【2023年】ジェンダーギャップ指数発表! 日本は世界レベルで「性差別のひどい国」という現実

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

2023年度版の「ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)」が発表になりました(公式のレポートはこちら)。

今回はこのジェンダーギャップ指数の結果、そしてジェンダーギャップ指数ってなに?について紹介しますね。

2023年のジェンダーギャップ指数ランキング

では、2023年のジェンダーギャップ指数のランキングを見てみましょう。

2023年では146か国が調査の対象になっています。日本が承認している国の数は196か国なので4分の3が対象になっていますね。

2023年の日本の順位

2023年の日本のジェンダーギャップ指数のランキングは、125位でした。

スコアは前回とくらべると、0.6500.647に落ちています。

前回が116位だったので、9位も下ちましたね……。

125位がどのくらいひどいのかをわかりやすく伝えると、

下から22位ということです。

性差別のある国ワースト22にランキング
性差別のある国ワースト22にランキング

つまり世界的に見て、日本は極めて男女差別のひどい国であると言えます。

なぜ日本はランキングが低いの?

では、なぜ日本はジェンダーギャップ指数で点数が低くなって、ランキングが低くなるのでしょうか?

ジェンダーギャップ指数は、4つの分野における点数の平均値でつけられます。その4つはこちらです。

  1. 経済活動の参加と機会(Economic Participation and Opportunity)
  2. 教育(Educational Attainment)
  3. 健康と生存(Health and Survival)
  4. 政治的エンパワーメント(Political Empowerment)

日本のこの4つのランキングをそれぞれ見てみましょう。

分野2023年
(146か国中)
2022年
(146か国中)
2021年
(156か国中)
2020年
(153か国中)
経済活動の参加と機会123位121位117位115位
教育47位1位92位91位
健康と生存59位63位65位40位
政治的エンパワーメント138位139位147位144位
総合125位116位120位121位
日本の内訳

特に順位が悪いのは「経済活動の参加と機会」、そして世界の中でワースト10にランクインしている「政治的エンパワーメント」。

とにかく、「決定権のあるポジションや女性議員の数が圧倒的に少ない」という問題が浮き彫りになっていますね。

衆議院の女性議員数は2021年11月のデータでは、45人 / 465人

約10%
なんですよね。

なんだこれ、男女平等を謳っている先進国か本当に?

逆に「10%もいるのか! すごい」と思った場合、10人で森の中を歩いていたら90匹の野犬に囲まれた状況を想像するといいと思います。

10%を図で表現してみた
10%を図で表現してみた

いやー、勝てる気がしませんよね……。圧倒的な数の差です。

日本の周りにランクインされている国は?

では、日本の周りにランクインされている国はどんな国があるのかを見てみましょう。

120位クウェート
121位フィジー
122位コートジボワール
123位ミャンマー
124位モルディブ
125位日本
126位ヨルダン
127位インド
128位チュニジア
129位トルコ
130位ナイジェリア
ジェンダーギャップ指数で日本の周りの順位

人気のあの国や、有名なあの国は入っていませんよね……。

残念ですが、日本に住んでいるわたしたちは「そりゃ日本は差別が多いよな……」と、この順位に納得できるでしょう。

逆に「え? 日本に性差別なんてあったっけ?」と思う方は、こちらの「性差別・ジェンダーのカテゴリ」をご覧ください!

2023年の上位10か国

では、どんな国々が2023年のジェンダーギャップ指数の高い国ランキングで上位に来ているのでしょうか?

性差別の少ない国上位10か国を見てみましょう。

1位アイスランド
2位ノルウェー
3位フィンランド
4位ニュージーランド
5位スウェーデン
6位ドイツ
7位ニカラグア
8位ナミビア
9位リトアニア
10位ベルギー
ジェンダーギャップ指数の高い国上位10か国

北欧の国、そしてニュージーランドが相変わらず性差別が少ないです。

アフリカのナミビア、中米のニカラグアもランクインしていますね。

2023年の下位10か国

では今度は逆に、2023年のジェンダーギャップ指数の最も低い国10か国を見てみましょう。

つまり、性差別が根強い国ワースト10ですね。

137位ギニア
138位ベナン
139位オマーン
140位コンゴ民主共和国
141位マリ
142位パキスタン
143位イラン・イスラム共和国
144位アルジェリア
145位チャド
146位アフガニスタン
ジェンダーギャップ指数の低い国上位10か国

やはりというか、アフリカ、そして中東の国が多いですね。

中東の女性差別関連の事件に対して「けしからん!」と言っている人は多いと思います。

でも、日本は「性差別」に関してはそちら側に近い国だという自覚をもっとみんなが持っておくほうがよさそうです。

日本に馴染みのある国々のランキングは?

