「男尊女子」とは? 男尊女卑を自ら率先して実践する女性のこと

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

日本は性差別のひどい社会です。

男尊女卑(だんそんじょひ)」という「ソレ、いつの時代?」という悪癖がもはや文化レベルで根付いているほど……。

でも、男尊女卑をしているのは男性だけじゃなく、女性もです。

今回は男尊女卑を自ら率先する女性を指す男尊女子という言葉、そして酒井 順子さんの書籍『男尊女子(だんそんじょし)』を紹介します。

「男尊女子」とは?

「男尊女子」という言葉は、エッセイストである酒井順子さんが、自著である『男尊女子』の中で提唱されている言葉です。

もちろん、「男尊女子」という言葉は「男尊女卑」とかけています。

「男尊女卑」をする女性のことを指しますが、本当にうまいネーミングですよね……。すごい。

ヨス

「男尊女卑」は「男性のほうを女性よりもを重んじて、女性を下に見くだす態度や思想」のことです。

「男尊女卑」は男性だけがしているわけではない

「男尊女卑」と言う言葉を聞くと、「男性が一方的に女性を下に見ている」というイメージを持つかもしれませんよね。

女性たちが下に見られることで苦しめられている……みたいな姿を想像してしまいがちですが、そうではありません。

酒井順子さんの定義する「男尊女子」は、自ら率先して「男尊女卑」思想を取り入れ、行動する女性のこと。

「いや、そんな人いないだろ(笑)」と思いそうですが、実は日常で頻繁に見かけますよね。

たとえば、こういう行動がそうです。

  • 自ら率先してお茶くみをする
  • 男性にお酌をして回る
  • 責任のある役には男性にやってもらう
  • 夫を「主人」と呼び、立てる
  • 女はおごってもらって当たり前だと思う
  • 結婚して、喜んで姓を変える

「おごってもらって当たり前だと思う」ということに関しては引用した文章をご覧ください。

「じゃ半分、六千二百三十二円お願いね」などと一円単位まで要求されると「は?」と思ってしまうのは、「私は女なのだから、大切に扱われたりラクしたりして当然」という思いが、どこかに残っているから。それは「女自身が女を下に見る」ことなのだけれど、若い時分に染み付いた感覚を完全に拭うことはできません。

男尊女子』より引用しました。

なぜ男尊女子がいなくならない?

ではなぜ、率先して男尊女卑的な行動を取る「男尊女子」が多いのでしょうか?

大きく、こんな2つの理由が挙げられます。

男尊女子が多い理由

  • 日本では男尊女子の方がモテる
  • 男尊女子の方が日本で生きるのがラク

なんと、男尊女子のほうがモテて、ラクに生活できるのだそうです!

もしこれが本当なら、男尊女子が日本からいなくなるはずがないですよね。

男尊女子はモテる?

「男尊女子はモテる」ということですが、言い換えると「一歩引いて男を立てる女性がモテる」ということですね。

たとえば、「カマトト(知っているのに知らないフリをすること)」「ぶりっ子」をする女性はまさに「男尊女子」だと言えます。

日本では未だに「男性のほうが女性よりも学歴が上であるべき」という考えが根強いです。

結婚相手には「自分より学歴が低い女性」を望む男性がまだまだ多いことも、日本に住んでいると(特に地方)、よーくわかります。

ヨス

給料や身長もでしょうか。そんなこと、どうでもいいのに。

つまり、男性よりも能力が高かったり、学歴、収入が上だと、結婚相手としては避けられやすいという現実が日本にあるのです。

著者の酒井さんは、「女性には2つの軸」があるとおっしゃっています。それがこちら。

  • 勉強ができると評価が上がる軸学校の成績など
  • 勉強ができると評価が下がる婚活など

「無知なふり」をした方が男性からウケがいいという味を知ってしまうと、男尊女子をやめられなくなるというエピソードも書かれていました。

男尊女子を演じること(本書では「女装する」という表現も使われています)が、結婚相手としての男性を勝ち取るために有効な戦略になっているという現状があるんですね。

男尊女子はラクできる?

では「男尊女子はラクができる」というのはどういう意味でしょうか?

これは、「一歩引いておく」とか「男性を立てる」と女性がラクできるという意味です。

たとえば、PTAの役員などは男性ばかりですよね?

これは男性が「女では会長は務まらんだろっ! 男のオレがやる」と名乗り上げているのではありません。

PTAに参加している親は女性が多いので、男尊女卑思想を利用するとラクができることにお気づきでしょうか?

こういう大事な役回りは男がやるべきだ」と、もっともらしい理論で、男性を立てておけば女性の自分たちはその面倒な役回りを回避できるんですよね。

「我々は女性だからダメ」というふうに性別を盾にすることで。

このときの女性は、自ら好んで男尊女子になっていると言えます。

最近の日本の女性に専業主婦願望の人が多いのも、同じような男尊女卑思想を利用しているのでしょう。

ヨス

専業主婦願望は、そもそも日本の会社が男性優位で女性の働きにくい環境……という理由が根源にあるのが問題ですが。

一歩下がる→一段下がる

『男尊女子』の著者である酒井さんは、女子校出身で、共学の大学に入って初めて男女差別を発見したそうです。

そして、「男に任せておけばラク」という「一歩下がった体験」を覚えたと書かれてあります。

「一歩」どころか、これが「一段下がっていた」とは、気づかずに。

そして、自分が「被差別側」にいたこと、さらには差別されることを拒否しない自分がいることを発見しました。

そんな男尊女卑マインドが自分の中にある……つまり自分が「男尊女子」であることに気づいたそうです。

詳しくは書籍を読んでほしいのですが、現在の日本では、「男尊女子」であることによる甘い汁はたしかに存在するのでしょう。

本書ではそんな「男尊女子」のことを、おもしろく、そしてストレートに書かれています。ぜひ手にとって見てください。

個人的には「女性は『女装』をしている」という表現は「なるほど!」と思わされました。

「男尊女子」として生きる裏側には「しっぺ返し」があることも忘れてはいけませんよね。

たとえば「政治家は男性がやるもの」のままだと、社会は変わりませんから……。

女性の政治家が増えないと、男性視点だけの偏った政策しかされず、女性にこそ必要な政策は後回しになります。

なにかを変えるということは「美味しいもの」と引き換えに、それまで寄生していた「甘い汁」も手放すことなんですね。

日本はジェンダーギャップ指数という調査で最低ランクですが、もっと成熟した社会になってほしいと心から思います。

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ヨス

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