こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
WEBサービスを使うときに必要なのが「アカウント」です。この概念を理解するのって、初心者には特にわかりにくいんですよね。
普通にパソコンを使いこなしていても、意外とわかってなかったりするんですよ!
ということでインターネットを使っていると必ず出合う「アカウント」という言葉について、世界一わかりやすく説明します。
この記事を読めば「アカウント」という言葉だけでなく、こちらの言葉も完全に理解できますよ。
- ID(アイディー)
- パスワード
- ログイン
アカウントとは?
ネットをやっていると、こんな言葉をよく聞きます。
「アカウント」を取ってください!
こんなこと言われても……
意味わかんねぇ!
いやー、パソコンを触って間もない方にとっては、超わかりづらいですよねー。
では「アカウント」と言う言葉について分かりやすく紹介しますね。
アカウントは「WEB上でサービスを受ける権利」
ひとことで言うと、「アカウント」というのは、WEB上でサービスを受ける権利のようなものです。
たとえばわたしが使っているWEBサービスの代表と言えば、このあたりです。
たぶん「あ! 聞いたことある!」というものが多いと思います
これらWEBサービスを使うには「WEBサービスを使う権利(アカウント)」を取る必要があります。
アカウントが必要な理由とは?
では、なぜWEBサービスを使うときに「アカウント」が必要なんでしょうね?
それはこういう理由からです。
個人情報を継続的に扱うから
WEBサービスを利用するには「個人情報」の入力が必要
わたしがさっき挙げたWEBサービスの中で一番有名なのは「楽天市場」でしょうか? 野球のチームもあるし。
「楽天市場」はネットで買い物ができるネットショッピングのサイトですね。
下記が楽天市場の画面です。
ネットで買い物をするWEBサービスですから、自分の個人情報を入れなければなりません。
たとえばこういう情報は必要ですよね。
入力が必要な情報
- 名前
- 住所
- 電話番号
- Eメールアドレス
こんな感じで入力します。
個人情報がないと、配送業者に家まで届けてもらえませんからね!
発送などをしてもらうために個人情報を入力する必要があります。
アカウントによってネット上に「自分の情報」を記録できる
でも、買い物をするたびに毎回、自分の情報を入力するのって面倒ですよね。
そこで登場するのがアカウントです。
アカウントというのは、その人専用の「自分のデータを入れている金庫」をイメージしてください。
とりあえず、上のイラストのように無数にある金庫(アカウント)の中の1つが自分専用の「アカウント」だと思ってください。
アカウントを持つことで、自分の情報をネット上に記録できるということですね!
ネット上の「個人情報」を守る仕組み
さて、自分専用のネット上にデータを保管しておく金庫というイメージの「アカウント」。
もう一度言いますが、ネット上に個人データ(名前とか住所)が登録されるということでしたね。
ネット上に個人データがあっても大丈夫?
これだけ聞くと、なんか怖くないですか? ネット上に自分の情報が残るということですよね?
個人情報がネット上に漏れたりしないのかな……
もちろん、誰でも見られる状態はマズいので見られないようになっています。
その自分の個人情報を守ってくれているものがこちらの2つです。
個人情報を守る2つのもの
- ID(アイディー)
- パスワード
この2つを使って、自分のアカウントに「ログイン(← あとで説明しています)」することで、楽天に登録してある自分の情報を見たり、呼び出したりできます。
ログインするためには下のような画面で「ID(=ユーザID)」と「パスワード」の入力が必要になります。
IDとパスワードとは?
あ、すみません……。
いきなり「ID」とか言われても……
……ですよね。この2つについても説明しますね!
「ID」とは?
「ID」というのは、アカウントの所有者を識別するために使うカギのようなものです。
「ID」は必ず、一人ひとりが異なるものになるので「指紋」に近いイメージかもしれません。
「パスワード」とは?
それに対して、パスワードは「暗証番号」のことです。「9185」とか「1492」とかそういうやつですよね。
パソコンでのパスワードだと英文字も使えて、もっと長いパスワードを使いますが。
IDとパスワードを理解しやすくするためにこんなイラストを書いてみました。
「ID(自分だけの指紋)」と「パスワード(自分だけが知っている暗号)」の2つをカギとして、「アカウント(自分だけの金庫)」に「ログイン(入室)」できるんです。
「ログイン」とは?
