こんにちは! 効率化オタクのヨス(プロフィールはこちら)です。
仕事中や移動時間にふと「このアイデアいいかも!」と思い浮かぶこと、ありますよね?
そんなとき、以前なら紙のメモ帳にメモっていましたが、今だとスマホのメモアプリを使う方が多いのではないでしょうか?
今回は、そんなメモアプリを徹底的に比較しました。
用途によってオススメのメモ帳アプリは違うので、自分に合ったメモ帳を見つけてくださいね。
【結果発表】オススメのメモアプリ
では、最初に結果から発表します。
おすすめのアプリのトップ3を紹介しますね。
今回比較したメモアプリはこちらになります。
メモアプリの比較
では、メモアプリを比較していきます。
こちらの4つの基準で比較しました。
では、それぞれをさらに細分化して詳しく見ていきましょう。
基本的な機能
まずは、メモアプリの基本的な機能の比較からです。
保存用か簡易メモ用か?
まず知っておいてほしいのは、メモ帳アプリには2つの種類があるということです。
2種類のメモ
- 保存用 …… ずっと記録として残しておくメモ
- 簡易メモ用 …… 削除するのを前提のメモ
Evernote | 保存用 |
---|---|
Google Keep | 簡易メモ用 |
OneNote | 保存用 |
Notion | 保存用 |
Notebook | 簡易メモ用 |
メモ(Apple純正) | 保存用 |
Simplenote | 簡易メモ用 |
Paper by Dropbox | 保存用 |
Bear | 簡易メモ用 |
Noteshelf | 保存用 |
わたしは保存用としてはダントツでEvernoteをオススメします。
その保存用のメモ帳へ直接送れる「FastEver3」も併用すれば最強ですよ!
ただし、Evernoteは有料じゃないと使い倒せないので、無料が好きな人はiPhoneの純正アプリをオススメします。
削除するのを前提とした簡易メモ帳としては「Google Keep」を使うのがオススメです。
ほかの端末との同期
アプリのメモ帳は基本的にほかの端末と同期のできるクラウドです。
Evernote | △(無料では2台まで) |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | △(有料プランのみ) |
Noteshelf | ○ |
ただし、Bearは無料プランだとほかの端末と同期できません。
Evernoteも有料プランにしないと端末2台までしか同期できないという欠点があります。
アカウントは必要?
基本的にメモアプリを使うにはアカウントが必要になります。
なぜかというとほかの端末(PCとスマホのような)同士で同期するときにシステム上必須となるからです。
Evernote | 必要 |
---|---|
Google Keep | 必要 |
OneNote | 必要 |
Notion | 必要 |
Notebook | 不要 |
メモ(Apple純正) | 不要 |
Simplenote | 必要 |
Paper by Dropbox | 必要 |
Bear | 必要 |
Noteshelf | 不要 |
Notebookはアカウントが無くても使えますが、ほかの端末と同期させる場合はアカウントが必要になってきますよ。
iOS純正メモと、Noteshelfは、同期させるためにiPhoneのiCloudを使うため、新たにアカウントを取得する必要がありません。
導入しやすいということですね!