では、日本に馴染みのある国々だけをピックアップしたランキングも見てみましょう。

ドイツ6位
イギリス15位
フィリピン16位
スペイン18位
オーストラリア26位
オランダ28位
カナダ30位
メキシコ33位
フランス40位
アメリカ43位
ブラジル57位
タイ74位
イタリア79位
マレーシア102位
韓国105位
中国107位
日本125位
インド127位
エジプト134位
ロシア現在は統計に入っていない
(2021年では81位)
ベトナム今年は統計に入っていない
(2023年では83位)
日本に馴染みのある国々のランキング

東アジアの中国、韓国、日本はどの国も性差別がひどい国ということがわかります。

そのなかでも一番性差別がひどいのが日本なんですよね。

同じアジアでもフィリピンは16位ですね。この差はすごい……。

ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)について

ここまで見てきて、日本は男女平等には程遠い状態ということがわかったことでしょう。

今度は「ジェンダーギャップ指数」についても詳しく紹介します。

ジェンダーギャップ指数とは?

ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)は、自分の国では性差別の度合いがどのレベルなのかを測るための基準です。

毎年年末ごろに「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(Global Gender Gap Report)」というレポートによって、国ごとのランキング形式で発表されます。

発表しているのは、世界経済フォーラム(The World Economic Forum)です。

ジェンダーについてはこちらもご参考に。

順位は「4つの分野」での平均

このジェンダーギャップ指数は4つの分野14項目で算出されます。

4つの分野について紹介しますね。

  1. 経済活動の参加と機会(Economic Participation and Opportunity)
  2. 教育(Educational Attainment)
  3. 健康と生存(Health and Survival)
  4. 政治的エンパワーメント(Political Empowerment)

経済活動の参加と機会

まずは「経済活動の参加と機会」です。2023年の日本は123位/146か国でした。

こちらの項目にわかれています。

  • 労働力の男女比
  • 類似の労働における賃金の男女格差
  • 推定勤労所得の男女比
  • 管理的職業従事者の男女比
  • 専門・技術職の男女比

女性を「劣っている」と思い込んでいる人が多かったり、会社などで決定権のある立場に女性が圧倒的に少ない国は「経済活動の参加と機会」での評価が低くなります。

性別役割分業男は外で働いて、女は家)が根強い国も。

まぁ、日本のことですけど……。

教育

そして、「教育」という分野です。2023年の日本は47位/146か国でした。

「教育」を細分化すると、こちらの項目にわかれています。

  • 識字率の男女比
  • 初等教育就学率の男女比
  • 中等教育就学率の男女比
  • 高等教育就学率の男女比

ちなみに、教育の分野はどの国もほとんど差別がなくなっているため、そこまでひどい順位ではありません。去年は1位でしたし。

ただし、ジェンダーギャップ指数の点数として現れない部分で日本は性差別が存在していますよね。

たとえば、地方では未だに男の子の教育のほうに力を入れたがる傾向は残っています。

「女の子の学歴がよすぎると結婚できない」みたいな考えを持っている人もいるし、実際に自分より学歴の良い女性を嫌う男性もいます。

大学受験で「女子生徒の点数を低くして落としやすくする」のような操作が裏で堂々と行われていたり……。

健康と生存

健康と生存」という分野です。2023年の日本は59位/146か国でした。

「健康と生存」はこちらの項目にわかれています。

  • 出生時の男女比
  • 平均寿命の男女比

どこかの国で女の子が生まれたら殺す……のようなクレイジーな事件を聞いたことがありますが、このあたりは日本は問題が少ないでしょう。

ちなみに、日本は「健康と生存」も同列順位の国がすごく多いので、結果的には59位になっていますが、上位です。

政治的エンパワーメント

政治的エンパワーメント」という分野です。2023年の日本は138位/146か国でした。

これは最後から9位と言ったほうがよく伝わるかもしれません。こちらのツイートでは図解にしています。

「エンパワーメント」とは「権限」のような意味です。細分化するとこちらの項目にわかれています。

  • 国会議員の男女比
  • 閣僚の男女比
  • 国家元首の在任年数の男女比

ざっくりと言うと政治家にどのくらい女性がいるか……ですけど……

これは、どう見ても日本の点数が伸びる気配がありませんよね……。

参考: 世界男女格差指数 - Wikipedia

指数は「1」に近いほど良い

さて、今までランキングでしか紹介していませんが、本当は点数で公開されています。

その点数は、「1」に近いほど性差別がなく、「1」から離れるほど差別があることを示します。

実際に1位の国と最下位の国、日本の点数を比べてみましょう。

アイスランド(1位)0.912
日本(125位)0.647
アフガニスタン(146位)0.405
ポイントでの比較

正直なところ、ポイントで見てもよくわかりませんよね(笑)。

とりあえず、最下位のアフガニスタンとは0.242ポイント差、1位のアイスランドとは0.265ポイントの差があります。

詳細は公式データを見てくださいね。

参考: Global Gender Gap Report 2023

さて今回は、ジェンダーギャップ指数について紹介しました。

日本のランキングを見ると、「女性が輝く日本へ」というキャッチフレーズって一体なんだったんだろうと思うほどですよね。

女性が輝く日本へ
女性が輝く日本へ

ジェンダーギャップ指数の順位が上がらないのは、女性が生きにくい社会であることが原因です。

出生率も上がらないのに「女性が産まないのが問題だ!」と責任転嫁する男性政治家もいるぐらいですから……。

「女性活躍」という言葉が浮いている理由もぜひご覧ください。

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