【2022年】ジェンダーギャップ指数発表! 日本は世界レベルで「性差別のひどい国」という現実

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

2022年度版の「ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)」が発表になりました(公式のレポートはこちら

今回はこのジェンダーギャップ指数の結果、そしてジェンダーギャップ指数ってなに?について紹介しますね。

2022年のジェンダーギャップ指数ランキング

では、2022年のジェンダーギャップ指数のランキングを見てみましょう。

2022年では146か国が調査の対象になっています。日本が承認している国の数は196か国なので4分の3が対象になっていますね。

2022年の日本の順位

2022年の日本のジェンダーギャップ指数のランキングは、116位でした。

前回が120位だったので、上がっているように見えますが実はスコアとしては下がっています

ヨス

スコアは前回とくらべると、0.6560.650に落ちています。しかも、前回は153か国が対象だったのが、今回は146か国に減っていますからね……。

つまり世界的に見て、日本は男女差別のひどい国であると言えます。

なぜ日本はランキングが低いの?

では、なぜ日本はジェンダーギャップ指数で点数が低くなって、ランキングが低くなるのでしょうか?

ジェンダーギャップ指数は、4つの分野における点数の平均値でつけられます。その4つはこちらです。

  • 経済活動の参加と機会(Economic Participation and Opportunity)
  • 教育(Educational Attainment)
  • 健康と生存(Health and Survival)
  • 政治的エンパワーメント(Political Empowerment)

日本のこの4つのランキングをそれぞれ見てみましょう。

日本の内訳
分野 2022年
(146か国中)
2021年
(156か国中)
2020年
(153か国中)
経済活動の参加と機会 121位 117位 115位
教育 1位 92位 91位
健康と生存 63位 65位 40位
政治的エンパワーメント 139位 147位 144位
総合 116位 120位 121位

まず目を引くのは「教育」の1位でしょう。

92位(2021年)1位(2022年)になった理由にはカラクリがあります。

2022年は21か国が1位で、2021年は37か国が1位。

つまり、「教育」の分野ではほとんどの国が平等になっていて、同列1位の国が多いのです。

ヨス

同じように2位、3位も同列順位の国が並んでいますよ。

「経済活動の参加と機会」もひどいですが、「政治的エンパワーメント」では、なんと世界の中でワースト10にランクインしています。

とにかく、「決定権のあるポジションや女性議員の数が圧倒的に少ない」という問題が浮き彫りになっていますね。

衆議院の女性議員数は2021年11月のデータでは、45人 / 465人

約10%
なんですよね。

ヨス

なんだこれ、男女平等を謳っている先進国か本当に?

逆に「10%もいるのか! すごい」と思った場合、10人で森の中を歩いていたら90匹の野犬に囲まれた状況を想像するといいと思います。

10%を図で表現してみた
10%を図で表現してみた

いやー、勝てる気がしませんよね……。圧倒的な数の差です。

日本の周りにランクインされている国は?

では、日本の周りにランクインされている国はどんな国があるのかを見てみましょう。

ジェンダーギャップ指数で日本の周りの順位
111位 バヌアツ
112位 セネガル
113位 グアテマラ
114位タジキスタン
115位ブルキナ・ファソ
116位 日本
117位 モルディブ
118位 ギニア
119位 レバノン
120位 チュニジア
121位 ガンビア

人気のあの国や、有名なあの国は入っていませんよね……。

残念ですが、日本に住んでいるわたしたちは「そりゃ日本は差別が多いよな……」と、この順位に納得できるでしょう。

ヨス

逆に「え? 日本に性差別なんてあったっけ?」と思う方は、こちらの「性差別・ジェンダーのカテゴリ」をご覧ください!

2022年の上位10か国

では、どんな国々が2022年のジェンダーギャップ指数の高い国ランキングで上位に来ているのでしょうか?

性差別の少ない国上位10か国を見てみましょう。

ジェンダーギャップ指数の高い国上位10か国
1位アイスランド
2位フィンランド
3位ノルウェー
4位ニュージーランド
5位スウェーデン
6位ルワンダ
7位ニカラグア
8位ナミビア
9位アイルランド
10位ドイツ

北欧の国、そしてニュージーランドが相変わらず性差別が少ないです。

アフリカのナミビアやルワンダ、中米のニカラグアもランクインしていますね。

2022年の下位10か国

では今度は逆に、2022年のジェンダーギャップ指数の最も低い国10か国を見てみましょう。

つまり、性差別が根強い国ワースト10ですね。

ジェンダーギャップ指数の低い国上位10か国
137位カタール
138位ベナン
139位オマーン
140位アルジェリア
141位マリ
142位チャド
143位イラン・イスラム共和国
144位コンゴ民主共和国
145位パキスタン
146位アフガニスタン

やはりというか、アフリカ、そして中東の国が多いですね。

中東の女性差別関連の事件に対して「けしからん!」と言っている人は多いと思います。

でも、日本は「性差別」に関してはそちら側に近い国だという自覚をもっとみんなが持っておくほうが良さそうです。

日本に馴染みのある国々のランキングは?