アプリの起動スピード
ではアプリの起動スピードを比較します。これはけっこう重要です。
わたしの場合、なにかいいアイデアやブログのネタを思い浮かんだときに即座にメモを起動してメモらないとすぐに忘れるからです。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | △ |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ◎ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | △ |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
iOS純正のメモは速かったです。
基本的に問題のないものが多いのですが、Notionはひときわ遅かったです。メモとしては致命的な遅さだと思います。
そして、OneNoteとPaperも遅くて、起動するまでイライラします。
新規メモを開くまでのスピード
では、メモを起動して、すぐにメモできる体制にあるかどうかの比較です。
これは開いた時にどんな画面がパッと表示されるのかと、「新規メモボタン」の位置などが関係します。
Evernote | ○ | 起動時には「すべてのメモ」が開き、下に新規メモボタン |
---|---|---|
Google Keep | ○ | 起動時には「すべてのメモ」が開き、右下に新規メモボタン |
OneNote | △ | 前回見ていたページが開くため新規メモが開きにくい |
Notion | △ | 前回見ていたページが開くため新規メモが開きにくい |
Notebook | ○ | 起動時にはノートブックページが開き、左下に新規メモボタン |
メモ(Apple純正) | ◎ | 常に右下に新規メモボタンがある |
Simplenote | ○ | 常に右上に新規メモボタンがある |
Paper by Dropbox | × | メモが開くのが遅すぎる |
Bear | △ | 前回見ていたページが開くため新規メモが開きにくい |
Noteshelf | △ | 前回見ていたページが開くため新規メモが開きにくい |
結果としては、iOSの純正メモが優秀でした。常に右下に固定で「新規メモボタン」が設置されています。
Simplenoteも常に「新規メモボタン」があるのですが、残念ながら右上という、片手ではタップしにくい位置です……。
比較には入っていませんが、FastEver3というEvernoteに送るためだけのメモアプリがあれば、Evernoteがメモの取りやすさでも爆速になります。
メモ一覧画面でメモをスワイプで削除可能か?
新規メモの反対に、削除も簡単にできることが望ましいです。
そのためには、メモの一覧画面でスワイプによる削除ができるかどうかを比較しました。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ◎ (削除ではなくアーカイブに・間違って消しても「元に戻すボタン」が出現) |
OneNote | ○ |
Notion | × |
Notebook | △ (スワイプで消せるがいちいち「本当に削除しますか?」の確認が出る) |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
一番優秀だったのはGoogle Keepです。なぜなら、スワイプで「削除」ではなく、「アーカイブ」になるからです。
アーカイブは削除と似ていますが、見えないけどデータは残っているという状態で、いざという時には検索で探せて便利です。
入力のしやすさ
文字を入力するときに便利な入力機能があるかどうかです。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | ◎(現在の日付&時間がボタン1つで入力可・矢印ボタンででカーソル移動可) |
Noteshelf | ×(基本的に手書きに向いている仕様) |
基本的にどれも問題なかったのですが、優秀だったのは、Bearでした。
現在の日付&時間をボタン1つで入力できる仕様です。
メモのタイトルの自動取得
そして、メモのタイトルの自動取得についてです。
どういう意味かというと、メモのタイトルを付けなくても、本文の1行目が勝手にタイトルになってくれるかという機能ですね。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ○ |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
基本的にどのアプリもこの機能を搭載しています。
画面の見やすさ
そして、画面の見やすさ。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ◎ |
OneNote | △(一覧の画面が見づらい) |
Notion | ×(英語のみで、しかもごちゃごちゃ) |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
個人的に一番見やすいと思うのは、Google Keepです。付箋が羅列されているような画面です。
Notionは英語のみで、さらにゴチャゴチャしていてかなり見づらいです。Notionは機能が豊富なので仕方ないですが、メモとして使うには微妙ですね。
