2024年9月にMX-ERGOがグレードアップした「MX ERGO S」が発売になり、商品を提供していただきました。
こんにちは! 効率オタクのヨス(プロフィールはこちら)です。
効率化を考えるなら、いいマウスを持つことは欠かせません。
でも、PCを長年使っている人ですら「マウスなんてどれも同じ」と思っている人が意外と多いのが現状です。
ではどのマウスがいいのかというと、ずばりロジクールのトラックボールマウス「MX ERGO」!(6年間愛用しています)
わたしはロジクールの最初のトラックボール「M570」が登場したころから合計すると13年以上使っているトラックボールマニアです。
そんなトラックボール「MX-ERGO」が2024年9月にグレードアップし、「MX ERGO S」になりました。
「MX-ERGO」を使い倒しているわたしが、その魅力についてガッツリとレビューします!!
ちなみに、わたしの著書『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』でも「トラックボール」を紹介しています。
目次
【簡単に解説】トラックボールって?
では、まずはトラックボール自体を触ったことのない人のために簡単に説明します。
すでに知っている場合はこちらからお読みください。
「トラックボール」は、アニメーション画像で見たほうがわかりやすいので、次の画像を見てください。
これがトラックボールと呼ばれるマウスです!!
なんか、親指で大きなボールを回していますよね?
ふつうのマウスは、マウス本体を動かすのに対し、トラックボールは「ボール」だけを動かします!
「トラックボール」の大きな特徴を簡単にまとめるとこのようになりますよ。
トラックボールの特徴
こちらに関しては「トラックボールとは?」でも語ってるので、ご参考に。
「MX ERGO S」のスペック
「MX ERGO S」のスペックを見てみましょう。
MX ERGO S | |
---|---|
大きさ | 【幅】10cm × 【奥行き】5.1cm × 【高さ】13.3cm |
重さ | 259g (※ 金属プレート: 95gを含む) |
カラー | グラファイト(グレー) |
表面 | マット加工 (ゴム) |
無線接続 | USBレシーバー(付属) / Bluetooth |
操作距離 | 約10m |
電池 | 500mAh充電式リチウムポリマー電池(付属) |
充電方法 | Micro-USBケーブルで充電可(付属) |
電池の持つ期間 | 最長4か月 |
対応OS (Bluetooth) | |
対応OS (USBレシーバー) | |
解像度 | 2,000 dpi(初期値:380 dpi) |
角度の調節 | 2つの角度で調整可 |
総ボタン数 | 7 左右のクリックボタン:2 拡張ボタン:2 DPIボタン:1 EASY-SWITCH:1 ホイール:1 |
カスタマイズ可能なボタン数 | 6(※ ホイールの左右へのチルト機能を含む) |
マウスホイールの水平スクロール | 〇 |
マウスホイールのクリック | 〇 |
SmartWheel(高速スクロール) | × |
DPIボタン (一時的にポインターのスピードをゆっくりにする) | 〇 |
EASY-SWITCH (2台のPC間での切り替え) | 〇 |
LOGICOOL FLOW (ほかのPCとのリンク) | 〇 |
静音機能 | 〇 |
価格(税込み) | 19,580円 |
保証期間 | 2年間 (※Amazon限定で1年間モデルもある) |
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点
では今度は、トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点を紹介しますね。
自然な角度で手のひらを置ける
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の1つ目は、手のひらの置き心地がいいことです。
こちらのアニメーション画像を見てみてください。
たぶん意味がわからないと思うので、解説します。
2段階の角度を調整できる
じつは、「MX ERGO」をテーブルに置いたときの角度を2段階に調節できるのです。
手のひらを置いたアニメーション画像も見てください。
(平らにした場合と、20度の角度をつけた場合を交互に見せています)
個人的にはこの角度が付いているほうが、かなり操作しやすいです。
なんというか、腕を脱力させてテーブルの上に置いたときの体勢と同じ感じでラクなんですよね!
カラクリは超強力な磁石
この角度の2段階調節のカラクリは、超強力な磁石です。
「MX ERGO S」の底の部分が、次の画像のような金属になっていて、取り外せます。
これをトラックボールの底(磁石になっている)の2つのカドのどちらかに合わせることで、角度を変えられるんです。説明むずいな(笑)。
磁石って聞くと、使っているときにズレたりしないかなと心配になりますが、大丈夫です!!
