こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは20代のころから海外移住を考えています。
はい。言い間違いではありません。「20代のころから」です
つまり、まだ達成されず、かれこれ20年以上になりますね。
何が言いたいのかというと、海外移住は日本人が思っているいるよりかなり難しいということです。
今回はそんな「海外移住」についてまとめました。
【追記】現在 バンクーバー(カナダ)では日本人の人手が足りないそうです!
現在のところ、カナダのバンクーバーでは移民が比較的しやすいそうです。
なぜかと言うと、バンクーバーでは日本人の人手が足りずに困っている状況があるからです。
そのため、英語圏での海外移住を考えている場合、バンクーバーがオススメです。世界で最も住みやすい都市の1つと言われる町ですし。
くわしくは、現地で生の声を聞いてきたのでこちらの記事も参考に!
海外移住が難しくない人とは?
わたしがあこがれている「海外移住」ですが、なかなか難しいです。
今回はその海外移住について、現実的にどういう方法でいけるのかをまとめます。
ではまず最初にですが、「こんな人は海外移住は難しくないよ」という例を見みましょうか!
もし「ある一定の条件」がそろっていれば、驚くほど簡単に移住できる方もいるんですよ。
現地の人と結婚している人
まず、国際結婚をして、現地の人と結婚している方。
この場合は、配偶者が持っている「国籍」の国に一定期間滞在した場合、永住権を申請する権利が与えられることになります。
その国の人と結婚するだけで永住権が取得できる
例を挙げると、アメリカ人と結婚すればアメリカの、中国人と結婚すれば中国の永住権を得られるということ。
当然と言えば当然ですよね。結婚したのに、その国に住む権利が無い……とか意味不明です。
結婚は「運」が大きいので狙えない
「結婚すればその国に移住できる!」
……これは若い人にとっては、望みがあるかも知れませんが、結婚(出会い)は「運」の部分が大きいですよね。
運良く好意を持つ人が現れても、相性が悪ければ結婚に至りませんし。
結婚で永住権を持っている方は、自由にその国で住め、制限なく働くこともできます。
たいていの国では、永住権があっても市民権(投票権)はもらえません。
でも、フィンランドなどヨーロッパの国の中には外国人にも投票権がある国もあるそうです。本当にいろいろですねー。
現地で出産すると子どもは「国籍」をもらえる
ちなみに結婚じゃなく、現地で子どもを産めば、子どもが「国籍」をもらえる国が多いです。
永住権はその国に住む権利ですが、そうではなく「国籍」です!
つまり、日本人同士で結婚してアメリカやカナダで出産すると、子どもは日本国籍に加え、現地の国籍を取得できます。
そう、この場合は子どもはアメリカ人やカナダ人になるということです。
日本ではそれを認めていないため、外国人同士のカップルが日本で子どもを生んでも日本国籍はもらえないんですけどね……。
もし、子どもがその国の国籍を持っていれば、親もその国に住むことができるようになる場合があります。
とは言っても、命のかかっている「出産」はそんなに単純なものではありませんよね。
親もいて、言葉の不自由のない日本で出産したいというのが当然ですので、狙ってやるようなものでは断じてありません。
【参考】日本に戻ると結婚が認められないことも
海外で結婚した人が日本に戻ったときに結婚が認められない事例もあるので参考として紹介します。
一番有名なのは、同性婚の場合。
たとえば、同性婚の認められている国で結婚した人が、同性婚の認められていない日本に帰ってきた場合、結婚として認められないため結婚相手に同等の権利がありません。
また、夫婦別姓が認められている国で日本人同士で結婚した人場合、日本に帰っても戸籍に記載されません。
なぜなら、戸籍は別姓に対応していないから。
同性婚とは違い、「結婚している」ことは認められますが、それを証明する手段がない……というふうに、日本では現実に対応できていない結婚問題が多いです。
お金のある人(投資家)
そして、お金が莫大にある方の場合は、「投資家」として海外移住できる場合があります。
想像以上の資金が必要
これは国によって違いますが、ニュージーランドなら約2億円……みたいな一般の人にとってはハードルが高い金額ですね……。
「数百万」ではなく「億」ですからね……
ちなみに、カナダではたくさんの中国人が「投資家ビザ」で移住してきたことが理由で撤廃されたと聞きましたが、マジですか……。
そんなわけで、若い人にとってはかなりハードルの高いビザであると言えますね。
「退職者向け」のビザがある国も
国によっては、退職者向けのビザのある国もあります。
たとえば、55歳以上……のような高齢者に向けたビザですね。
アジアの国によっては、数百万円の貯蓄があれば、実質その国に住み続けることができたりします。
「特定の分野」でズバ抜けた才能が認められている人
また、ある一分野についての専門性がある場合は、移住がしやすかったりします。
例えば、IT系でかなりの技術を持っていてバリバリ働いている方など。
聞いた話ですが、カナダに移住された方で日本の映画会社で3Dや特殊効果などを専門にされている方(30代)は、英語力が英検3級程度だったそうです。
やっぱり能力があれば英語とかどうでもいいのか!