OneNoteも、すべてのメモの一覧に「フォルダ」まで表示され、見づらいですね。
無料プランの容量
無料プランで使える容量に制限があるかどうかです。
Evernote | 毎月60MB |
---|---|
Google Keep | 制限なし |
OneNote | 5GB |
Notion | 1000ブロック(1000行みたいな意味) 5MBのデータアップロード |
Notebook | 制限なし |
メモ(Apple純正) | 5GB(iCloud無料プランでの制限) |
Simplenote | 制限なし |
Paper by Dropbox | 制限なし(今のところ……) |
Bear | 制限なし |
Noteshelf | 5GB(iCloud無料プランでの制限) |
Google Keepは簡易メモとしてゴリ押ししている理由の1つが無料で容量制限がないことです。そもそも使いやすいというのもあるけど。
Evernoteは毎月60MBしか使えないので、正直有料プランにしないと使えません。ただし、十分価値はあります。
有料プランの料金・特典
今度は有料プランについてです。
Evernote | 月額 600円 / 年額だと 5,200円 |
容量が毎月10GBに / 同期できる台数が無制限に / メモを前のバージョンに戻せるように / 名刺取り込み機能 |
---|---|---|
Google Keep | − | 有料プラン無し |
OneNote | 年額 12,744円 |
容量が1TBに |
Notion | 月額 $4 |
容量が無制限に |
Notebook | − | 有料プラン無し |
メモ(Apple純正) | − | 有料プラン無し |
Simplenote | − | 有料プラン無し |
Paper by Dropbox | − | 有料プラン無し |
Bear | 月額150円 年額だと 1,500円 |
同期可能に / メモにパスワードを かけられるように |
Noteshelf | 1,220円 | このアプリは元々有料 |
Evernoteは有料にしたとたん、一気に最強になります。
年額5,200円を高いと感じるかどうかは個人によりますが。
管理のしやすさ
お次はメモアプリを「管理のしやすさ」から比較します。
階層管理(カテゴリ)
まずは階層管理、つまりどのくらいカテゴリを作れるかです。
Evernote | 3階層まで |
---|---|
Google Keep | 1階層のみ |
OneNote | 3階層まで |
Notion | いくらでも作れる (作り方が独特でまるでリンクを貼るようなイメージ) |
Notebook | 2階層 |
メモ(Apple純正) | 2階層 |
Simplenote | 1階層のみ |
Paper by Dropbox | いくらでも作れる |
Bear | いくらでも作れる(タグで代用) |
Noteshelf | 2階層まで |
階層はたくさん作れるならいいという意味ではありません。
簡易なメモとして使うなら、削除するのを前提に使うため、Google Keepのように1階層のみでも問題ありません。
個人的には2階層あれば十分だと思っています。でもEvernoteの3階層は便利ですけど(笑)。
タグ管理
カテゴリーとは別にタグ管理もできるかどうかで比較してみます。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | △ (使える文字が、ひらがな・アルファベットのみ) |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
Evernoteは3階層のカテゴリ構造が作れるうえにタグ管理もでき、便利ですよ。
ピン留め(メモの固定)機能
そして、ピン留めの機能です。
ピン留めというのは、メモ帳の上のほうにパッと目につくように固定表示できる機能のことです。
Evernote | ○(ショートカットという機能) |
---|---|
Google Keep | ◎ |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
Google Keepのピン留めは簡単にやりやすくて非常に便利ですよ。
コピペしたときの装飾
ネット上の文章をメモ帳にコピペしたときに、どういう表示になるかというのはメモアプリによって違います。
たとえば、文字の色や大きさのような装飾や、リンクになっている文字のリンクが残ったままなのかとか。
Evernote | あり |
---|---|
Google Keep | 無し |
OneNote | あり |
Notion | あり (文字の大きさ・太さ・画像は引き継がれる) |
Notebook | あり (文字の大きさ・太さ・画像は引き継がれる) |
メモ(Apple純正) | あり (文字の大きさ・太さ・画像は引き継がれるが、段落は消える) |
Simplenote | 無し |
Paper by Dropbox | 無し |
Bear | 無し |
Noteshelf | 無し |
コピペした時の装飾があるか無いかは好みや使用用途によります。
わたしの場合、スマホでコピペする時には装飾はないほうがうれしいです。
Safariからの送信
iOSでは、ブラウザとして「Safari」を使っている人が多いと思います(わたしはGoogle Chromeですが)。
