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こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
リッチモンドと言えば中華料理が美味しいということで有名ですよね。
わたしは半年ほどカナダのリッチモンドに住んでいたのですが、すっごく住みやすいところです。
今回は、カナダのリッチモンドについて、ありったけの情熱を込めて紹介したいと思います!
カナダのリッチモンド(Richmond)について
カナダにあるRichmond(リッチモンド)という町ですが、どんな町なのでしょうか?
実際に住んでいたわたしがまとめますね。
リッチモンドのある場所
カナダのRichmond(リッチモンド)という町は、カナダの西部にある市の名前です。
「Greater Vancouver(グレーターバンクーバー)」、もしくは「Metro Vancouver(メトロバンクーバー)」と呼ばれる首都圏内です。
州で言うと、ブリティッシュコロンビア州となります。

ちなみに、ビクトリアが州都です。
日本とリッチモンドの時差
リッチモンドはブリティッシュコロンビア州なので、日本との時差が-17時間あります。

日本よりも17時間遅いという意味ですね。
サマータイム時には時差が -16時間に
カナダにはサマータイムがあります。
夏季に1時間、時間をずらす政策です。期間は「3月の第2日曜日 午前2時 〜 11月第1日曜日 午前2時」の間です。
この間、ビクトリアと日本の時差は-16時間になります。
こちらの画像は5月の頭に20:00に投稿した写真ですが、明るすぎますね(笑)。
6、7月になると21:00を過ぎても明るいレベルです。
リッチモンドの気候
リッチモンドの気候は西岸海洋性気候です。

上の黄緑の部分がそうなのですが、世界の中ですごく限られた地域だけなんですね。
気候的にはこんな特徴です。
- 夏はそれほど暑くならない(湿度が低いのでジメッとしない)
- 冬は暖流や偏西風気圧配置の影響で高緯度の割には温かい
- 1年を通して気温差が少ない
- 雨量は少なめ(冬季は雨が続くけど)
ぶっちゃけですが、わたしは地球上で最も過ごしやすい気候が西岸海洋性気候だと思っています。
子どものころから、そんなところに住んでみたいと憧れてました。
リッチモンドの特徴
ではリッチモンドの特徴をまとめましょう。
- 移民が多く、その中でも中国人の割合は50%以上。
- 日本のじめっとした暑さがなく、気候がすごしやすい
- 移民が多いので外国人にとっても住みやすい
- 中国人の富裕層が多いので治安が非常に良い
- 中心地からから車で15分ぐらい行けばど田舎になる
- ショッピングモールが駅ごとにある
- 日本人とゆかりのあるスティーブストンという町がある
- バンクーバー国際空港がある
- 公園など子ども向けの施設が非常に多い(スケートリンクも3つある)
- バスが発達している(参考: カナダのバスについて)
- 日本食が何でも手に入る
この中でも特徴的なのは、移民が多くて中国人が多いということ。
バンクーバーが日本人だらけというのは大嘘なのですが(実際の日本人率は1%程度)、リッチモンドに中国人が多いのは本当です。だって、50%以上ですからね(笑)。

「中国人が多い」と聞くと、ネガティブなイメージを持つ方もいますが、とんでもない!
同じアジア人ということで、日本人は思いっきり恩恵を受けています。その中でも特筆したいのは、日本の食材がどんなものでも手に入るということ。
ぶっちゃけですが、リッチモンドはカナダで一番日本人が住みやすいのではないかと思うレベルですよ。

上の画像は、リッチモンドのBrighouse(ブリッグハウス)駅のビーバーのオブジェクトです。
このBrighouse(ブリッグハウス)駅は、最終の駅になっていて、その線路の端っこでビーバーが線路を工事中のように見せかけています。
面白いですねぇ。ちなみにビーバーはカナダを象徴する動物です。
リッチモンドの面積・人口・人口密度
ではリッチモンドの町としての規模など、データで見てみます。
1リッチモンドの面積
リッチモンドの面積は128.76 km²です。

