こんにちは! 効率化オタクのヨス(プロフィールはこちら)です。
片づけが大切ということはよく耳にします。
そのため、「そんなことはわかっている」と思っている人も多いはずです。でも……
でも、できないんだよっ!
……と叫びたい人も多いのではないでしょうか?
その理由は、どこに片づければいいかがわからないからです。
今回は物の「収納場所」を決めるときの基準について効率化オタクのわたしが紹介します。
収納場所を決めるときの7つの基準
「あれ? リモコンがない」……と何分も探し回ってしまう原因は、「収納場所を決めていないこと」だと断言できます。
では、その収納場所はどうやって決めればいいのでしょうか?
というか、なんとなく収納場所を決めていませんか?
今回は、収納場所を考えるときに指標にする7つの基準を優先順位の高い順に紹介します。
目次
「カテゴリー」ごとにまとめて収納
まずは基本である「カテゴリーごとに収納」という方法から紹介しましょう。
たとえば、こういうことです。
カテゴリーで収納場所を決定
- 本 本棚に収納
- 生の食べ物 冷蔵庫に収納
- 服 クローゼット / タンスに収納
収納したい物のジャンルに注目して、同じカテゴリーのものを同じ場所に収納するのです。
いや、当たり前でしょ……。
はい、当たり前ですね。
とりあえず、収納場所を決めておくことは重要です。
「使う場所」で収納場所を決める
物の収納場所を決めるときの、もう1つの基本が使う場所です。
その「物」を使う場所に近いところに収納しましょう。たとえば、こちらのような感じですね。
使う場所で収納場所を決定
- リビングで使うもの(筆記用具など) リビングに収納
- 台所で使うもの(スポンジ・洗剤など) 台所に収納
- お風呂で使うもの(石けん・タオルなど) お風呂 / 洗面所に収納
これも当たり前ですが、1階のキッチンで使う「お玉」を2階の物置きに入れるなんて非効率なことしませんよね(笑)。
でも意識していないと、なんとなく1で紹介した「カテゴリー」にひきづられてしまうこともあります。
たとえば、教科書などは子ども部屋に収納したくなりますが、低学年の場合は2階にある子どもの部屋で宿題なんてしません(よね?)。
うちの子の場合はリビングでするので、リビングに教科書が収納されているほうが合理的なのです。
子どもが自分の部屋でできるようになれば、収納場所が変更になるので流動的ですね!
「使用頻度」で収納場所を決める
使用頻度の高いものを「取りやすい場所」に収納することも検討しましょう。
たとえば我が家のキッチンでは、スプーンやフォークを置く場所は引き出しの一番上が定位置でした。
でも、あるとき気づいたのです。「当たり前になっているけどこれって非効率なのでは?」と。
使用頻度の高いものを取りやすい位置に
そこで、キッチンで料理を作るときにもっとも使用頻度の高い器具を一番上に変更しました。
案の定、キッチンの引き出しの一番上は、ハサミやピーラーなど、料理を作るときに必要なもの(緊急性の高いもの)を入れるほうが効率的でした。
めちゃくちゃ使いやすくなりました!
逆にスプーンやフォークというのは、ご飯を食べるときに使うもので、キッチンでは緊急性が低いです。
つまり、取りにくい下の引き出しでも問題ないんですよね。
さらに緊急性が高いものは「しまわない収納」も
緊急性の高いものを「しまわない収納」という方法もあります。
たとえば、こちらは包丁を「マグネットナイフラック」に収納しています(友達の家の写真です)。
強力な磁石になっていて、包丁を壁にかけられるんですね!
おしゃれでいて、取りやすいという最強の収納方法ですね。
「動線」で収納場所を決める
たとえば、玄関にある植木鉢に水をやるからといって、じょうろを玄関に置いてもダメです。
なぜなら「じょうろに水を入れる」という作業が必ず発生するから。
まずは「水道の近く」で使うので、水道の近くに置くべきでしょう。
こうすることでこちらの動線がスムーズになります。
ほかにも、「薬を飲み忘れないようにする」という目的のために「薬を書斎に置いておく」のも、動線で収納場所を考えるということですね。
「属性」で収納場所を決める
そして、収納場所を考えるときにそのモノの「属性」も考慮する必要があります。
「属性ってなに?」と思うはずなので、例を出します。
属性とは
- 子どもが触っても大丈夫か?
- 水に濡れても大丈夫か?
- 高温に弱いか
- 湿気に弱いか?
たとえば、「子どもが触っても大丈夫か?」という属性は重要です。
便利な道具である「ハサミ」ですが、子どもが幼いうちは「危険な道具」の1つでしょう。
よく使うからと言ってちゃぶ台の上の「ペン立て」に入れておくのはダメですよね。
つまり、先述したような条件(使う場所・頻度)にマッチしても、属性を考慮すると「その収納場所はふさわしくない」ということもあるのです。
「収納スペースありき」で収納場所を決める
「収納スペースありき」で決める方法もあります。
どういうことかというと、たとえばタンスと壁の間にスキマがあったとします。
いわゆる「デッドスペース(使うことのできない余っている空間)」ですね。
で、このスキマの大きさが、細長い掃除機の大きさとピッタリだとしたらどうしますか?
もちろん掃除機をそこに収納しますよね。
めっちゃテンションが上がるシチュエーションです!
ピッタリのスキマを探してそこを収納場所にできれば、このうえなく効率的でしょう。
ただし、収納スペースありきで収納場所が決まってしまうという欠点があります。
その収納スペースが場所や頻度を考慮しても効率的であるかどうかも考えましょう。
「価値観」で収納場所を決める
収納スペースを考えるときの最後の指標が「価値観」です。
たとえば、大きく分けるとこちらの価値観があります。
2つの価値観
- 効率的になっても見栄えが悪いのはイヤ
- 見栄えが悪くても効率的なほうがいい
わたしの場合、見栄えが悪くなるとモチベーションが下がるので効率だけを求めていません。
効率がUPしても、見栄えが悪くなるのはイヤです。
たとえば、カギは玄関の靴箱の上にあったほうが便利です。でも見栄えが悪くなるため、靴箱の扉の裏に収納しています。
つまり、すこし非効率になっても「外からは見えない場所に置く」という価値観を重視しているということですね。
この価値観は「美意識」と言ってもいいかもしれません。
ミニマリストの人が考える「ゴミ箱を複数持つのがイヤだから1つだけにしたい」というのも価値観ですね。
さて今回は、収納場所を決めるときの基準を紹介しました。
まとめてみるとこれだけの基準をもとに収納場所を決めていたんですね。
「何も考えずに決める」のは、もっともダメなのでなるべくやらないようにしましょうね!