こんなレベルで強力な磁石なので、絶対にズレません。
上の写真を説明すると、トラックボールの底の磁石部分で、底になる「メタルプレート(金属板)」を引っ張り上げてます。
この板、100gぐらいあって重いのですが、強力すぎて落ちないんですよ。
小指を置きやすい
あと、マウスの形的に「くぼみ」があって、小指が置きやすくなっています。こちらのアニメーション画像を見てください。
上のくぼみのところに小指がめっちゃフィットしているでしょ?!
水平スクロールができる
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の2つ目は、マウスホイールを左右に傾けると水平スクロールできることです。
ほかのマウスにもある機能で目新しくはないですが、エクセルなどを使うときには大活躍しますよね。
つまり左右にスクロールする画面では、マウスホイールを右に傾けると右にスクロール、左に傾けると左にスクロールします。
後述しますが、このホイールを左に傾けたとき、右に傾けたとき、クリックしたときに好きなショートカットを設定できます。
水平スクロールは、ボールの手前にある「DPIボタン」+「ホイールの上下」に設定できるのでほかのショートカットを当てるほうがオススメです。
この、ホイールを傾ける機能を「チルト(tilt:傾ける)」と呼びます。
ボタンが親指付近にある
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の3つ目は、親指の近くに「DPIボタン(拡張ボタン)」があることです。
DPIボタンでポインタのスピードが一時的に遅く
このボタンは、一度押すと、マウスで動かすポインタ(矢印とかカーソル)のスピードを一時的にゆっくりにしてくれます(もう一度押すと元のスピードに戻る)。
これを使うと、トラックボールを使いはじめたころのこんな悩みを解消できます。
ポインタが思ったところに止まらないっス!!
そういう意味で、初心者にとっては便利な機能ですが、わたしはこれに頼るのを長い目で見るとオススメしません。
DPIボタンは拡張ボタンとして使う!
なぜなら、この「ポインタが思ったところに止まらない」というイライラは、使っていれば慣れる……という経験値の問題だからです。
なので、このボタンはマウスのポインタのスピードを下げるボタンとして使うのではなく、次の項目で紹介する「拡張ボタン」として活用するのをオススメします。
わたしはEnterキーを割り当てていますよ。
【重要】拡張ボタン設定が便利すぎる
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の4つ目は、拡張ボタン設定が便利すぎること!
いろいろなメーカーがロジクールのトラックボールを真似て発売していますが、この1点だけでロジクール以外の選択肢はありません。
拡張ボタンとはふつうのマウスにはないボタンのことで「MX ERGO S」には、人差し指で押せるところに2つの特別なボタンがあります。
これが「拡張ボタン」です。初期設定では、ブラウザの戻ると進むボタンになっています。
前項で紹介した「DPIボタン」も拡張ボタンですね!
【最強すぎる】アプリ「Logicool Options」でカスタマイズ
実はこの2つのボタンには好きなショートカットを割り当てられます。
それを可能にしてくれるのが、ロジクールのアプリ「
」です。なんと、次の6つのボタンの動作にお好きなショートカットを設定できます。
設定できる6つのボタン
- 拡張ボタン1
- 拡張ボタン2
- ホイールを左に傾ける
- ホイールを右に傾ける
- ホイールをクリック
- 親指で押す「DPIボタン」
これがあまりにもすごくて便利すぎるがゆえに、わたしは一生「MX ERGO S」をやめられません(笑)。
効率オタクのわたしが設定している例
拡張ボタンへの設定に関しては別記事にしています。
この記事では効率オタクのわたしが「
」でやっている設定を紹介しているのでチェックです!重くてどっしりして動かない
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の5つ目は、重くてどっしりして動かないことです。
先述しましたが、マウスの裏側には金属のメタルプレートがあります。
これは角度調整だけが役目ではありません。
マウス自体を重くして、安定感を増しているのです!
