こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
日本では、レディースデーというものがあります。
女性だけオトクなサービスを受けられるようなサービスで、映画館や、ガソリンスタンド、カラオケなどで見かけますよね。
このレディースデーは性差別になるのでしょうか? 男性差別なのでしょうか?
目次
レディースデーは女性優遇で男性差別なのか?
女性だけがオトクなサービスを受けられる「レディースデー」。
いまだにありますねー。映画館とかガソリンスタンドとかで「レディースデー」やってるところが。
わたしは「レディースデー」という存在に20年以上前から違和感を感じていました。
「レディースデーは女性優遇で男性差別だ! 男性も優遇しろ!」という意見を持つ男性がいますが、実際にはどうなのでしょうか?
結論を言うと、男性差別ではありません。
「差別」とは「ある言動によって、一定の属性を持つ人が不利益を被ることです。
レディースデーの場合、男性は特に不利益は被っていません。

女性が得をしているだけです。
レディースデーは女性をカモにした企画
女性が得をしていると聞くと、男性は「差別じゃなくてもズルいだろ!」と思いますよね?
では、なぜ映画館などが「レディースデー」をやるのかというと、売上が上がるからです。
女性が半額になればカップルもデートとして行きやすいですよね。
男性と行けば男性分は正規の値段で払われるため、映画館は稼げます。
つまりレディースデーは女性を「優遇」しているように見えて、カモにしているだけなのです。
企画的に説得力がなさすぎる
レディースデーは女性優遇でも男性差別でもないとお伝えしましたが、わたしは違う点から嫌悪感があります。
それは、「男性社会」の男性たちが女性をカモにしているような構図だからです。

大げさにいうと女性が男性に操られているような感覚ですかね。
そもそも企画には理由付けが大事です。たとえば「国際女性デー(3月8日)」に女性だけ割引ならまだ理解できます。
なんの理由もないのに毎週金曜は「女性という理由」だけでサービスを割引される。
ここにわたしの嫌悪感、違和感があるのです。
女性はが男性社会のなかで普段の日は軽視されているからなの?
「太っちょデー」や「一重まぶたデー」なんてない
たとえばですが「太っちょデー」や「一重まぶたデー」なんて割引日があるとどうでしょうか?
「当カラオケでは毎週水曜は一重まぶたの人は半額ですっ♪」
こんな企画をやってたら「はぁ? なぜ?」と思いますよね?
「レディースデー」が日本に登場したころは、きっと今よりも女性蔑視はひどかったと予想されます。
そんな時代だったからこそ「レディースデー」というのはセンセーショナルだったのでしょう。
今は時代が変わっているのに「遺跡」のようなこの変なサービスデーが残っていると不自然なのです。
性的マイノリティへの配慮がない
「レディースデー」に対するもう1つ大きな違和感が、性的マイノリティー(参考: LGBTとは?)への配慮がないことです。
男性なのに女性の身体で生まれてきた人、女性なのに男性の身体で生まれてきた人はたくさんいます。
そういう人がレディースデーということを知らずに映画館に入ろうとして「あなたは女性だから割引になります」と言われるとどうでしょうか?
逆に、女性なのに身体が男性の人には「あなたは割引対象じゃありません」と対応されるのです。
いいかげん、この性別を境目にした妙な客引きはやめませんか?
今の時代で「レディースデー」を継続させているのは「うちの企業は人権意識ゼロだぜ♪」とアピールしているのと同じですよ。
さて、今回は「レディースデー」についてずっと思っていることをまとめました。
実際のところ「一重まぶたデー」とか「太い人デー」とかあったら人権問題に発展しそうですよね。割引する理由がありませんから。
そのくらい「レディースデー」には問題を内包していることにお気づきを。
そして「女性だから割引」という説得力にかける企画に安易に乗るのもやめることをオススメします!
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