お知らせ
※ バセドウ病になった芸能人・有名人をまとめた記事も書いてます。
こんにちは! 香川のブロガー ヨス(プロフィールはこちら)です!
突然ですが私、すっごく健康です。まぁ、家にこもっているので生活は不健康なんですが、身体は健康なんですよっ! そんなわたしですが、実は2013年の冬ある病気によって倒れていました。
「バセドウ病」という大きな病気になっていたからなんです。今、改めてこの経験が誰かの役に立てばと思いバセドウ病について紹介したいと思います。
バセドウ病について
バセドウ病をWikipediaで調べるとこんなことが書かれています。
甲状腺の表面には、下垂体によって産生される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体(甲状腺刺激ホルモン受容体、TSHレセプター)が存在する。バセドウ病では、この受容体に対する自己抗体(抗TSHレセプター抗体、TRAb)が生じ、それがTSHの代わりにTSHレセプターを過剰に刺激するために、甲状腺ホルモンが必要以上に産生されている。甲状腺ホルモンは全身の新陳代謝を高めるホルモンであるため、このホルモンの異常高値によって代謝が異常に活発になることで、心身に様々な影響を及ぼす。
この自己抗体産生が引き起こされる原因は、2007年現在不詳である。過度なストレス・過労が発症・再発に関与しているという説もある。また遺伝の影響もある程度あると考えられている。
バセドウ病 - Wikipediaより引用しました。
すみません。わからないことを承知で引用しています。
ということで、バセドウ病の症状について順を追って超・噛み砕いて説明しますね。
バセドウ病で倒れるまで
私の場合2012年の9月ぐらいから、月に一回の割合で動悸があったんです。
動悸って言うのは、心臓が一時的に、急にドクドク言い出してそのせいで呼吸が苦しくなることです。
うーん。もっと思い起こしてみると、夏ぐらいから動悸はあった気がしますね。
自転車通勤の時間が倍かかるように
私、会社勤務していたころは自転車通勤でした。勤務先は隣町なので自転車で10kmぐらいで、15分~20ぐらいかけて行っていたんですね。
でも、気づいた時には30分~40分かかるようになっていたんです。
「なんでこんなにしんどいんやろ??」と気づいていたのですが……
これが老化現象やろか? 程度に思っていました。
バセドウ病の初期症状についてはこちらの記事にまとめています。
そして倒れる……
「動悸が月イチぐらいの割合で来るなぁ」という自覚症状はあったのですが、その後も動悸のないときには何の症状もなかったので、普通に暮らしていました。
ところが、3ヶ月後の12月に風邪をこじらせたんです。
熱は38度ぐらいだったので、そんなに高くなかった(私の平熱は37度なので)のですが、いつもよりなんかしんどい!
そして動悸が止まらないんです。ひどいときは脈拍が140ぐらいあって、ずっと呼吸が苦しいんです。
熱も下がらないし、これはなんかおかしいな……と、この辺でやっと思い始めたんだよなー。
心臓のバクバクが収まらないものですから、これは心臓の病気か?!と思い込み、近所で評判の循環器系の病院(曽根クリニック)へ行きました。
バセドウ病の症状
私が向かった病院の先生は、私の症状を聞いて、すぐに「バセドウ病」を疑ったようでした。
でもこの先生が名医だから、そう気づいたんだと思います。
昔、ネットで「バセドウ病だと思われず、いろんな科をたらいまわしにされた」という記事を見たことがあるので……。こわ……。
バセドウ病は主に女性の病気
実はこのバセドウ病という病気ですが、主に女性がかかる病気なんです。
なので、男性だとまずバセドウ病だと疑われず「え? 何の病気なんやろ?!」てこともあるみたい。
割合で言うと女性4人に対し男性1人ぐらいで、意外なことにバセドウ病自体の発症率はすっごく高いんですね。
なんと、100人に1人はかかる病気です。なので500人いたら男性1人と女性4人がかかる病気ということですね。合ってる?