Safariからメモアプリにデータを送って、タイトルやURLを保存できるかどうかの比較です。
Evernote | ◎(ページ全体が装飾付きのテキストで見やすく保存) |
---|---|
Google Keep | ○ (サムネイル・タイトル・タイトルはリンクに) |
OneNote | △(スクリンショット画像になって添付される) |
Notion | ◎(調整され見やすく保存) |
Notebook | ○ (サムネイル・タイトル・タイトルはリンクに) |
メモ(Apple純正) | ○ (サムネイル・タイトル・タイトルはリンクに) |
Simplenote | ○(タイトルとURLのみ保存) |
Paper by Dropbox | × |
Bear | △(リンクのみ) |
Noteshelf | × |
基本的には、サムネイル、タイトル、リンクは送信されるものが多かったです。
EvernoteとNotionは、リンクだけでなくページ全体が保存されます。
ページが保存されると、元のページが削除されても残るので便利です。
アーカイブ機能
メモのアーカイブ機能があるかどうかという視点でも比較してみます。
アーカイブというのは、画面上では消えて削除されたのと同じ状態になるけど、検索すると出てくるという状態です。
Evernote | × |
---|---|
Google Keep | ◎(一覧画面では右スワイプでアーカイブできる) |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
基本的にはアーカイブのないメモアプリがほとんどです。
ここでもGoogle Keepが優秀で、一覧画面で左右どちらかにスワイプするだけでアーカイブできます。
しかも、間違ってスワイプしてアーカイブしても、「もとに戻す」ボタンが出ます。
メモへのパスワード機能
メモアプリの中にはメモ単体にパスワードをかけて、簡単に見られなくする機能があるものもあります。
Evernote | △(有料のみ) |
---|---|
Google Keep | × |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | △(有料のみ) |
Noteshelf | ○ |
この機能はパスワードなどを管理するときに便利です。
今回比較して気づいたのですが、iPhoneに最初から入っている純正メモにもついているんです。
検索機能
そして、検索機能。メモ帳をあとで探す時には必須です。
Evernote | ◎(画像内の文字検索も可能) |
---|---|
Google Keep | ◎(画像内の文字検索も可能) |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ×(メモ内での文字検索は可能) |
Paper by Dropbox | △(タイトルのみ) |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
特筆すべきはEvernoteとGoogle Keepの画像内の文字検索機能です。
その名の通りですが、画像内に書かれている文字も検索で引っかかってくれるんですよ。
これはスゴいです。
メモの複製
そして、メモの複製機能です。一度作ったメモをテンプレートのように使い回せると便利ですよね。
Evernote | ◎(テンプレート機能もあり) |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | × |
Notion | ◎(テンプレート機能あり) |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
Evernote、Notionにはメモの複製機能だけでなくテンプレート機能も備わっていますよ。
文字以外の挿入
メモをするときには主にテキストでの入力が多いですが、文字のほかにも挿入できると便利ですよね。
そんな文字入力以外の挿入についての比較もしてみましょう。
チェックボックスの入力
まずはチェックボックスです。買い物リストなどに使うこんなやつですね。
チェックボックスの例
牛乳
冷凍うどん
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
こちらは、なんとすべてのメモアプリで使えます。
画像の挿入
お次は画像の挿入です。
画像1枚しか入れられないアプリと、同時に複数の画像を挿入できるアプリがあります。
Evernote | ◎(同時に複数画像の挿入が可能) |
---|---|
Google Keep | △(文章の間には挿入できず一番上に表示される) |
OneNote | ◎(同時に複数画像の挿入が可能) |
Notion | ◎(同時に複数画像の挿入が可能) |
Notebook | ◎(同時に複数画像の挿入が可能) |
メモ(Apple純正) | ◎(同時に複数画像の挿入が可能) |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
Simplenote以外は基本的に画像挿入はできますね。たくさんの画像をメモとして置いておきたい場合は、複数挿入ができないと使いにくいでしょうね。
画像への書き込み機能
挿入した画像への書き込み機能はどうでしょうか?
