こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回は、日本のメディアやサブカルチャーについてです。
いつも思うのですが、あまりにも今の現状を投影させるだけで終わっているということ。
時代は「令和」になっているのに、性差別、偏見、人権意識に関する表現は昭和から変わっていないというお話をします。
「男性は家事に向いていない」とういう表現
たとえば、わたしがすごく気になるのは、「男性は家事育児に向いていない」という表現です。
その表現に悪意があるのかどうかは判断できませんが、現実を投影しているだけという意識なのかも知れません。
たとえば、アニメやマンガなどでこんな表現を見たことがありませんか?
- 男性が家事などをやる
- ……でも、うまくいかない
- そこで、女性が登場してきて「しょうがないなぁ」的な表現

『サザエさん』でも、よく見かける定番表現ですよね。
現状を表現してなにが悪い?
こういう話をすると「え? だって実際、そうじゃん。何が問題なの?」と言う方もいると思います。
現状としてはそうかもしれませんが、今の日本人男性が女性よりも家事ができない(というイメージ)のは、圧倒的な経験の差です。
なぜ日本の男性が家事の経験を積めないのかというと、そういう環境だからでしょう。
親も社会も、女の子は「女の子だから」という理由だけで、そういう経験を能動的に積ませているんです。
そこに、TVをはじめとするメディア、マンガのようなサブカルチャーが拍車をかけてきます。
- 女は料理をしろ
- 女は家事をしろ
- 女は子育てをしろ
……こんなメッセージを発信しまくっていますよね。
TVなどで「男性が家事が下手(という偏見)」を発信しまくっていたら、子どものうちから「そういうもの」として刷り込まれることが問題なんです。
子どもって純粋で、「へーそうなんだ!」と受け取りますからね……。
そして大きくなって、その価値観をまた子どもに伝えたり、そういう表現をメディアで作ることになるのです。

まさに「負の再生産」「負のスパイラル」ですね……。
現状ではなく「そうあるべき」を見せて
上の例ですが、これは逆を言うと、こちらのようなメッセージにも受け取れちゃうんです。
- 男は料理をしなくてもいい
- 男は家事をしなくてもいい
- 男は子育てをしなくてもいい
メディアは現実をそのまま投影させているのではいけない理由がここにあります。
メディアやサブカルチャーは娯楽です。
それと同時に子どもたちを始め、人間に「影響を与えるもの」でもあります。
わたしのような個人ブロガーでさえ人に影響を与えることがあるのですが、TVなんかだとその影響力は絶大ですよね……。
現状として、当たり前になっている表現にも、未来のある表現に変えていってください。
とりあえず、真っ先にやってほしいのはドラマやマンガの中で男性が女性に対して使う「お前」という表現からですね。
目下から目上には絶対に使えない表現を、男性女性に当たり前に使うのはマジで問題ですから……。
サザエさんのお話が少し出ましたが、これも時代劇のような感覚で子どもに見せるのはいいと思うんです。
「こんな時代もあったんだね」と理解できますから。でも、そうじゃないですよね。
今の時代にリンクしている表現がありまくりです。携帯電話が出てきたり、スカイツリーが出てきたり。
電子機器だけではなく、人権意識も進化させていってください。
もしくは、男尊女卑感を今後も醸し出し続けるのなら、昭和の時代にはなかったものは出さず、「昭和くささ」をもっと全面に出してほしいです。
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