後述しますが、持ち運びには不向きではあります……。
裏側がラバー加工で滑り止め度が高い
しかも、メタルプレートの裏側全体がラバー加工(ゴム)になっていて、滑りにくいんです。
はっきり言って、意図的に動かさなければマウスが動くことはないでしょうね。
表面がラバー仕上げになって触り心地がいい
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の6つ目は、表面がラバー仕上げになって触り心地がいいことです。
これが、圧倒的に触り心地がいいのです。
表面がツルツルしておらず、でこぼこしているように見えますよね。
拡大して見てみましょう。
これ、プラスチックの上からゴム素材でコーティングされているんですよ!
プラスチックと比べると、滑り止め感が高く、しっとりした感じで触り心地がすごくイイです。
ちなみに3年間使い倒すと、次の写真のように表面がツルツルになりますよ。
ツルツルになると吸着度が上がりますが、ぜんぜん不快ではありません。
Bluetooth接続に対応
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の7つ目は、Bluetooth接続に対応していることです。
以前のトラックボールでは、パソコンとは「USBレシーバー」のみで接続していました。
こんな付属の部品ですね。
この部品をパソコンに差し込むとトラックボールにつながる……というカラクリでした。
「MX ERGO S」でも「USBレシーバー」は付いているので、どちらかを選べます。
わたしのように、MacBookPro(←「USB Type-C」しか使えない)のユーザーはBluetoothはかなりうれしいですね!
Bluetoothよりも「USBレシーバー」のほうが接続がいいですが、わたしの場合は「Bluetooth」接続で問題が生じたことはとくにないです。
ほかのPCとリンクして画面間をスムーズに移動できる
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の8つ目は、ほかのパソコンとの画面間をスムーズに行き来できること。
この「LOGICOOL FLOW」という機能について、すこし説明しますね。
ほかのパソコンとリンクする「LOGICOOL FLOW」
「LOGICOOL FLOW」というのは、ほかのパソコンとリンクする機能です。
マウスポインターをパソコンの端っこに持っていくと、もう1台のパソコン内のマウスポインターにつながったかのような動きをします(もちろん設定が必要)。
つまり、1つのマウスで違うパソコンを違和感なく操作できるわけです。
まるでデュアルディスプレイ(同じパソコンにつなぐもう1台のモニター)だと勘違いするかのよう!
これだけで驚いてはいけません。
なんと合計で3台までつなげられ、WindowsとMac間でも機能します!
クリップボードもリンクする!
マウスポインタだけでなく、クリップボードも「LOGICOOL FLOW」を介してリンクします(参考:コピペとは?)。
「パソコン1」上で、「とあるデータ」をコピーし、マウスポインタを「パソコン2」に切り替えると、同じデータがパソコン2のクリップボードに入るんです!
クリップボードがリンクする例
- パソコン1(Windows)で画像や文字をコピー(Ctrl+C)。
- パソコン2(Mac)に移動
- パソコン2(Mac)でペースト(Command+V)すると、パソコン1でコピーした画像や文字が貼り付けられる
すごすぎます! Windows同士、Mac同士だけでなく、違うOS間にも引き継がれるんです!!
「LOGICOOL FLOW」を使うにはどうすれば?
では「LOGICOOL FLOW」を使うにはどうすればいいのでしょうか?
以下の条件をクリアすればOKです。
Flowを使う条件
- アプリ「 」を両方のPCにインストール
- トラックボール「MX ERGO S」を両方のPCに接続
- 両方のPCを同じWi-Fiにつなぐ
- アプリ「「LOGICOOL FLOW」を有効化 」で両方のPCで
以前なら「違うOS間でのデータの移動」はネックでした。
クラウドを使ったり、メールに添付するなど、めんどうな作業が必要だったのに、それがまさか、マウスで解決するなんてだれが想像しましたか?!
PCはスイッチでも切り替えられる
なお「LOGICOOL FLOW」を介さなくても「EASY-SWITCH(イージー・スイッチ)」でMX-ERGO SをつないでいるPCを切り替えられます。
こちらのマウスホイールの下にあるボタンです。
これを押すたびに、トラックボールで操作するPCを切り替えられます。
このボタンの位置を見て、こんなふうに気になるかもしれませんね。
使っているうちに指が当たって誤作動するんじゃないっスか?!