バセドウ病になる原因
バセドウ病という病気は、首にある「甲状腺」という部分が腫れて、甲状腺で作られる甲状腺ホルモンというヤツが通常の何倍も出る病気です。
「甲状腺」は首にあって、蝶のような形をしています。
私の場合、甲状腺ホルモンが通常値の6倍以上出ていました。(5倍以上だと重症だそうです)
ちなみに甲状腺ホルモンの量は血液検査でわかるらしく、通常の血液検査では、甲状腺ホルモンの量は調べないんだそうです。
なので私が診てもらった先生は、意図的に甲状腺の数値を見たということですよね。この先生のお陰で今の私がいます。
ただ残念なことに、このバセドウ病になる原因というのはまだ分かっていないそうで、ストレスが原因という話もあるそうですが。
私のバセドウ病の症状
バセドウ病はいろんな症状が出る病気なのです。人によって違うとは思いますが、私の症状としては以下の6つが大きな症状でした。
- 動悸がする
- 手足がしびれる
- 体がだるい
- 微熱が続く
- 異常にお腹が減る
- 寝付きが悪くなる
ほかにも眼球突出(目が腫れる)とか、汗をかきやすくなる、イライラする、集中できなくなる……などの症状もあるようです。
で、甲状腺ホルモンって何?
首にある甲状腺という器官から、「甲状腺ホルモン」が異常に分泌されるのが「バセドウ病」だとサラッと流しましたが……
つーか、甲状腺ホルモンってなに!?
……という反応が普通でしょうね。
甲状腺ホルモンとは、簡単に言うと「元気をくれるホルモン」です。
そのホルモンが分泌されることで、人は健康で元気なわけです。少なくなるとだるくなり、やる気が減退します。
でもその「元気ホルモン」が過剰に分泌されるとどうなるか? というと、まず心臓の鼓動が過剰になるんですね。
なので私の心拍数は、ひどいときは140を越えていました。普通が75ぐらいなので2倍以上ですよ。そらしんどいわ。
マラソンで走ったあとのしんどい状態がずーっと続く感じ……。
あえて言うなら『ONE PIECE』のギアセカンド
そうですね。漫画『ONE PIECE』の主人公ルフィの技「ギアセカンド」を想像すると分かりやすいかもしれません。
たぶんわからない方もたくさんいると思うので、この「ギアセカンド」について説明をすると……
ゴム人間のルフィが、ゴムの身体をポンプのようにし、血液の循環を何倍にもすることで、スピード、パワーとかが何倍にもなる……というスゴイ技です。
心臓の鼓動が倍になるとどうなる?
漫画の話は置いておいて、実際問題ですが、心臓の鼓動が倍になるとどうなるかご存知でしょうか?
心臓が頑張ると血液がいっぱい流れます。ここまではルフィと同じです。でも私のような普通の人間は、元気になりすぎると身体がついていきません。
心臓がオラオラ言い始めても、身体はそれに伴ってオラオラ言わないんです。バランスがとれず、しんどくなります。
もうビックリするぐらいめっちゃお腹がすく
そして心臓から臓器にも血液がいっぱい流れるため、臓器も活発になります。胃や腸のような消化器系臓器も。
そうすると、消化力がとてつもなくパワーアップして、信じられないぐらいお腹がすくんです。
牛丼1杯と、うどん2杯食べて、2時間後にはお好み焼き2枚食べて、その2時間後にはピザ1枚……という、気が狂ったような食欲でしたよー。
でもそれ以上に消化力が強いため、それでも体重は減り続けるんですよ!
これは一見羨ましがられそうな状況なのですが、現実にはかなり危ないと思います。身長が171cmの私が、あやうく体重40kg台になりそうでしたから!
さて、今回は私のバセドウ病の状況について書きました。歌手の絢香さんがかかったことで一気に知名度だけは上がりましたが、肝心の「どんな病気なん??」は謎のままだったという方、多いのではないでしょうか。
私も絢香さんがかかったことで初めて知った病気ですからねー。もちろん、そのときは自分がかかるなんて夢にも思わなかったんですけど。
また次はバセドウ病の治療方法とか経過についても続編として書いていこうと思います!