2016年8月6日

LGBTとは? オリンピック憲章でも差別を禁止しているので知っておこうね!

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こんにちは! ヨス(@yossense)です。

今回はLGBTについてです。リオ五輪が始まりましたが、オリンピックでもLGBTという言葉がよく聞こえてくると思います。今回はそのLGBTについてまとめてみました。

LGBTとは?

この「LGBT」という言葉ですが、なんて読むのでしょうか? そのまんま「エルジービーティー」と読みます。

ざっくりと言うと「 L 」「 G 」「 B 」「 T 」から始まる4つの言葉の頭文字を繋げたものです。

L……レズビアン(Lesbian)
身体は女性で、女性を恋愛や性愛の対象とする人のこと
G……ゲイ(gay)
身体は男性で、男性を恋愛や性愛の対象とする人のこと
B……バイセクシャル(bisexual)
男女のどちらにも恋愛や性愛の対象とする人。両性愛者とも言う。
T……トランスジェンダー(transgender)
産まれたときに法律的・社会的に割り当てられた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人。さらに細分化できる。
  • 身体が男性で性自認は女性……MtF
  • 身体が女性で性自認は男性……FtM

参考: 【ジェンダーアイデンティティーまとめ】FTX MTX FTM MTFの違いって何? | 性同一性障害(GID)、性別違和(GD)の情報サイトGIDinfo.jp

オリンピック憲章でもLGBTについて差別を禁じている

2014年12月に、国際オリンピック委員会は「オリンピック憲章」の中でLGBT(「性的指向」という表現で)への差別を禁止しています。

このオリンピック憲章の定める権利および自由は人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的またはその他の意見、 国あるいは社会のルーツ、 財産、 出自やその他の身分などの理由による、 いかなる種類の差別も受けることなく、 確実に享受されなければならない。

オリンピック憲章 | 国際オリンピック委員会より引用しました。

国際的に「LGBT」への差別は許せないという方向に完全に向かってきているということです。

日本では、元東京都知事の石原慎太郎氏が「同性愛者は足りない感じがする」と発言して大問題になりましたね。

2010年12月初旬、石原知事は2度にわたり、メディアにおける同性愛者の扱いを批判するとともに、レズビアンとゲイの人びとは「どこか足りない感じ」がし、遺伝的に問題があると発言した。

日本:東京都知事は同性愛者差別発言を撤回すべき | Human Rights Watchより引用しました。

本当にひどいレベルです。「日本では女性差別が呼吸するように行われている」という記事でも書きましたが、人権後進国と言われるのも当然です。

さらに「LGBTIQ」という言葉もある

先日、清水展人さんの講演会を聞いて初めて知ったのですが、「LGBT」にさらに「IQ」という頭文字を繋げた「LGBTIQ」という言葉もあるそうです。「エルジービーティーアイキュー」と読みます。

ではこの「IQ」という言葉はなんでしょうか?

I……インターセクシャル(intersex)
性分化疾患(身体的な性別)が男女のどちらにも典型的ではない状態の人。性器の未分化や両方の特徴を持つ人
Q……クエスチョニング(questioning)
自分のセクシャリティー(性的指向・性自認など)の特定や名付けることを避ける人

こんな感じです。ただ、この分け方に関しては人によって定義がズレてたりするそうですので、断定ではないです。

性の境目は境界「線」ではない

こういう「LGBT」という言葉が認知されていくことは非常にいいことです。

ですが、言葉の定義というのはあくまで言葉の定義の枠から出られません。「LGBT」という言葉は「レズビアン」「ゲイ」「バイセクシャル」「トランスジェンダー」という4種類が「女」「男」という2つに加わっただけです。

けっきょくのところ、この4種類の言葉ではしっくり来ない方たちのことは、この言葉では拾いきれません。

「性の境界線」って明確な線がないんですから。

LGBTの象徴である「レインボー・フラッグ」

ここまで読むとLGBTの象徴である「レインボー・フラッグ」がなぜ虹をモチーフにしているかピンと来る方も多いと思います。

photo credit: flag it : rainbow peace warrior flag, harvey milk plaza, castro, san francisco (2013) via photopin (license)