つまり、技術がズバ抜けていて、その国に貢献できるのなら「英語力なんてどうでもいい」ということを物語っていますね。
上で紹介した方の場合は、日本での経歴を買われてカナダの会社から仕事のオファーをもらい、その会社のバックアップがあったそうです。
ほかにも、スポーツや芸術で実績のある方なども永住権を取りやすい国もあります。
こ……これもハードルが高すぎだ。
現実的に海外で住む方法
さて、上では「こんな方は海外移住は簡単♪」というものを紹介しましたが……。
……ええ。
みなまで言わなくても分かっていますよ。
こういうことが言いたいんですよね!
その状態になるのが難しすぎるわっ!
……ですよね。
では、もっと現実的に考えてみましょうか。
まず、海外で住むためには「滞在するためのビザ」が必要です。
おおざっぱに言うと、有名どころでは、こちらの3つのビザ(滞在許可)がありますよ。
- ワーキングホリデービザ
- 就労ビザ
- 学生ビザ
1つ1つ見ていきましょう。
若いうちに「ワーキングホリデービザ」で海外へ行く
まず、最も簡単なのはワーキングホリデービザという方法。
ワーキングホリデービザというのは、若者にだけ与えられた「自由」なビザです。
条件は「若いこと」だけ!
国によって違いますが、「18〜30歳の方」という年齢制限があるのがほとんどで、簡単に申請できます。
1年間という期間的制約はありますが、その間はかなり自由に語学学校に通ったり、働いたり、観光したりできるんです。
国により就学、就労の期間に制限はあるようで、カナダの場合、就学は最大6か月まで(それ以上なら「学生ビザ」が必要)です。
ワーホリビザは「若いこと」だけが条件なので、最も簡単に取れるビザであると同時に、最も取るのが難しいビザにもなります。
だって、もう40歳を超えたわたしにはどんな大金を積んでも手に入らないビザですから!
ワーホリで行ける国は?
ただし、ワーキングホリデービザで行ける国は限られています。
日本と協定のある国だけで、こちらの国だけで、行きたい人の多い「アメリカ」は入っていません。
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- 韓国
- フランス
- ドイツ
- 英国
- アイルランド
- デンマーク
- 台湾
- 香港
- ノルウェー
- ポルトガル
- ポーランド
- スロバキア
- オーストリア
- ハンガリー
- スペイン
- アルゼンチン
ただ、このビザは、期限が切れれば帰国することを余儀なくされることにご注意ください!
そのため、もっと滞在したい場合は、期限が切れる前に「就労ビザ」、「学生ビザ」、「観光ビザ」に切り替える必要があります。
できなければ……帰るしかありません……。
「就労ビザ」で海外で働く
ワーホリの次によく聞くのが、現地の企業に雇ってもらうという方法です。
そのために必要なのが「就労ビザ」という、その国で働く権利を得るビザです。
「外国人」が現地で雇ってもらうのはかなり困難
ただし、その国の労働者の枠を奪ってまで「外国人」を雇うにはそれ相応の「理由」が必要なんですね。
たとえば、「数ヶ月間、求人を出してもその人よりもいい人材が現れなかったことを証明する」とか。
なぜなら、どの国の政府も自国民の失業率をできる限り下げたいと考えていますから。
外国人を雇い入れることで自国民の雇用の機会を奪うことがないように様々な制約が課せられているケースが多く、その結果として外国人が就労ビザを得るのは難しくなってしまいます。
日本国内にいながらの海外就職は不可能
もし仮に、「私は能力がすごく高いから、履歴書を送ればきっと海外で雇ってもらえるはず」と思っていても、それは不可能に近いです。
それが、本当にすごい能力だとしても不可能です。
こちらに、日本にいながら海外就職をする難しさについて詳しく書いているので参考に。
「学生ビザ」で海外留学
そして、最後に紹介するのが学生として海外に行くこと。
高校や大学に在籍し、勉学に励むためのビザが「学生ビザ」です。
学生をしながらアルバイトができる国も
「学生ビザ」は学校に通うためのビザ(滞在許可)なので、ビザが切れると日本に帰らなくてはなりません。
ただし、国によっては短時間の労働も許可される場合もあります。
たとえばカナダの場合は、専門学校やカレッジに通っている間は「オフキャンパスワークパーミット」というビザで週20時間まで働くことができるそうですね。
つまり、一日4時間程度のアルバイトですね。
卒業後に「働ける」国がある
また、卒業後に在学中と同じ期間分だけ就労ビザを取得できる……という国もあります。
2年在学していたら、卒業後に2年間、仕事をしながら在住できるということですね。
この合法的に働ける期間を利用して実力を認めてもらい、「就労ビザ」につなげるのが鉄板ですね。
けっきょくどの方法が確実に移住できるのか?
