こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
先日、カナダにいる友達の末永さんと話していて、びっくりすることを聞きました。
なんと「バンクーバーには日本人が多い」のように言われているそうなんですよ。
今回はバンクーバーには本当に日本人が多いのかを検証したいと思い、動画を撮りながらダウンタウンをウロウロしてみました。
あ、記事は下にも続きますよ(笑)。
目次
バンクーバーには日本人が多い?
いやー、びっくりしました。本当に。
なんでびっくりしたのかというと、わたしは真逆のことを思っていたからです。
バンクーバーってアジア人が少ないなぁ!外国っぽいな!
……と思ってたんですよ。
じつは、わたしが住んでいたカナダのリッチモンド市(バンクーバーの隣町)には中国人が多いんですよね。
スーパーに行っても、町中を歩いていても中国人が多いです。
そしてスーパーも中華系のお店も多いし(T&Tとか)、町中の看板にも中国語をよく見かけます。
(中国人が多いおかげでリッチモンドは日本人にとっても住みやすいんですけどこれはまた別の記事にします)
ダウンタウンを歩いても日本人に会うのはまれ
そこでわたしがGoProをせっかく買ったので、ダウンタウンをウロウロしながら動画を撮ったら面白いよなと思って撮ったのがこの動画です。
ぶっちゃけですが、東アジア系の人にすれ違った割合はかなり低かったです。
つまり、バンクーバーでは依然として日本人はレアキャラに入るんですよ。実際に日本人の割合はたった1%だということです。
1%って、わたしがかかった病気「バセドウ病」の人の割合と同じぐらいですね。レアやんけ!
ただし、末永さんの話では、語学学校が密集しているエリアに、学校が終わる時間に行けば日本人にいっぱい会えるんだそうです。
ってか、当たり前ですよ、それは(笑)。
現実と違う「日本人が多い」という噂が立つ理由は?
で、なんで「バンクーバーには日本人が多い」って言われているのかを考えてみたんですけど、「多い」って言う言葉がトリッキーな気がします。
たとえば、わたしがこんなことを言ったらどう思います?
最近、Macを使っている人が多いですよね!
「いや、それはヨスの周りだけだろ!ほとんどの人はWindowsを使ってるぞ」というツッコミ、ありがとうございます。
はい、そのとおりだと思います。
2019年3月のデータでは、「Windows」を使っている人は87.4%、「Mac」を使っている人はたった9.7%だそうです。
参考: 2月のOSシェアが発表 Windowsが増加しMac OSとLinuxが減少へ - ライブドアニュース
……というか、「Linux」を使っている人が2.1%もいることにびっくりです(笑)。バンクーバーの日本人率より多いってマジですか?!
「多い」という言葉はあまりにも相対的すぎる
で、わたしが「最近はMacを使っている人が多い」と言うと、現状はともかく、どのくらいの割合を想像しますか?
人によっては、わたしの誇張表現を鵜呑みにして、Mac率が50%を超えていると勘違いするかも知れませんね。「へー! そうなんや!」と素直に。
それで誰かに「最近ってMacを使っている人が多いみたいだよ。買うんだったらMacがいいかも」とか、言ったら、「誇張されたウワサ」の出来上がり!
元々、わたしの中では「以前と比べたら増えてきた」ぐらいの感覚で「Macの人が多い」と言う日本語を選んでいたとしてもです。
ただし、わたしと仲の良い友達の間ではMac率が80〜90%なので、そういう意味でも「多い」という言葉があいまいなのがわかりますよね。
ちなみにこの記事の冒頭で、わたしの住むリッチモンドに中国人が「多い」と書きました。
リッチモンドの人口の54%が中国人(2016年のデータ)なので、これは「本当に多い」と言ってもいいでしょう(笑)。
The most commonly reported ethnic origin in Richmond is Chinese, with 107,080 people or 54 percent of the
City’s population having this background.
Ethnicity Hot Facts - City of Richmond BCより引用しました。
【結論】バンクーバーには日本人は少ない
さて本題に戻って、結論としてですが、バンクーバーには日本人が少ないです。
2ヶ月ほど、ほぼ毎日バンクーバーに通っているわたしが言うんだから間違いありません。というか動画が証拠ですよね。
100人の人間がいて、その中に日本人は1人か2人という状況を想像すれば、多いとはとても言えないですよね(笑)。
99 対 1って、圧倒的な差ですよ。
もしかすると、「バンクーバーは日本人だらけだった」と言っている人は、カナダにある語学学校の生徒に日本人が多かったことを言っているのかも知れませんね。
英語を学ぶ学校に日本人が多いのはフツーです。逆に語学学校で英語を学ぶカナダ人がいたらオカシイですから!
あと、ネット上に存在する「いいかげんな記事」にもイライラします。
「この人、バンクーバーに行ったことないやろ!」と思われる人が適当に「バンクーバーは日本人ばかりなのはなぜ?」みたいに書いているんですよ。勘弁してくれ……。
日本人が多いのを前提に書いているのですが、その前提が間違っていますから。
さて、今回はカナダのバンクーバーに日本人が多いというウワサは嘘だよというお話でした。
バンクーバーはすごくいい街です。人も優しいし、安全だし。
それなのに、「日本人が多いらしいから避ける」という人がいたら、残念だなと思ってこの記事を書きました。
わたしは若い頃、日本で学校に行ったり、働くのがすごくしんどかったです。
もしかして、昔のわたしと同じように思っていませんか?
そういうふうに思う人はさっさとワーキングホリデービザを取って、バンクーバーに来てください。
ちなみにバンクーバーでは、日本人の働き手が足りなくて困っているそうですよ!