上の旗ではデザイン上、6色という数えられる色数で、色の境目がくっきりしていますが、本物の虹には境目がないんです。

虹は色の境目がない
虹は色の境目がない

上の画像で見ると、赤と黄色の間には境目がなく、赤色にだんだんと黄色が追加されていって、グラデーションで色みが変わっています。

つまり、赤と黄色の間には無限の色があるのです。色って、ここからが赤で、ここからがオレンジという明確な境目がなく、人によっては「これは赤だ!」「いや、オレンジだ!」と言っているにすぎないんですね。

そして性別も虹と同じで、女性と男性の境目もきっちりとした境目ではなく緩やかなグラデーションになっています。

ここからが明確に「男性だっ!」とか「ここからがトランスジェンダー(MtF)だ!」と言えないってことです。

そもそも境界線が明確じゃないものは多い

人間が決めている境界線って、あってないような場合が多いです。たとえば人種なんかもそう。

どこからが黒人なのか? どこからが白人なのか?とか。日本でも国際結婚が増えてきてる現代、おじいちゃんがアメリカ人……みたいな事例では人種の判別が難しいですよね。

本物の虹
本物の虹

アジア系の顔だったら日本人だろ! とか白人っぽい顔だったらアメリカ人とか、そういう意味のわからない外的要因での境界線とかありえませんし。

人間が作った「型」は幻想

性別に話を戻すと、見た目的にも中身的にも女性らしいと思われる女性と、男性らしいと思われる男性がちょうど両極端だとします。

そこに所属することに違和感を感じる方はめちゃくちゃ多いはずなんですね。わたしもですが、男ならわかるでしょ?とか言われてもほとんど共感できないことが多いです。

スーツを着るのが嫌だという男性はたくさんいます。そのうち、トランスジェンダーでなくとも「おまえは男性だ!」という枠に入れられることに拒否反応を持つ方っていっぱいいるはずなんです。

「女性」とか「男性」という「型」は人間の作った幻想ですからね。

  • 女性器が身体にある人間は「女性らしくあれ」
  • 男性器を所有している人間は「男性らしくあれ」

……という社会的な圧力が性的マイノリティの人たちだけでなく、グラデーション上にいる人達を苦しめてるんですよ。

このブログでも何度も言っていますが、ただ単に性器がその性であるだけで、行動や服装、嗜好などを勝手に決めつけられるのは息苦しいです。

左: 本来あるべき境目(チカン/非チカン)・右: 現実の間違った境目(男性/女性)
左: 本来あるべき境目(チカン/非チカン)・右: 現実の間違った境目(男性/女性)

女性専用車両は差別か?という記事でも書きましたが、女性専用車両に違和感を感じるのは境界線がオカシイからです。

本来「非チカン」の人たちを「チカン」から守ろうという目的なのに、「男性」から「女性」を守ろう!にすり替わっています。

犯罪者と所有している性器が同じというだけで、いっしょくたにされているんですね。

日本より先を行く国での実験

イギリスのこんなおもしろい動画があるので紹介します。

社会実験の動画で、ゲイのカップル(仕掛け人)が公共の場で肩を寄せ合うところに、仕掛け人のジュリウスさんが差別的的な発言をします。

それを見た一般の方がどういう反応をするか……という実験です。

日本よりLGBTへの理解が進んでいるイギリスでは、周りの一般の方が差別主義を演じる仕掛け人に反論したり、激怒したりと想像以上の反応です。イギリスでもまだまだだと思うのですが、はるかに日本より進んでいるのは間違いないですね。

先ほどの動画はイギリスのものですが、同じことを日本でやったら全然反応が違うでしょう。

それでもいずれはこういうステージまで進めると思うのですが、そのスピードが格段に遅いです。

わたしが記事を書くことで、まずはLGBTという言葉の理解、さらには言葉だけを作るだけでは改善しないということが伝われば嬉しいです。

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