さて、いろいろと、移住するための方法を見てきましたが、思っていたよりも難しそうだと感じたと思います。
では、どういう方向で考えるのが一番いいのでしょうか?
いろいろ調べたり、聞いた話を総合的に見ると、海外で滞在し続けるための一番のポイントは「仕事」です。
そのための「就労ビザ」を、つまりは「現地で雇ってもらえるか?」がカギです。
いきなり何の人脈もないところに行って「雇ってください!」と言ってもムリなので、方法としてこちらの2つがあります。
「ワーホリ → 就労ビザ」そして「永住権」
まず、年齢制限以外の束縛もほぼなく、1年だけではありますが簡単に住むことが許可される「ワーキングホリデービザ」で行く方法。
まずは「ワーホリ」で海外で働く
活動的な方の場合は、ワーキングホリデービザで行って英語力も伸び、人脈も構築でき、仕事も覚えて就労ビザにつながった……という話もあります。
でも、逆に日本人だけでかたまり、日本語だけで海外生活を終えてしまったという話も聞きますよね。
その人しだいではありますが。
はっきり言って、ワーホリは最強のビザです。若いというだけで簡単に海外で働けますから!!
お店や企業側も、ワーホリを持っていればビザの手続きなど無しに雇えるので、簡単に仕事も見つけやすいです。
その後の「就労ビザ」に繋がるか?が重要
ただし、会社(お店)側にしてみれば英語力が低い人よりも、英語ペラペラの現地の人を雇った方が役に立ちますよね?
そのため英語が話せないと、結果として英語が話せなくても大丈夫なお店で雇ってもらうことになります。
つまり、単純作業で会話力や専門性のまったく必要のない仕事です。
そういう仕事では、実は「就労ビザ」につながらないのです。
なぜなら、「誰でもできる仕事」であれば、先ほども書いたように自国の人を雇った方がいいからです。
そもそも、「就労ビザ」を得るには、「就労ビザが認められる職種」があり、ほとんどが専門職であることを忘れてはなりません。
元々専門的な知識、技術がある人がワーホリで行くのなら希望があります。
でもコンビニで1、2年ぐらいしかバイトをしたことしかない方がワーホリで現地に行って専門職で雇ってもらえるかというと、難しいでしょう。
「学生ビザ → 就労ビザ」そして「永住権」
もう1つの方法としては「学生」として海外に行き、卒業後に就労ビザで雇ってもらうという方法です。
ここまで読んでくださった方なら、「これが一番かたいな……」と気づかれているでしょう。
現地の大学を卒業すると有利?
現地の大学を卒業するということは、まず「専門知識」を得られていることを意味します。
さらには、卒業できるほどの「英語力」を身に着けているということも当然ですよね。
しかも、卒業後は無条件に数年間働ける許可がもらえる国もある。
言い換えると、現地の大学を出ると「現地で雇われるのにふさわしい人材」に育っている確率が高いということです。
国によっては大学で学んだことと関連のある仕事しかできない
ただし、大切なことがあります。
国によっては、大学で学んだ分野と、仕事につく分野の関連性がなければ許可が降りないこともあるということです。
ニュージーランドなんかがそうですね!
たとえば、農業の勉強をしたのに、アナウンサーとして働くことはできないということ。
仮に「雇ってやるよ!」と言ってくれる雇い主がいても、国から「就労ビザ」がもらえないのです。
このあたりは注意してください!
ということで、海外移住を考えている人に、一番確実な方法を教えるとしたらこちらになります。
- 留学資金を貯めながら英語の勉強をする
- 学生ビザで大学に留学(お金があるならその前に語学留学)
- 卒業後、雇ってもらい「就労ビザ」に切り替え
- 数年住んで「永住ビザ」を申請・取得
このパターンが、遠回りに見えますが一番確実だと思います。
もし、あなたが若くて海外に住みたいと考えているなら、このルートを心の底からオススメ!
わたしも20代に戻れるなら100億%やっていますよ……。若いってやっぱり有利です(遠い目)。
ちなみにカナダ留学に関してでしたら、わたしの友達で信頼のできる末永真一さん(カナダ在住21年)にお願いするのがおすすめです。
このブログにも窓口を設けましたので、ぜひご相談してください!