たとえば、地図のスクリーンショットに矢印などを入れて道案内をするときに便利な機能ですね。
Evernote | ◎(テキスト・矢印なども) |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | △ (できないが手書き文字機能で対応) |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ◎(使いやすい) |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ◎(テキストも入力可能) |
Noteshelf | × |
ここでは、テキスト、矢印なども挿入できるEvernoteが一番便利です。
iOSの純正メモも使いやすいのでオススメですよ。iPadで使う場合、Apple Pencilとのコンビネーションは最強です。
手書き機能
そして、手書き機能です。
パッと図形を書いたりするときに非常に役に立ちます。
Evernote | ◎(図形の補正機能) |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ◎(メモ全体に手書きをできる) |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | ◎(2本指のスワイプで下にどんどん書ける) |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | ◎(図形の補正機能・手書き文字を書きやすいように画面下部に特別な欄が出現する) |
Noteshelfは、ふつうのテキストを入力するときには使い物にならないレベルの使いにくさですが、手書きになると一気に最強になります。
手書きで文字を書く時にも、一番下に文字を手書きで書きやすくする欄が出てくれ書きやすいですよ。
iOSの純正メモは2本指のスワイプをすれば、どんどん下に書き足していけるのも気持ちいいです。
EvernoteとNoteshelfにある「図形の補正機能」は、適当に四角や丸を書いても、きれいに補正してくれるんです。
図形を書くことが多い方は感動の機能かも。
音声データの添付
誰かにインタビューするときなんかに、メモ帳に録音機能があると便利ですよね。
音声データを録音して、それをメモに添付できるかどうかという視点で比較してみます。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ◎(音声の文字変換も同時に完了) |
OneNote | ○ |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | ○ |
ここではGoogle Keepが優秀です。
なんと、録音と同時に文字テキストに変換してくれます。
動画データの添付
今度は動画データの添付です。
Evernote | △(PC版のみ可能) |
---|---|
Google Keep | × |
OneNote | × |
Notion | ○ |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
動画は重くなることもあり、できないアプリが多いです。
表の挿入
あまり需要はないかもしれませんが、メモ帳に表を挿入できるかどうかです。
Evernote | △(PC版のみ可能) |
---|---|
Google Keep | × |
OneNote | × |
Notion | ○ |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | ◎ |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | × |
Noteshelf | × |
ほとんどのアプリではできないのですが、ここではiOSの純正メモをゴリ押しです。非常に使いやすいですよ。
ほかのアプリの添付
ほかのアプリ、たとえばExcelやWordなどをメモに添付できるかどうかです。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | × |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | ○ |
Noteshelf | × |
スマホではあまり必要のない機能かもしれませんね。
その他高度な機能
そのほかの高度な機能についての比較です。
共有閲覧の許可
まずは、メモ帳を誰かに共有で閲覧できるかどうかという機能です。
Evernote | ○(URLを教えられアカウントを持って無くても見られる) |
---|---|
Google Keep | × |
OneNote | △(閲覧するにもアカウントが必要) |
Notion | △(閲覧するにもアカウントが必要) |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | △(閲覧するにもアカウントが必要) |
Simplenote | ○(URLを教えられアカウントを持って無くても見られる) |
Paper by Dropbox | ○(URLを教えられアカウントを持って無くても見られる) |
Bear | × |
Noteshelf | × |
わたし、この機能はアカウントがなくても可能かどうかを重視しています。
とくにEvernoteの共有閲覧は簡単にできて便利ですよ。
共同編集
そして、共同編集機能です。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | ○ |
Notion | ○ |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | ○ |
Simplenote | ○ |
Paper by Dropbox | ○ |
Bear | × |
Noteshelf | × |
これはほとんどのメモアプリでできるようでした。