「ログイン」という言葉は「log in」から来た言葉です。
「log」が「記録」という意味なので、「log in」で「記録を閲覧できる状態になる」という感じでしょうか。
すでに日本語ではカタカナで「ログイン」として定着していますが、わたしは「入室」の意味でとらえています。
こんな下画像のように固有の「ID(指紋)」を持っている人が「パスワード(暗証番号)」を入れて、ログインというボタンを押す形式が多いですよね。
分かりやすくしてみました。
この2つで、自分の「個人情報を保存している金庫」に入り、アカウント(金庫)に保存してある「以前入力した情報」を呼び出す……という流れです。
情報をアカウントから呼び出すことで、もう一度住所や名前を入れたりする手間が省けるというわけですね。
つまり、継続的に楽天などのサービスを使う場合は、アカウントは超便利なんです。
アカウントについて覚えておくこと
では最後に、アカウントについて覚えておいてほしいことをまとめますね。
同じIDはこの世に存在してはいけない
「ID」に話が戻りますが、このIDはこの世の中にオンリーワンじゃないとダメです。
わたしの「ID」の例
例えばわたしのTwitterのIDは「yossense」ですが、これは世界に一つだけです。絶対に。
もし同じ「yossense」という言葉を使いたいのであれば、「yossense2」とか「yossense2016」みたいに数字などを付けて別のIDを作る必要があります。
なぜなら、同じIDはこの世に存在してはいけないからです。
IDが1つしか存在してはいけない理由
では、なぜ「ID」は1つしか存在してはいけないのでしょうか?
ログインするときに、IDとパスワードが必要ですが、同じIDに対していろんなパスワードがあるのはおかしいですよね?
「yossense」というIDを5,000人が使っているとしましょう。
そうなると、パスワードを入力するときに解答が5,000個あるということになります。
もしそんな世の中だと、適当にパスワードを入れても誰かのアカウントにログインできてしまいそうです。危険すぎる!!
だから同じIDは存在してはいけないし、それに対するパスワードも1つだけなんですね。
ほかのWEBサービスで使う「パスワード」は違うものに
そして、ほかのWEBサービスで使う「パスワード」は必ず違うものにしましょう。
その理由について説明しますね。
パスワードはバレてはいけない
まず基本ですが、絶対の絶対にパスワードがバレないようにしましょう。
パソコンに詳しくない人はパスワードを適当に「1111」や「1234」のようにつけたりしますが、絶対にやめてください。
このIDとパスワードがセットになって、金庫であるアカウントの中の個人情報が守られているのです。
もしIDが誰かにバレてもパスワードがバレない限り、アカウント内の情報は漏れません。
ところがパスワードがバレると簡単に個人情報が見られるのです。
パスワードの使いまわしが危険な理由
しかも、そのIDとパスワードと同じ組み合わせ(たとえば「ID=yossense」「パスワード=1234」)をほかのサービスでも使い回ししていたらどうでしょうか?
Twitterなら乗っ取られて広告ツイートをばらまかれるレベルですむかもしれません。
でも、これが「Amazon」や「楽天」みたいなショッピングサイトだったら……?
クレジットカードも入力していたら、バンバン買い物をされるかも知れません。
別のWEBサービスで使うパスワードは別のものを設定しましょう!
URLが「https」じゃないショップは危険
個人情報を入力する前にくせにしておくと良いのがURLの確認です。
もし、ショッピングサイトでURLの頭が「https」になっていないサイトがあったらお気をつけを!
というより、そのショップで買い物しないほうが無難です。
この「https」は、普通のURLの頭に付いている「http」に「s(secure: 安全である)」が付いてものです。
ちゃんと「https」になっているWEBサイトだと、入力した情報(=データ)を送るときに暗号化されて、ほかから読み取れないようになっています。
なので、個人情報を入力する際に、URLの頭が「https」になっているかどうかは必ずご確認ください!
さて、今回は「アカウント」という言葉について噛み砕いて紹介しました。
難しい言葉ですが、「おお! わかりやすかったぞ!」とか「うちの母にも理解できたぞ!」とか「うちのじいちゃんにも伝わった~!」みたいなお声があるとうれしいです。