富山県砺波市や三重県名張市ほどの大きさだそうです。
ちなみに東京23区の面積は627.57km²です。
2リッチモンドの人口
リッチモンドの人口は2017年の統計では22.7万人です。茨城県つくば市と同じぐらいの人口だそうです。
東京23区の人口が963万人ですが、多すぎですね。
移民が多い市で、中国人の割合は50%以上となっています。
3リッチモンドの人口密度
リッチモンドの人口密度は1,354.9 人/km²です。

お隣のバンクーバー市の人口密度は5,492.6人/km²ですので、だいぶ自然が多い感じでしょうか。
比較するのもアレですが、東京23区の人口密度は15,364人/km²。日本の人口密度は狂気じみてますね……。
リッチモンドへの移動手段
日本からリッチモンドへは、飛行機で9〜10時間ほどで行けます。そして直通で行けますよ!
あまり知られていませんが、カナダで有名な「バンクーバー国際空港」は、「バンクーバー」という名前なのにリッチモンドにあるんですよね。

千葉にあるのに「東京ディズニーランド」的な(笑)。
1リッチモンドへの電車
バンクーバー国際空港からリッチモンドの都心地には「スカイトレイン」という電車が出ています。

バンクーバー国際空港から直接つながっているので、簡単に乗れますよ。

ただし、空港から出ているどの電車も、行き先はバンクーバーのダウンタウンにある「Waterfront(ウォーターフロント)」駅なので、乗り換えが必要です。
「Bridgeport(ブリッジポート)駅」で、「Richmond Brighouse(リッチモンド・ブリッグハウス)」行きの電車に乗り換えましょう。
なお、バンクーバー版Suicaである「コンパスカード」があると便利だし安いです。

2リッチモンドへのバス
リッチモンド市内はバスも発達していて、たくさんの路線があります。

市内のどこまででもバスで行けるはずですよ♪
その際にも上で紹介したコンパスカードがあるとかなり便利です。……というかリッチモンドでバスに乗るときには必須です。
リッチモンドのステキなところ
今度はリッチモンドのすてきなところをアツく語りたいと思います。
半年住んでみたわたしが言いますが、本当に「住みやすい」町です。
とにかく治安が良い
リッチモンドの素敵なところといえば、とにかく治安が良いことです。

夜に女性が1人でウロウロしている姿は頻繁に見かけますし、わたしもよくウロウロしていました。
その際に「危険」を感じたことは一度たりともありません。 17 年以上住んでいる友達も同じようなことを言っているので間違いないですね。
日本料理の材料が手に入る
そして、日本料理を作るときの材料が手に入ること。
いえ、「手に入る」なんて言葉ではそのスゴさは伝わりづらいかもしれません。だって何でも手に入りますから!
とくにこちらの2つのスーパーは凄まじい品揃えです。

もちろん、それなりに値段はしますが、食材、ドレッシング、薄切りの肉など、本当になんでもあります。
中華料理が美味しい
そして、中華料理が美味しいという特徴です。これは有名ですよね。

中華系の人が50%を超えるリッチモンドらしい特性ですよね。
オススメのお店は「Dinesty(ダイネスティ)」です。
ショッピングセンターが多い
そして、ショッピングセンターが多いことも、リッチモンドの特徴です。

なんと言っても、3つの駅に連続してショッピングモールがありますからね。
ここでは、リッチモンドにある3つのショッピングセンターを紹介します。
1リッチモンドセンター
まずは、なんと言っても「リッチモンドセンター」でしょう。
リッチモンドの中心地でもある「Brighouse(ブリッグハウス)」駅のすぐ目の前にある大きなショッピングモールです。

若者向けのファッション店舗も取り揃っているし、ユニクロや無印良品もあるのでかなりオススメですよ。
2ランズドーンセンター
Brighouse駅の隣駅であるLansdowne(ランズドーン)駅から出て少し歩いた所にあるのが「Lansdowne Centre(ランズドーンセンター)」です。