わたしの場合は、GoogleドライブのGoogleドキュメント、Googleスプレッドシートで共同編集をしますが。
リマインダー機能
リマインダー機能があるアプリもあります。
やるべきことをメモをして、特定の時間になったらそのメモの「通知」が来るようにすることです。
Evernote | ○ |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | ○ |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | × |
Noteshelf | × |
Google Keepのリマインダーが使いやすいですよ。
画像内の文字のテキスト化
最後に画像内の文字のテキスト化という機能についてです(参考: OCRとは?)。
Evernote | △(名刺のみ) |
---|---|
Google Keep | ○ |
OneNote | × |
Notion | × |
Notebook | × |
メモ(Apple純正) | × |
Simplenote | × |
Paper by Dropbox | × |
Bear | × |
Noteshelf | × |
Evernoteは名刺なら、スキャンした瞬間にテキストデータにもしてくれます。
各メモアプリの特徴
最後に、各メモアプリの特徴をまとめておきます。
紹介しているのは、こちらのアプリです。
Evernote(エバーノート)
わたしがヘビーに使っているEvernoteです。
オススメ度
★★★★★★★★★★
(10点満点)
超有名なサービスであるため、併用できるアプリも多いです。
そのため、Evernote単体で使いにくいところがあっても、ほかのアプリで補い尽くせます。
一生使うつもりで使っていて、わたしの頭の中を全部ここに置いている感じですね。もう1つの脳みそとして使っています。
メモサービスとして老舗で、とにかくいろんな機能が盛り込まれています。
ただ、有料じゃないとその良さを味わい尽くせないと思うので、月に600円を高いと思うかどうかです。
特徴
- すべてを残しておいてあとで探すためのメモでログとしても優秀
- ほかの人へのメモの共有がかなり便利(簡単にURLを取得)
- 画像書き込み機能が優秀で矢印も可能・文字も白い輪郭つき・モザイクもかけられる
- 手書き文字で△などの図形を書いたらきれいに補正
- メモ内の一部分にパスワードでロックをかけられる
- FastEver3(有料)を使って爆速でEvernoteにメモを保存できる
- 無料だと2台までしか同期できないため、有料じゃないとあまり使えない
- ときどきスピードが遅くなる
FastEver3と併用
わたしは、有料のFastEver3(ファーストエバー3)というアプリを併用して使っています。
このアプリはEvernoteに保存するためのアプリです。起動も速く、Evernoteに直接メモするのではなく、FastEver3を使ってメモをし、保存すると自動でEvernoteに保存されます。
Google Keep(グーグル・キープ)
Googleの提供するメモ「Google Keep(グーグル・キープ)」です。
オススメ度
★★★★★★★★★☆
(9点)
さすがGoogleというクオリティで、使いやすさが抜群です。初めて触っても感覚で使えます。
個人的には、捨てるのを前提とした本来の「メモ」として使う場合、Google Keepが最強だと思います。
特徴
- 画面がシンプルでわかりやすい
- 画像に書き込みしやすい
- 画像の中の文字を抽出し、テキストにできる
- Googleアカウントで使える
- すぐに使えるリマインダ機能、ピン留め機能が便利
- スワイプでアーカイブでき、間違ってアーカイブしても「元に戻すボタン」がしばらく出る
- 画像を文と文の間に挿入できない
OneNote(ワンノート)
Microsoftの「OneNote(ワンノート)」です。
オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆
(6点)
使い勝手は悪くないのですが、良くもありません。
Microsoftが好きな方以外はあまり使う理由は見当たりません。
- Windowsユーザーならマイクロソフトのアカウントで使える
- 手書き機能が特徴的で、手書き画像をメモに追加するのではなく、メモの画面全体のどこにでもラクガキできる
- スピードが遅い
Notion(ノーション)
そして、「Notion(ノーション)」です。
オススメ度
★★★☆☆☆☆☆☆☆
(3点)
「Notion」は非常に人気のあるアプリですが、気軽にするメモとしてはオススメしません。
入力したものを「データベース」として扱えるため便利ではありますが、とっつき悪いのも難点です。
- サムネイル画像を設定できたりデザイン性がある
- 読んだ本のログや、議事録のログを残すのには向いている
- 高機能であるが、それゆえにとっつきにくい
- 表示が日本語に対応していなくて英語なのでとっつきにくい
- PC向きで、スマホの画面が見づらい
- 立ち上がりが遅い
Notebook(ノートブック)
アカウントがなくても使える「Notebook(ノートブック)」です。
オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
(7点)
Google Keepに近く、意外と使い勝手が良いです。ただ、それならGoogle Keepを使ったほうがいいかなと思います。
- アカウントが無くても使える(ほかの端末と同期したいときにはアカウントが必要)
- シンプルで使いやすい
- アイコンの順番を変えられる
- 一覧画面でメモを左スワイプすると削除できるが、いちいち「本当に削除しますか?」の確認が出てうっとうしい
メモ(Apple純正)
iPhoneに最初から入っている「Apple純正のメモ」です。
オススメ度
★★★★★★★★★☆
(9点)
最初から入っているから使っていない方も多いかもしれませんが、もったいない!
