「キメハラ」とか……「ハラスメント」という言葉が軽くなりすぎている件

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

ハラスメント」という日本語を知っていますか?

もしかすると「なにソレ?」と言われるかもしれませんが、「セクハラ」「パワハラ」という言葉は知っていると思います。

それがあまりにも軽く使われすぎていて、最近では「キメハラ」なんて言葉を知りました。

これは、かなり問題だなと思っているので、その理由をまとめます。

「キメハラ」って言葉を知ってますか?

先日Twitterを見てて知ったのですが「キメハラ」という言葉があるそうです。

「キメ」というのは、『鬼滅(きめつ)の刃』のことで、大人気のマンガ、アニメのタイトルですね。

わたしも読んでいますが、おもしろいマンガです。

で、「キメハラ」の「ハラ」というのは「ハラスメント」のことです。

元々は英語の単語で「harassment」と書き、「迷惑行為」「嫌がらせ」のことを指します。

つまり、「キメハラ」というのは、『鬼滅の刃』を好きな人にこんなふうに言われることでしょう。

友人

え? おまえ、「鬼滅」見てないの? やばくね?

さらにはこういう状況になることも「キメハラ」なのでしょうか?

誰かさん

いいから、「鬼滅」を見ろよ! コミックス持ってるから貸してやる!(←読みたくないのに無理やり

つまり、強引な人のことか。でも、こういう人、昔からいっぱいいますよね……。

ぜんぜん興味のないアイドルのCDを無理やり貸してきたり、興味のないドラマの話についていけなかったら「絶対ハマるから見ろって!」と言ってくる友人。

「カラオケにいったらスカッとするから行こうぜ」と、行きたくないのに無理やり誘ってくる友人。

自分の好きなものを興味のない人に無理やりすすめるのは正直なところウザいです。

ヨス

ただ、わたしの場合、それが元で椎名林檎のファンになった経験もありますが(笑)。

乱用されている「〜ハラ」というカタカナ語

さて、この記事でなにが言いたいのかというと、〜ハラ」という言葉が日常で乱用されてきていることについてです。

たとえば、ネットで調べてみると「〜ハラ」という言葉は40個ぐらいあるみたいです。見てみると「本当に使われてるの?」というようなものばかり。

そのなかでも、まだ有名なものはこちらの2つでしょうか。

アルハラ
「アルコール・ハラスメント」の略で、飲みたくないのに酒を「飲め飲め」と言うような嫌がらせ。
マタハラ
「マタニティ・ハラスメント」の略で、職場などで妊娠が発覚した人に対する嫌がらせのこと。

この2つですが、正直なところ、「パワーハラスメント」という言葉でいいんじゃないですか?

わざわざ細かく作ることで、言葉が軽くなっています。

「麺類をすする音をたてること」を「ヌーハラ(ヌードル・ハラスメント)」なんて書いているサイトもありますが、これ、ジョークじゃないの??

ヨス

そういや、ブラッドタイプ・ハラスメントというものもありますね。

ジョークに見えるのが問題

そうなんです。ジョークに見えてしまうのがそもそも問題です。

本来、「ハラスメント」は「セクシャル・ハラスメント」のように、人権を侵害するような「犯罪行為」に使われます

それが、「ヌーハラ(ヌードル・ハラスメント)」とか「エアハラ(エアコン・ハラスメント)」とか、……ふざけているんでしょうか?

ここまで来ると、こんなふうに軽く「〜ハラ」という言葉が使われそうです。

ヨス

コンビニ行こー!

誰かさん

めんどくせー。

ヨス

行こー! コンビニ行こーよー!

誰かさん

それ、
「コンハラ」かよ!(笑)

ほかにも、ポッキーに対する愛について語る友達に「ポキハラかよ(笑)」と軽々しく言うようになりそうじゃないですか?

というか、すでにそういうふうに「ジョーク」として使っているのを聞いたことがあります。

軽々しくジョークで使われることで、「犯罪行為」である「ハラスメント」に対するイメージが軽くなるんです。

そもそも「セクハラ」や「パワハラ」もジョークで使う人がいる

そもそもですが、犯罪行為である「セクハラ」や「パワハラ」もジョークで使われることがあります。

たとえば、男性社員同士の会話で上司が下ネタを言って、部下が笑いながらこんなことを言っているのを見たことありません?

誰かさん

課長、そんなこと言ってたら「セクハラ」って言われますよ!(笑)

いやー、問題すぎでしょ?!

「セクハラ」がジョークとして、笑いのタネとして使われるとかヤバすぎです。

もはや、その犯罪自体も軽く感じられるようになっている気がしませんか?

冒頭で紹介した「キメハラ」なんて、「ハラ」の意味が「人権侵害の犯罪行為」から「押し付けがましい行為」レベルにまで軽くなっています!

カタカナ語も軽い

本来「カタカナ語」というもの自体が軽いのです。

日本語のなかでもカタカナの言葉よりも、元々ある日本語の言葉のほうが重く聞こえることをご存じでしょうか?

たとえば、「殴る」をカタカナ語で「パンチする」というと、軽く聞こえません?

「お店が開店します」と言うより「お店がオープンします」と言ったほうが軽く聞こえませんか?

もちろん、すべてに適応するルールではないと思いますが、カタカナ語のほうが軽く聞こえる傾向はあります。

「セクハラ」と呼ばずに「性的迷惑行為」と呼んでいれば、ここまで軽々しく使われなかったはず。

そもそも、ジョークなんかで使われるような軽々しく使う言葉ではないのです。

「嫌がらせ」のレベルがかなり低いものや、「ラーメンをすする音」のような「悪気のないもの」に「〜ハラ」という言葉を使うのはやめましょう!

さて、今回は「キメハラ」という言葉を取り上げて、「〜ハラ」という言葉の問題点について紹介しました。

こうやって考えてみると、言葉ってすごく大切ですよね。

言葉の意味を軽くさせるために、政府やマスコミなどがあえて軽い言葉を作ることも普通に行われていそうです。

怖いですね……。

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