ここはショッピングモールというよりも商店街という雰囲気で、中国系のお店が多いです。
でも「トイザらス」や「Best Buy」のような大手のお店もあって、生活で必要なものはなんでも揃いますよ。
あと、中華系の大手スーパーである「T&T」は見逃せません!
3アバディーンセンター
さらにランズドーン駅の隣駅である「Aberdeen(アバディーン)駅」には、「Aberdeen Centre(アバディーンセンター)」というショッピングモールがあります。

ここもランズドーンセンターのような中国系のお店が多いですが、こっちのほうが洗練されています。
わたしは、駅から繋がっている「アバディーンスクエア」を「アバディーンセンター」と勘違いして、「なんか寂れてるな!」と思ってました(笑)。
子ども向けの施設やイベントがたくさん
リッチモンドは、子ども向けの施設、公園やイベントが非常に多いです。

しかも、どの公園も質が高くて、遊ばせる場所にこまることはありません。
特にオススメはスティーブストン・コミュニティ・パーク(Steveston Community Park)。
水遊びあり、線路あり、遊具もいっぱいあるし、図書館やプールもあるという最強の公園です。
ほかにも、プール、トランポリン場、ゴーカート、ボウリング場とあらゆる遊び場があります。

その中でもスケート場は尋常ではありません。3つもありますからね……。

空港にも都会にも田舎にも近い
上でも書きましたが、リッチモンドにはバンクーバー国際空港があります。
そのため、電車でも30分以内、タクシーでも$10で都市部まで行けます。つまり、地理的にすごく便利なところなんですね。
しかも、バンクーバーのダウンタウン(一番栄えているところ)までも電車で30分ほどで行けます。

そういうことを聞くと、「都会なんだな」と思われそうですが、そうではありません。
駅の周りにはショッピングモールがあったり、カジノ(Bridgeport駅)があったりと発展しているのですが、少し離れると田舎を楽しめますよ♪

野生の動物も町中にフツーにいます。エゾリス、ウサギ、カナダガンなど、どこに行ってもいますよ(笑)。

リッチモンドの田園風景を撮影した動画もあるので、こちらも見てみてください。
リッチモンドでオススメの観光地
ではリッチモンドでオススメの観光地を紹介しますね。
Steveston Harbour(スティーブストン・ハーバー)
港のあるスティーブストンという村がリッチモンドの南東にあります。
この地域は景色もよく観光地として大人気です。とくに「Steveston Harbour(スティーブストン・ハーバー=港)」はオススメです。
そこにあるスティーブストンのフィッシャーマンズ・ワーフには新鮮な魚を売っているのが見られます。

買わなくても楽しめますよ。
あと、7月1日のカナダデーにはスティーブストンで、サーモンフェスティバルというお祭りが開催されます。

朝のパレードから夜の花火まで一日中いられますよ。
Riverport(リバーポート)
リッチモンドの南東に「Riverport(リバーポート)」というエリアがあります。
ここはびっくりすることにこんな遊び場が固まっているんですよ。
- スケート場
- ボウリング場(Lucky 9 Lanes)
- トランポリン場:(Extreme Air Park)
- 映画館
- レーザータグ
- プール(Watermania)

これはすごすぎやろ!!
広大な敷地に遊び場が集まっていますよ。
こちらはボウリング場。

トランポリン場。

そして、プール。

とりあえず、子ども連れの方なら外せない場所ですよ!
しかも、このリバーポートの敷地内にホテル「ホリディイン」もありますので、そこに泊まれば最高ですね。
ただ、旅行の場合は都心部からは遠いのでリッチモンドで車をレンタルするのは必須になりますが。
Iona Beach Regional Park(アイオナ・ビーチ・リージョナル・パーク)
そして、個人的に超オススメなのが「Iona Beach Regional Park(アイオナ・ビーチ・リージョナル・パーク)」です。
こんな道をひたすら歩いていくだけなんですけどね(笑)。

片道4kmなんですけど、このシチュエーションが面白いんですよ。
Googleマップで見るとこんなふうに、海の中に伸びた細い一本道なんです。
わたしのように運動不足の方には大変だと思いますが、いい運動になりますよ。