さすがAppleとしか言いようのない使いやすさ、機能が満載で、下手にメモ帳をダウンロードするぐらいなら純正メモを使いましょう!
文字入力もやりやすいし、手書き文字もバッチリですよ。
個人的にはiPadでApple Pencilを使ってメモしてほしいです。
- 「書類をスキャン」で歪み補正つきの画像のスキャンができる
- Appleアカウントがあれば使える
- iPad + Apple Pencilを持っているなら、Apple Pencilをロック画面に近づけると、スリープが解除されそのままこのメモ帳に手書きメモができる
- 画像書き込みが便利すぎ(吹き出し・拡大鏡・テキストも入力できる)
- 手書き機能が最高に書きやすい
- 「メモ内」での検索ができる、一覧画面でのメモの検索ができない
Simplenote
無料で使える「Simplenote(シンプルノート)」です。
オススメ度
★★★★★★★☆☆☆
(7点)
使いにくくはないのですが、これもあえて使う理由もないです。
マークダウン形式で書く方の場合、スワイプでプレビューが見られるのは便利かも。
カテゴリーでの管理ができるともう少し使い勝手がいいんですけどね。
- 完全に無料
- ノート復元ができる
- マークダウン入力をしているとき、右スワイプでプレビューが見える
- 左スワイプで削除できるが、左に行きすぎると間違って消してしまうのが不便(しかも間違って左にスワイプしすぎたら削除になってしまい戻せない )
Paper(ペーパー) by Dropbox
わたしの愛用しているDropboxのメモサービス「Paper(ペーパー)」です。
オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆
(5点)
Dropboxは超オススメですが、このメモサービスであるPaperは新しいサービスということもあり、使い勝手が悪いです。
ただ、クラウドでは老舗のDropboxなので、今後には期待しています。
- Dropboxのアカウントで使える
- チーム作業に向いている
- 非常に使いにくいが老舗のDropboxの新しいサービスなので今後に期待?
- 1度閉じたメモを編集するときにダブルタップが必要
- メモが開くのが遅すぎる
- アーカイブできるが面倒(スワイプでできない)
- 「すべて」のところにメモだけなくフォルダも表示され邪魔
Bear(ベアー)
メモアプリでは珍しい赤いアイコンのBear(ベアー)です。
オススメ度
★★★★★★☆☆☆☆
(6点)
デザインもいいのですが、メモというよりもブログの下書きを書く方向けですね。
無料プランでは同期ができず、どうせお金を払うのだったらEvernoteの方がオススメです。
- 階層管理がほかのアプリより個性的
- マークダウンができるためブログを書く人に向いている
- 入力画面で、現在の日付&時間をボタン1つで入力できる
- HTML寄りなのでメモとしては分かりづらい
- 無料プランでは同期できない
Noteshelf(ノートシェルフ)
そして「Noteshelf(ノートシェルフ)」です。
オススメ度
★★★★★☆☆☆☆☆
(5点)
5点になっていますが、これは「文字入力して使う」という前提ではです。
このアプリはメモアプリではありますが、「手書きメモ専門」という認識のほうが良いです。
手書きメモは個性的でしやすい仕様なのですが、テキストを入力するのには全く向いていません。
ノートの管理も独特で、メモをしてあとで検索するという作業も向いていません。
どちらかというと、デザインをやっている人などが、アイデアをビジュアル付きでメモするためのメモです。
- 手書きで文字を書く時に、一番下に手書き入力欄が出る
- 書類をスキャンして角度補正ができる
- テキスト(文字入力)は非常にやりにくい
さて、今回はメモアプリをひたすら比較しました。
最後にもう一度、わたしのオススメ3アプリを紹介します。
ちなみに、新R25というWEBメディアでもわたしが、はあちゅう さん、ごりゅごさんといっしょにレビューしています。
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参考: 人気のメモ帳アプリを、マニア3人がランキング化! 一番のおすすめはどれ?|新R25 - シゴトも人生も、もっと楽しもう。
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