「結婚したら夫婦どちらかの姓に」という法律は平等だが「女が改姓しろ」という同調圧力がすさまじい件

こんにちは! 夫婦別姓を実践しているヨス(プロフィールはこちら)です。

現在の日本の法律では、結婚したら夫か妻か、どちらかが姓を変える必要があります(参考: 強制的夫婦同姓制度)。

つまり表面上は「どちらが姓を変えても良い」という状況で、男女平等に見えるんですよね。

ところがフタを開けてみると、結婚するカップルで95%以上が妻側が姓を変えているんです。

今回はこの状況についての問題点をお話します。

夫婦の選択にゆだねている?

だいぶ前になりますが、2015年11月4日に最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)で「夫婦別姓を認めない民法の規定が憲法に違反するかどうかが争われた裁判」が行われました。

結果としては夫婦別姓を認めないのは合憲という内容でしたが……。

そのときに、最高裁の当事者双方の意見を聞く弁論で、国会側が言ってたのはこういう内容です(太字はヨスによる)。

どちらの姓を名乗るかは夫婦の選択に委ねているので違憲でもない」として、国会の対応は問題ないと主張した。

夫婦別姓認めぬ規定、最高裁で弁論 年内にも初判断  :日本経済新聞より引用しました。

確かに今の日本の法律では「妻側が姓を変更しろ」とは言っていません。こちらが民法750条ですね。

第七百五十条 夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫又は妻の氏を称する。

民法 | 電子政府の総合窓口e-Gov イーガブより引用しました。

結婚したら、夫か妻の姓に統一してね……としか書かれていません。

そのため、字面だけを見ると「そうだね」と納得させられそうですよね。

そもそも男性側が姓を変更できることが知られていない

「民法の規定は夫婦どちらかの名字を選ぶというもので、差別ではない」と言っています。

でも、そもそも多くの国民が「男性が名字を変えても良い」ということを知らなさすぎるという現状があります。

そんな現状ですから、男性側が姓を変えているのを目の当たりにすると「養子ですか?」という意味不明のワードを出してくるんです。

「養子」というトリッキーな制度を使わないと男性が名字を変えてはいけないと信じている人も多いです。

「結婚して姓を変更するのは夫婦のどちらでも良い」と法律が変わったときに告知が全然できていないんですよ。

ヨス

この時点で平等じゃないですね。

以前は法律上でも結婚したら女性が姓を変えなければならなかった

夫に姓を変えてもらいたくても言い出せない問題

女性側が夫に姓を変えてもらいたくてもなかなか言い出せないという問題もあります。

現在の日本国内において、夫が名字を変更する事例はどう考えてもマイノリティなんです。

結婚している夫婦で、実に95%以上が「妻が姓を変えている」という現状ですからね。

同調圧力がすさまじい日本で、夫が名字を変更するなんて、はなかなかできません。

こんな状況ってほとんど「結婚したら女の方が名字を変えろよ! わかってんだろうな?!」という威圧にも感じられますね。それほどの圧倒的な差ですよ!

さらに、夫が「オレが名字を変えてもいいよ」と言っても、その親が「男が名字を変えるなんてかっこ悪い! それなら結婚を認めない!」と言う話もよく聞きます。

ヨス

わたしにもよくこの手の相談がお問い合わせフォームから来るんです。本当に多い……。

びっくりすることに、結婚という「人質」を使ってでも息子が改姓するのを阻止するんですよね。

制度上の平等より現実の平等が重要

さて、「制度上は男女平等」なのですが、現実とはかけ離れていることが伝わったでしょうか。

制度と現実がどちらが大事かと言われれば現実です。

子どもたちは小さいころから周りの大人たちを見て育ちますよね。

つまりほとんどの場合、どこもかしこも母親の方が名字を変えている現実を見て育つんですよ。

そんな環境の中で大きくなった子どもが、いざ結婚するときにどうしますか。

もちろん、何も考えずに妻側が名字を変えるのは自然なことでしょう。

そんな現実を完全無視して「名字の選択は夫婦にゆだねてるから平等だ!」とか戯言もいいかげんにしてほしい……。

女性ばかりが改姓する状況は女性蔑視に繋がっている

たぶん普通に過ごしてたら気づきにくいのですが、これって名字だけにとどまった問題じゃないんですね。

女性ばかりが姓を変えることがどう考えても女性蔑視に、女性差別に繋がっているから問題なんです。

子どもは「女より男の名前の方が大切なんだ」と学ぶ
子どもは「女より男の名前の方が大切なんだ」と学ぶ

詳しくは下記記事をご覧くださいね。

実際にジェンダーギャップ指数でも最下位です。世界的に日本は女性差別のひどい国ということが証明されています。

男女平等な世の中にするために今のように女性ばかりが姓を変えさせられているという状況はまずいということです。

今回は、表面上は「どちらが姓を変えても良い」という状況で、男女平等に見えるけど現実はそうじゃないというお話でした。

実際のところ、「性差別」という観点からすれば姓を変える比率が男女で完全に半分半分になるのなら、今の制度でも問題ないです。

そうなると男性側やその親の理解もあるはずだし、女性側の姓を選ぶカップルも自然のはずですからね。

子どもにも男性が社会の主軸という歪んだメッセージも伝えません。

でもそれは難しいでしょうね。

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