こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
文字を入力していてカーソル(キャレット)を動かすとき、矢印キー(↑↓←→キー)を使っているのではないでしょうか?
カーソル(キャレット)とは?
この右にあるのがカーソル(キャレット)です→
キーボードによっては矢印キーが位置的に押しにくく使いづらいんですよね。
ところがMacには、もっと便利なショートカットでカーソルを動かせるのです。
本記事では、Macに備わっているカーソル移動のショートカットの紹介と、カスタマイズする方法を紹介します。
目次
Macに備わっているカーソル移動のショートカットとは?
Macに備わっているカーソル移動のショートカットとは、どのようなものでしょうか?
カーソル移動のショートカット
こちらの表のショートカットになります。
カーソルの動き | ショートカット | 覚え方 |
---|---|---|
右 | Ctrl+F | 「前へ」は「Forward」だから |
左 | Ctrl+B | 「後ろへ」は「Back」だから |
上 | Ctrl+P | 「上へ」は「Up」だから |
下 | Ctrl+N | 「下へ」は「Down」だから |
キーボードの図にすると次のとおりです。
すこし覚えにくいのが難点ですね。
カーソルを端っこまで移動させるショートカット
カーソルを端っこまで移動させるショートカットもあります。
ショートカット | 覚え方 | |
---|---|---|
行・段落の先頭に移動 | Ctrl+A | 「A」は「はじまり(スタート)の文字」だから |
行・段落の末尾に移動 | Ctrl+E | 「最後」は「End」だから |
ショートカットのカスタマイズ例(BetterTouchToolを使用)
上のMacのショートカットは便利なのですが、覚えにくいのと、押しにくいのが難点です。
そこでMacのアプリ「BetterTouchTool」を使って新たなショートカットを作りました。
わたしが設定したショートカットをこちらで紹介するので、参考にしてくださいね。
カーソル移動のショートカット
わたしがBetterTouchToolで設定しているカーソルを移動するショートカットはこちらです。
設定するショートカット | 動かすショートカット | |
---|---|---|
右 | Ctrl+L | → |
左 | Ctrl+J | ← |
上 | Ctrl+I | ↑ |
下 | Ctrl+K | ↓ |
なぜこのキーを使うのかというと、キーボード配列を見るとわかりやすいかもしれません。
ポイントなのは、左手の小指でCtrlキーを押しながら、右手のホームポジションで入力できること。
指とキーの関係を表にまとめました。
人差し指 | 中指 | 薬指 | |
---|---|---|---|
通常のキー | J | K | L |
キーに与える役目 | ← | ↓ | → |
このように常に触っているキーにショートカットを当てると押しやすいのでオススメですよ。
文字をドラッグするショートカット
次は矢印キーを使って文字をドラッグするのと同じ役目を、ショートカットで設定しました。
設定するショートカット | 動かすショートカット | |
---|---|---|
右 | Ctrl+Shift+L | Shift+→ |
左 | Ctrl+Shift+J | Shift+← |
上 | Ctrl+Shift+I | Shift+↑ |
下 | Ctrl+Shift+K | Shift+↓ |
覚えかたは、先ほどのカーソル移動のショートカットにShiftを追加するだけです。
これはもともとのショートカットと同じShiftを使うので覚えやすいですよね。
カーソルを端っこまで移動させるショートカット
次はカーソルを行の頭に移動させるショートカットです。
設定するショートカット | 動かすショートカット | |
---|---|---|
右 | Ctrl+Command+L | Command+→ |
左 | Ctrl+Command+J | Command+← |
上 | Ctrl+Command+I | Command+↑ |
下 | Ctrl+Command+K | Command+↓ |
こちらはカーソル移動のショートカットにCommandを追加するだけです。
慣れないとパッと使えないので、すこし練習が必要かも……。
カーソルより左/右全部をドラッグするショートカット
最後にカーソルより左/右全部をドラッグするショートカットを紹介します。
設定するショートカット | 動かすショートカット | |
---|---|---|
右 | Ctrl+Command+Shift+L | Command+Shift+→ |
左 | Ctrl+Command+Shift+J | Command+Shift+← |
上 | Ctrl+Command+Shift+I | Command+Shift+↑ |
下 | Ctrl+Command+Shift+K | Command+Shift+↓ |
こちらは前項で紹介した端っこまでカーソルを移動するショートカットにをShiftを追加するだけです。
左手で3つのキーを押さなければならないのがすこし不便ですが……。
【参考】このショートカットのメリット
最後にこのショートカットのメリットを紹介しましょう。
実は、Macに最初から備わっているCtrl+Fのような文字入力のショートカットだと、Adobeのアプリなどでうまく動いてくれません。
ほかにも、WordPressのブロックエディタでもショートカットが動きません。
ですが、わたしの紹介しているようにBetterTouchToolで新たにショートカットを作れば、どんなアプリでも動いてくれますよ。
まとめ
今回は、Macの文字入力時に役立つカーソル移動系のショートカットについて紹介しました。
Macのデフォルトショートカットよりも使いやすいのでぜひ設定してみてくださいね。
BetterTouchToolの設定はすこしめんどうくさいですけど……。