これにかんして、6年間使っているわたしは一度も誤クリックしたことがないので大丈夫だと断言できます。
【余談】拡張ボタンとしても使えたらうれしかった
この「EASY-SWITCH」ですが、実質的には1台のPCしか使っていないわたしには残念ながら不要な機能です(すごく便利だとは思う)。
なので、もしこのボタンを「拡張ボタン」として、ショートカットを設定できれば最高でした。
残念ながら変更できないんですよねぇ……。
ロジクールさん、いつか対応をよろしくお願いします!
【2024年10月追記】USB-Cで充電ができる
トラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点の9つ目は、USB-Cで充電できること。
2024年9月以前は「Micro-USB」での充電だったので、この改善はすごくうれしいです!
充電用にケーブルも付属でついていて、フル充電後は、4か月ほど持ちます。
相変わらず「燃費のイイ」マウスです。
そして、うれしいことに突然充電がなくなっても、1分の充電で1日ほどは持つので、突然のバッテリー切れでも安心ですね。
なお、マイクロUSBでもよくて、事項で説明する「静音」も不要な場合は旧バージョンのほうが安くてオススメ。
【2024年10月追記】左右のクリック+ホイールのクリックが静音に対応
そして最後に紹介するトラックボール「MX ERGO S」のすばらしい点が、静音に対応していることです。
なんと、左右のクリックボタン+ホイールのクリックが静音に対応ています(※ ホイールを回す音は静音じゃない)。
これ、使ってみてびっくりしました。ほぼ無音なんです(もちろん耳元でクリックすると聞こえます)。
正直な話をしますね。
はじめは「クリック音なんてそんなに気にならなくない?」と思っていました。
でも使ってみてはじめて「うるさいことに慣れていただけ」ということに気づいたのです。
一度「静音」に慣れてしまうと、通常のマウスのクリック音が気になるようになるはず。
なお「静音仕様」が不要で、前項で紹介したUSB-Cにも不対応でもいい場合は旧バージョンのほうが安くてオススメ。
トラックボール「MX ERGO S」の残念なところ
さて、トラックボール「MX ERGO S」をひたすら褒めたたえてきますたが、残念なところももちろんあります。
今度は「MX ERGO S」の微妙なところを紹介します。
MX ERGOの残念なところ
SmartWheel(高速スクロール)に対応していない
トラックボール「MX ERGO S」の残念なところ1つ目は、SmartWheel(高速スクロール)に対応していないことです。
SmartWheelというのはマウスホイールを回すときに、ホイールをはじくだけで一気にスクロールできる機能です。
このSmartWheel機能はLogicoolの別商品「M650(下記の商品)」などで採用されています。2024年のグレードアップで「もしや?!」と期待しましたが叶いませんでした。
これは、5,000円ぐらいさらに高いバージョンでもいいので出してほしい!(← 完全にLogicoolの奴隷)
Logicoolさん、トラックボールファンは
切望していますよ!!
「持ち運び」に適さない
トラックボール「MX ERGO S」の残念なところ2つ目は、「持ち運び」に適さないことです。
なぜかというと、重いから。
そもそも、旧マウスのころから大きいので持ち運びには向いていませんでしたが、さらに適さなくなりました。
なので、会社と家でトラックボールにそろえたい場合は、2台買うのがベストです(高いけど)。
お手入れがしにくい
トラックボール「MX ERGO S」の残念なところ3つ目は、お手入れがしにくいことです。
実はトラックボールはホコリに弱く、使っているうちにボールの動きが鈍ってきます。
原因は、ボールの奥にあるホコリで、ときどきお手入れが必要なのです。
上のようにボールを豪快に外し、中のホコリを取るだけですが、外しにくいのです。
やり方を紹介しますね。
メタルプレートを外す
メタルプレートが側面にくっついたので、これを毎回外す必要が出てきました。
細いもので裏にある穴から押す
さらに、ボールを押し出す穴が深くなったので、指で押し出せなくなりました。
なので、お箸や楊枝などで押しましょう。
これがめんどうなんですよね。手元に常にお箸を置いておくのもアレですし。
爪先でホコリを落とす
あとは爪先や楊枝などで、ボールの穴の内側に付いているホコリを落としましょう。
わたしの場合、デスク上に楊枝を1本置いています。
慣れるまで少しかかる
トラックボール「MX ERGO 」の残念なところ4つ目は、慣れるまで少し時間がかかるという特性です。
マウス本体を動かすのではなく、親指でボールを回すという、今まで未体験の動作を習得することになりますからねぇ……。
もうこれは練習するしかありません。
ただ、わたしの体験では1週間でほとんど慣れました。パートナーもトラックボール(M575SP)を使っていますが、1か月もかからずに慣れました。
そして一度慣れると、ふつうのマウスには戻れなくなります。
長い目で「効率化」を考えるなら、多少慣れるまで時間がかかっても後々おつりが来るのでがんばりましょう♪
値段が高い
最後ににお伝えしないといけない残念なところは普通のマウスより値段がかなり高いことです。
「そりゃあ、これだけスゴいマウスだもんね!」と言いたいのですが、「マウスはどれも同じ」と思っていたとしたら想像より高いと思います。
1,000円で買えるマウスの、18倍ぐらいの値段なんですよ(笑)。
18,000円のマウスとか買えないっス!!