では、日本に馴染みのある国々のランキングも見てみましょう。

日本に馴染みのある国々のランキング
ドイツ 10位
フランス 15位
フィリピン 19位
カナダ 25位
イギリス 22位
オーストラリア 43位
アメリカ 27位
タイ 79位
イタリア 63位
ロシア 今回は統計に入っていない
(2021年では81位)
ベトナム 83位
ブラジル 94位
中国 102位
韓国 99位
インド 135位
日本 116位

東アジアの中国、韓国、日本はどの国も性差別がひどい国ということがわかります。

そのなかでも一番性差別がひどいのが日本なんですよね。

ヨス

同じアジアでもフィリピンは19位ですね。この差はすごい……。

ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)について

ここまで見てきて、日本は男女平等には程遠い状態ということがわかったことでしょう。

今度は「ジェンダーギャップ指数」についても詳しく紹介します。

ジェンダーギャップ指数とは?

ジェンダーギャップ指数(世界男女格差指数)は、自分の国では性差別の度合いがどのレベルなのかを測るための基準です。

毎年年末ごろに「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート(Global Gender Gap Report)」というレポートによって、国ごとのランキング形式で発表されます。

発表しているのは、世界経済フォーラム(The World Economic Forum)です。

ジェンダーについてはこちらもご参考に。

順位は「4つの分野」での平均

このジェンダーギャップ指数は4つの分野14項目で算出されます。

4つの分野について紹介しますね。

  • 経済活動の参加と機会(Economic Participation and Opportunity)
  • 教育(Educational Attainment)
  • 健康と生存(Health and Survival)
  • 政治的エンパワーメント(Political Empowerment)

経済活動の参加と機会

まずは「経済活動の参加と機会」です。2022年の日本は121位/146か国でした。

こちらの項目に分かれています。

  • 労働力の男女比
  • 類似の労働における賃金の男女格差
  • 推定勤労所得の男女比
  • 管理的職業従事者の男女比
  • 専門・技術職の男女比

女性を「劣っている」と思い込んでいる人が多かったり、会社などで決定権のある立場に女性が圧倒的に少ない国は「経済活動の参加と機会」での評価が低くなります。

性別役割分業男は外で働いて、女は家)が根強い国も。

ヨス

まぁ、日本のことですけど……。

教育

そして、「教育」という分野です。2022年の日本は1位/146か国でした。

「教育」を細分化すると、こちらの項目に分かれています。

  • 識字率の男女比
  • 初等教育就学率の男女比
  • 中等教育就学率の男女比
  • 高等教育就学率の男女比

「1位! すごいぞ、日本!」と喜びたいのですが、2022年は21か国が同列1位です。

つまり、教育の分野ではほかの国との差があまりないんですよね。

ただし、ジェンダーギャップ指数の点数として現れない部分で日本は性差別が存在していますよね。

たとえば、地方では未だに男の子の教育のほうに力を入れたがる傾向は残っています。

「女の子が学歴が良すぎると結婚できない」みたいな考えを持っている人もいるし、実際に自分より学歴の良い女性を嫌う男性もいます。

大学受験で「女子生徒の点数を低くして落としやすくする」のような操作が裏で堂々と行われていたり……。

健康と生存

健康と生存」という分野です。2022年の日本は63位/146か国でした。

「健康と生存」はこちらの項目に分かれています。

  • 出生時の男女比
  • 平均寿命の男女比

どこかの国で女の子が生まれたら殺す……のようなクレイジーな事件を聞いたことがありますが、このあたりは日本は問題が少ないでしょう。

ちなみに、日本は「健康と生存」で点数としては8位なのですが、同列順位の国がすごく多いので、結果的には63位になっています。

政治的エンパワーメント

政治的エンパワーメント」という分野です。2022年の日本は139位/146か国でした。

これは最後から8位と言ったほうがよく伝わるかもしれません。

「エンパワーメント」とは「権限」のような意味です。細分化するとこちらの項目に分かれています。

  • 国会議員の男女比
  • 閣僚の男女比
  • 国家元首の在任年数の男女比

ざっくりと言うと政治家にどのくらい女性がいるか……ですけど……

ヨス

これは、どう見ても日本の点数が伸びる気配がありませんよね……。

参考: 世界男女格差指数 - Wikipedia

指数は「1」に近いほど良い

さて、今までランキングでしか紹介していませんが、本当は点数で公開されています。

その点数は、「1」に近いほど性差別がなく、「1」から離れるほど差別があることを示します。

実際に1位の国と最下位の国、日本の点数を比べてみましょう。

ポイントでの比較
アイスランド(1位) 0.908
日本(116位) 0.650
アフガニスタン(146位) 0.435

ぶっちゃけ、ポイントで見てもよく分かりませんよね(笑)。

とりあえず、最下位のアフガニスタンとは0.215ポイント差、1位のアイスランドとは0.258ポイントも差があります。

詳細は公式データを見てくださいね。

参考: Global Gender Gap Report 2022

さて今回は、ジェンダーギャップ指数について紹介しました。

日本のランキングを見ると、「女性が輝く日本へ」というキャッチフレーズって一体なんだったんだろうと思うほどですよね。

女性が輝く日本へ
女性が輝く日本へ

ジェンダーギャップ指数の順位が上がらないのは、女性が生きにくい社会であることが原因です。

出生率も上がらないのに「女性が産まないのが問題だ!」と責任転嫁する男性政治家もいるぐらいですから……。

「女性活躍」という言葉が浮いている理由もぜひご覧ください。

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