性差別を感じない人は「自分の嗜好」と「世間の期待」がたまたま一致している運のいい人

こんにちは! 性差別反対主義のヨス(プロフィールはこちら)です。

「日本には性差別はない」という意見を持っている人がいますが、実際のところどうなんでしょうか?

結論から言うと、性差別は蔓延しています。でも、なぜ「性差別がない」という認識を持っている人がいるのでしょうね?

それは、「自分の嗜好と世間の期待が一致しているから」なんですよね。

今回は、性差別を差別と感じられない人は超ラッキーな人なんだよというお話です。

日本には性差別はない??

性差別に関していっぱい発信しているこのブログですが、たまに「日本には性差別はないだろ? 何言ってるんだ?!」のような反論メッセージをいただくことがあります。

はたして、「日本には性差別がある」「日本には性差別はない」のどちらが正しいのでしょうか?

正直なところ、両方とも「感じ方」としては間違っていません。その人の感じ方で答えは変わってきますからね。

でも「日本に性差別がある」と感じる人が実際にいるので、結論としては「日本には性差別がある」になります。

ヨス

ちょっとややこしいな(笑)。

「性差別」を性差別と感じない人がいる

人間には多様性がありますよね。

そのため、ひとりひとりの感じ方はどんな事象に対しても違います。

ヨス

下手すると180度違うということもよくあるんですよね。

たとえば、「ゲームはすばらしい」という人もいれば「ゲームなんてしてるとダメ人間になる」と言う人もいます。

それと同じで、「女ばかりがお茶くみをするのは女性差別だ」と感じる人もいれば、「お茶くみをするのは女の幸せ」という感じ方をする人もいておかしくないでしょう。

つまり、性差別を性差別と感じない人がいても当たり前なのです。

「ある特定の人が現状に満足している」=「性差別が存在しない」では無い

つまり、「今の日本に性差別はない」と言える人は、「性差別」が苦痛やストレスになっていないということですね。

たとえば、結婚したら女が姓を変えるべきという同調圧力も、夫の姓になるのが女の幸せと思っている人には差別として受け取られません。

女は男を立てるべきという風習(参考: 男尊女子)も、夫のことを「主人」と呼ぶ風習も、それを肯定的に捉えられる人にとっては問題ありません

ただ、ここで大切なのは「ある特定の人が差別を感じない」=「性差別が存在しない」では無いということ。

世の中には同じ事象に対して「差別だ」「不公平だ」と思う人がいるということを知っておきましょう。

つまり「日本に性差別は無いだろ! お前はバカか?!」と言うのは確実に間違っていると言えます。

ヨス

それは単に「多様性を許容していない」ということになりますから。

差別を差別と感じない人は運が良かっただけ

思うのですが、差別を差別だと感じない人はラッキーなんですよ。

差別を認識しやすい言葉に「男らしさ」「女らしさ」がありますよね。

わたしは、日本社会に求められる「男らしさ」は不愉快だし、自分に合ってないし、目指すべきところではないと分かっています。

ヨス

でも、若い頃はいろいろと嫌な思いをしてきました。

たとえば、バカな体験を自分がしたことを話したときに、女性の中には「男ってバカだねー」のような言い方をする人がいますよね。

これ、完全に男性差別なんですけど、すごくイラッと来て文句を言ったとしても「文句を言うのは男らしくない(男だったら笑い飛ばすべきだという圧力)」がありますし。

男性への差別は表面化しにくいという問題もあります。

このエピソードを見て「え? それはヨスがおかしいだろ。気にしすぎだろ」みたいに思う人はいると思います。

そういう人は、現代の日本社会の中で期待される「女はこうあるべき」「男はこうあるべき」という姿と、自分の考えがうまく一致しているということですね。

まとめてみるとこういうこと。

【例】世間の期待
  • 男は働いて一家の大黒柱であるべき
  • 女性は子どもを生んだら家事育児ぜんぶ受け持つべき
【例】本人の嗜好
  • 男は仕事で成功してこそ一人前だ!
  • 結婚したら家事育児をする女性がステキ

この2つが一致している人は、差別を差別と受け取ることなく生きていける「本当に運がいい人」なんですね!

以前「化粧」についてのアンケートをとった

以前、Twitterでアンケートを取ったことがあります。

内容は、こんな「化粧について」のアンケートでした。

なんと、「女は化粧をするべき」という圧力がなければ化粧はしたくないという人が半数
もいました。

932票も集まったので、割とリアリティがあると思います。

化粧という風習1つをとってみても、人によってはこんなに意見が分かれるということを、「性差別なんて存在しない!」と思っている人は気づいてください。

さて今回は、「自分の嗜好と世間の期待が一致している人は運がいい」というお話でした。

わたしは残念ながら、まったく一致していなかったのでたくさんの嫌な目に遭ってきました。

今は集団社会に属することもなく、そういう人と接触する機会がないので、生きるのがラクですが。

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