360度海の景色も素敵ですし。
River Rock Casino Resort(リバーロック・カジノ・リゾート)
リッチモンドには「River Rock Casino Resort(リバーロック・カジノ・リゾート)」というカジノもあります。

Bridgeport(ブリッジポート)駅からすぐに行ける立地です。
「カジノってどんなところか行ってみたい」というノリで行ってきました(笑)。

アジア人はただでさえ若く見える上に、わたしはその中でも若くみえるので、身分証明書を見せても「もう1つ見せて」と言われ困りました(笑)。
「見た目が若すぎる」と言われましたが、そんなこと言われても困るぞ……。
ちなみに、中国人が多いので、スロットなども中国っぽいイラストのものが多かったです。

写真撮影は、ポーカーとかをやっているテーブルの上が写らないように撮るのだったらOKと言われました。
個人的には、カジノはぶっちゃけ興味ないので、もう行かないと思います。観光がてら行ってみてください。
Richmond Night Market(リッチモンド・ナイト・マーケット)
リッチモンドの夜といえば、Richmond Night Market(リッチモンド・ナイト・マーケット)でしょう。

5月中旬 〜 10月中旬の間だけ、金・土・日曜日だけ開催される屋台ですね。19:00 から真夜中までやってます。
まぁ、リッチモンドの真夏は9:00を過ぎないと日が沈まないので、「ナイト」という名前ですが、明るい時間が多いです(笑)。

リッチモンドという土地柄もあって、中国だけでなく日本の屋台も多くてビックリしました。


いやー、カナダでたこ焼きを食べられるとは(笑)。
場所は、Bridgeport(ブリッジポート)駅のすぐ近くですよ。
詳しくはこちらをどうぞ。
Richmond Nature Park(リッチモンド自然公園)
そして、Richmond Nature Park(リッチモンド自然公園)です。
ここは遊ぶための公園ではなく、自然を楽しみながら散歩できる「自然公園」です。
こちらは動画でも紹介しています。
Richmond Olympic Oval(リッチモンド・オリンピック・オーバル)
そして、バンクーバーオリンピックが行われたRichmond Olympic Oval(リッチモンド・オリンピック・オーバル)です。

ここは娘がバスケの集中講座に通うために来ただけですが、あとから聞くとミュージアムみたいになっていたそうです……。
「Richmond Olympic Experience(リッチモンド・オリンピック・エクスピアリエンス)」というオリンピック競技の疑似体験ができる施設にもなっていて、こんな感じのものがあるみたい。

これは北海道の「札幌ウインタースポーツミュージアム」での画像ですけど、イメージは伝わりますかね。
あと、個人的にはここのトイレの標識は注目です。

なんと、金メダルをつけてる(笑)。
【オマケ】Garden City Lands(ガーデンシティ・ランズ)
最後にオマケとして、Garden City Lands(ガーデンシティ・ランズ)を紹介します。

なぜオマケなのかと言うと、まだ完成していないからです。

上の写真のような広大な敷地には現在、何もありません。
毎年8月にはこんなイベントは開催されていますが、それぐらいですかね(笑)。

「Farm Fest at Garden City Lands」という、農場系のお店が集まってる屋台イベントです。
ちなみに、ガーデンシティ・ランズは2〜3年後にはできる予定という話ですが、このペースだと10年はかかるだろうと見ています(つまり2030年ぐらい?)。
実際にガーデンシティ・ランズの近くにある大手スーパーの Walmart(ウォルマート)も「できるできる」と言いながら10年待ったそうです(笑)。
ただ、今の段階でも散歩コースとしてはオススメできますよ。何もないけどね。
さて、今回はわたしが住んでいたカナダのリッチモンドという街を紹介しました。
ブリティッシュコロンビア州といえばバンクーバーが超有名なため、リッチモンドを知っている人はなかなかの「通」かもしれませんね。
でも、その治安の良さと住みやすさで、中国人がどんどん移民してきています。
マンションもどんどんできているので、カナダに移住したいと思っている日本人にはゴリ押ししたいです!!

この記事、おもしろかったわ。ほかに似た記事ないん?

「リッチモンドのカテゴリ」にあるきん、そっち見てや。