こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はわたしが若い頃からずっと思っていたことについて。
それは「なぜ世の男性は女性差別や女性蔑視を他人事として考えているのか?」ということです。
セクハラの被害の背景には「男尊女卑」がある
一時期、セクハラを告白・公表するTwitter上で「 #MeToo 」というハッシュタグが日本でも流行っていましたが、見たくないようなひどい日本の現状が可視化されていました。
小6年の時、男性教師の目の前で、女子の身体測定が行われました。上半身裸でした。教師は間近でそれを眺め、子どもたちの乳房の大きさを比べ、平らな体つきの私を嘲笑いました。生意気なこと言ってもぺちゃんこだな、と。その辱めは私を壊しました。一生許さない。 #MeToo
— 小島慶子 (@account_kkojima) 2017年11月27日
#MeToo はあちゅうさんの記事を読んで、書きました。未だかつてないレベルで素の言葉です。▷泣いたサンタの5年後、私も(#metoo)|雪樹(ライター)|note(ノート) https://t.co/nGVBcW88sL
— 雪樹(ライター) (@yuki62533) 2017年12月17日
「高橋まつりさんが亡くなったことどう思う?」「君みたいな容姿が綺麗な人がハキハキ意見を言うのが気に入らない」「女を武器にしている」「化粧が濃い」「スカートが短い」
どれも電通の選考中の言葉です。今まで怖くて黙っていたけれど未来の就活生がこんな想いをしないように声をあげます。 #MeToo— 町田彩夏/まっちー (@Ayaka_m_y) 2017年12月17日
就職活動中の話。
施設を見学した後、人事権のある男性たちに飲みに連れて行かれ、カラオケ店で手を握られたり体を触られたりした。
気持ち悪かったし怖かったけど、就職に影響するかもしれないから我慢した。
結局午前2時まで帰してくれなかった。
一生忘れられない嫌な思い出。#meetoo— さらりー (@sarari_sarari) 2017年12月17日
こういう被害があることは、ほとんどの方が知っていると思います。ただ、現実味はないかもしれません。
実際に周りの人が口に出して言うこともないし、目にすることもない(被害は見えないところで起こっているし)ので。そういう意味でもこの「 #MeToo 」というハッシュタグは現実を可視化するために一躍を担いました。
わたしはこういう事件の背景にあるのは、男尊女卑思想(女性を「劣った生き物」だと思っていること)が根本的にあると確信しています。
「性差別反対!」と声高に叫んでいるわたしですが、子どもの頃は女性差別主義者だったぐらいですから。
くわしくは別記事で書いているのですが、今の社会にいれば女性を下に見るように育ちます。
参考: 性差別反対と言っているわたしは子どもの頃「女性差別主義者」でした
社会がそういうふうに育てていますから。
世の男性は「自分には関係ない」と思っているの?
で、20歳のころからずっとずっと疑問に思っていたことがあるんですよ。それは……
世の男性って、なぜこういう問題を自分と無関係だと思っているの?
……ということ。本当に不思議でたまりません。
- 自分の友達
- 自分の恋人
- 自分の妻
- 自分の娘
- 自分の孫
……といった、まわりにいる大事な女性たちが「同じような被害に遭うかもしれない」と考えたことがないのでしょうか?(もちろん男性が被害者になることもあります)
もしそうだとしたら、想像力があまりにも欠如しすぎでしょう。
もしかして、「女に生まれたのだからそういう被害に遭うのは仕方がない」と、自分の大事な女性より、加害者男性の立場に立って共感するのでしょうか?
「被害に遭うのは妻に魅力があるからだよね♪」「娘が可愛いから事件に巻き込まれるんだよなー♪」とポジティブに受け取るとしたら一刻も早くあの世に旅立ってほしいです。
子どもたちを加害者・被害者に育てるな!
わたしはパートナー(つまり大切な女性)ができてから、女性差別や女性蔑視、性犯罪が絶対に許せなくなりました。
今では娘もいるので、その気持ちは何倍にもなりました。本当に大切だと思う女性が周りにいたら、無関心ではいられなくなるのが当然なのですが……。
一番恐ろしいのは女性自身が「男尊女卑」を当たり前に受け入れ、被害に遭っても自分たちを責めること。現実に起こっていますが。
うちの娘達には「自分たちが劣っている性」だと思い込ませる日本のテレビを出来る限り見せないようにしているし、男尊女卑臭のする言葉を使うことはありません。
結婚したときも、わたしの名字を変更しましたし(旧姓を使用し、夫婦別姓を実行していますが)、家事=女性の仕事という価値観を植え付けないために、夫婦両方で家事をやっています。
性別による差別や蔑視は絶対にあってはならないのです。それを子どもたちに伝え、我々が加害者や被害者を育ててはいけないのです。
さて今回言いたいのは、「女性差別」「女性蔑視」を当たり前に受け入れるなということです。
女性差別は空気のように蔓延しているので、非常に分かりづらいかも知れません。
でも、ちゃんとまわりを見てください。
相手が女性か男性かで態度を変えていませんか? 相手が女性だからという理由でナメてかかっていませんか?
自分の周りの「大切な女性」が、同じようにナメられているという状況を「女性だから仕方がない」と受け入れてはいけません。
ちなみに、こういう日本が合わないと思ったら海外でうまく行くサインでもあるので海外にとりあえず逃げるのもオススメですよ。
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