……と、多くの人が思うでしょう。
マウスは一日中触るもの
でもよく考えてみてほしいんです。
マウスは、PCを触っていれば毎日使うものですよね?
そこはケチるところでしょうか?
キーボードとマウスと言えば、いわば「仕事」というフィールドを戦うための装備です。剣と盾みたいなもの。
1日のうち1時間しか使わないものならまだしも、マウスってデスクワークの人なら8時間以上触っているレベルのものです。
本当に効率化ができるなら安すぎる
その8時間の快適さと、手への負担、使いやすさが向上したらどうでしょうか?
お昼休みに美味しいお店でちょっと高い料理を頼み、数分で平らげるよりも、接触時間に対するインパクトははるかに高いと思いませんか?
初期投資として費用がかかるけれど、毎日使うものなので使えば使うほど「生産性」という価値でお釣りが返ってきます。
旧バージョンはすこし安い?!
先述しましたが、この「MX ERGO S」は高いのがネックです。
そこで、もし充電コードがマイクロUSBで、クリックボタンが「静音仕様」でなくてもいい場合は、旧バージョンをおすすめします。
すこし安い旧バージョンはこちら!
【追記】トラックボール「MX ERGO」の寿命は3年程度?
最初に「MX ERGO」を使いはじめて3年ほど経ったころ(2021年9月)、ついに壊れてしまいました。
どこが壊れたのかというと、左クリックボタンです。
たとえば、ファイルを移動するときに、左クリックボタンを押したままポインターを動かしますよね?
その途中で、左クリックボタンを離していないのに、離したことになってしまう現象が起こるようになりました。
クリックした感覚も、クリックしたときの音もおかしい感じはありませんでしたが。
わたしの場合はさすがに使いすぎなので、マウスの寿命だと思い、新しく購入し直しました。
上の画像の左側が3年間使って壊れたほうで、右側が新しく購入したものです。
パッと見は変わらないように見えますが、表面のゴムは3年も使い倒すと次の画像のようにツルツルになってしまいます。
ということで、毎日10時間以上PCを使っているような人の場合は3年程度で壊れる可能性があることも知っておきましょう。
なお、2024年9月現在、2つ目のMX ERGOは3年経っても壊れていません。
さて今回は、トラックボール「MX ERGO S」を実際に6年間使ってみた感想をまとめました。
今ではこれがないとPCの作業効率が激減するので、なくてはならないパートナーです。
効率化を考えれば「即購入」をおすすめしますが、前述したように持ち運びには適しません。
ご自分のライフスタイルによってその「価値」は違ってくると思うので、照らし合わせてみてください。
本当の効率化を求める人に!
価格はしますが、そのぶん満足度が高いはず。ただ、合うか合わないかは、その人しだいなところもあります。
もし、どうしても「もっと安い値段で試してみたい」という場合は、下記の「M575」を選ぶという選択肢もありです。
クオリティも十分高く、本記事で紹介している「MX ERGO S」と比べるとかなり安いですので。
安いほうがいい場合はこちら!
「M575SP」と「MX ERGO S」の比較も参考にしてください。