に男女差別に当てはまる言動をしたことがあるか」と聞いた結果に驚愕です。
なんと72%の男性が「差別したことない」と回答したそうです。
これはかなり深刻ですね。
冗談ぬきで、おっさんと話をしてると差別発言を聞かないほうがレアですから。
おおげさに言うと、35%の女性は差別を受けているのに気づいていない。そして、72%の男性は差別をしているのに気づいていないということですね。
女性差別は呼吸するように行われている
なぜこんなに「性差別」に気づかない人たちが日本には多いのでしょうか?
その答えは、日本では差別がすでに伝統や文化の領域になっていて、気づきにくくなっているからです。
たとえば、結婚して夫婦の姓をどちらにしてもいいのに95%のカップルが夫の姓にしているという事実があります。
どちらが姓を変えてもいいにもかかわらずこの結果です。
しかも、女性が姓を変えるのはルールで決まっていると思っていて、夫が名字を変えてもいいという事実すら知らない人もいるほど……。
こういう事実が女性は社会の脇役というイメージを強化させて再生産しています。
「結婚したら女性は仕事を辞める」という思想もそうですね。
相撲の土俵に女性は上がってはいけないとか、女性は天皇になれないとかいくらでも出てきます。
なお、わたしは容姿に関するクレイジーな校則が「セクハラや差別にうとい人」を量産していると考えています。
男性への差別も呼吸をするように行われている
ここで見逃しがちなのは男性への差別も息を吸うように行われていること。
女性差別と男性差別は両輪のようなもので、女性差別がなくなれば男性差別もなくなります。
「女はこうするべき」という考えがあるからこそ、「男はこうするべき」という考えも存在するのです。
「男性を性犯罪者予備軍として警戒する」というのも厳密には差別になりますが、許容されるものだと考えます。
なぜなら、実際に性犯罪を起こすのはほぼ男性で「電車内での痴漢=性犯罪」は頻繁に起こっているから。
こんな状況だと、性犯罪を減らすために女性専用車両を用意するのも1つの手段になるのです。
だからこそ、男性は怒るべきです。
差別を受け入れなくてはならない状況にしている「犯罪者男性」に対して!
「 男 の 敵 は 男 」
— ヨス Yosuke Yano (@yossense) January 31, 2024
って言葉、もっと広がってほしい。
なぜかというと、当の男性たちがこの構造に気づいてないから。
若い女性がチヤホヤされたり、レディースデーや、女性専用車両をネタに女性を攻撃する男性がいるけど、それの原因は全部男性だからな。…
そう。男の敵は男(性犯罪者)なのです。
本記事では、日本では女性差別、男性差別が息を吸うように行われていることについて書きました。
女性は自分が差別されていることを自覚し、男性は差別をしていることをもっと自覚しましょう。
日本では性差別が息を吸うように行われていますから。
Twitterではこの記事のような内容のつぶやきをよくしています。
この記事を気に入った人はぜひフォローしてくださいね♪
「夫婦別姓」の書籍を出版しました!
Amazonの電子書籍で、夫婦別姓についての電子書籍を販売いたしました!
あなたの「想い」を「発信」してみませんか?
もし、この記事を見て共感してくださったなら、あなたも発信してみませんか?
わたしの著書『読まれる・稼げる ブログ術大全』では、ブログをこれからはじめたい人、発信をはじめたいと思っている人に必要な情報がすべて詰まっています。
ただ闇雲に発信するのではなく、「伝わりやすさ」がもっとも重要です。
ぜひ、あなたの考えている「社会のここがおかしい」をブログやSNSで正しく発信しましょう。