こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回、カナダに行くときにカナダのリッチモンド市で開催されていた「バスケットボールプログラム」に娘を参加させてみました。
英語も話せない、友達もいないという状況に放り込まれることで、娘はどんなふうに振る舞うのでしょうか?
やらせてみた感想をまとめますね。
カナダ・リッチモンドのバスケットボールプログラム
娘に参加させたバスケットボールのプログラムというのは、夏休みに開催されている4日間の短期プログラムです。
「West Richmond Summer Slam」という名前です。
1日2時間の短い時間ですが、外国のプログラムに参加させるというのは面白いですよね。
参加させた動機は、単に小学校のときからバスケットボールをやっている娘(中1)に参加させてみたらどうなるか見てみたかったからです。
次女が突然参加したいと!?
初日に体育館に行くと、まず抵抗があったのが体育館に外靴で上がること。
これ、カナダではフツーらしいんですけど、日本だと体育館シューズなので「いいのかな?」ってなりました(笑)。
そして、コーチに挨拶に行こうとしたときに、次女が一言こんなことを言い出しました。
わたしもやってみたい!
正直なところ、この一言はまさに「想定外」でした!
なぜなら、日本では集団生活の中では本当の自分を出せず、シャイな子だからです。
家では大きな声で話すし、めっちゃ元気いっぱいなのですが、日本の学校ではなかなか自分が出せないからです。
カナダに来てさっそくいい影響が!
ということで、コーチに「予約もしてないけど、次女がやりたいと言っているのですが、参加できますか?」と聞いてみると「オッケー」という軽い返事。
急遽、次女もバスケに参加することになりました。
バスケのプログラム内容
バスケのプログラムの内容はおおざっぱにはこんな感じです。
プログラムの内容
- ウォーミングアップ
- ドリブル練習
- シュート練習
いたって普通に見えますが、どれも「楽しむ」という要素をすごく意識した内容でした。
最初のウォーミングアップでは、ランニング、サイドステップ、クロスステップなど、日本でやっているのと同じ感じです。
日本より柔軟体操が多めやったよ。
……ということです。
ほかには陣取りゲームのようなウォーミングアップもありました。
2つのチームに分かれて、相手の陣地の奥にあるビブスを盗んでくるというゲームです。
相手の陣地に入っているときにタッチされると相手の陣地にあるオリに入れられます。
でも、捕まった仲間にタッチをすると助けることができます。
子どものころによくやった「ケイドロ」みたいですね!
自分の陣地のビブスを守りながら、相手の陣地にあるビブスを取るというちょっと高度なことが必要です。
本当は声をかけあってチームワークとかあればもっと面白いんでしょうけど、うちの娘は英語が話せないので、何か指示をされてましたが、「ぽかーん」でした。
ドリブルの練習
ドリブル練習は、ただ単にドリブルをするだけでなく「取ってくるビブスの数を競う」という内容でした。
説明が必要ですね。
まず、コーチがビブス(=ゼッケンみたいに数字の書かれた簡易な服)をバラまきます。
こんなふうにビブスを使うなんて見たことも考えたこともありませんでしたよ(笑)。
しかも、ゴールのリングに引っ掛けるとか、簡単には取れない場所にも置いています。これは楽しそう。
2チームに分かれて、1人ずつドリブルをしながらこのビブスを取ってくるという内容です。
もちろん、ビブスを拾うときもドリブルを止めてはいけないので、低いドリブルの練習にもなるというやつですね。
しかも、2日目にはドリブルするときに、ラダーをしながらとか、コーンをジグザグで避けながらとか、足の間を通す技をしながらとか、難易度が上がっていきました。
リングに引っ掛けているビブスをどうやって取るかと言うと、ボールをリングにぶつけて、その振動で落としたり、ホッケーの棒を使ったりという遊び心満載です。
あと、ビブスを隠してたりと、宝探しゲームの要素もありました。子どもたちは遊びながらドリブルの技術を身に着けていくというわけですね。
シュート練習
けっこうシュート練習にも力を入れていました。
驚いたのは小学生の子に「ワンハンドシュート」を教えていたこと。
日本だと中学生でも女子だと両手を使ったシュートが多い気がします。
コーチのシュートフォームがべらぼうに綺麗で、それを見ているだけでも勉強になりそうです。
「膝をつかう」とか「左手は添えているだけ」とか、具体的に説明してくれていました。
その説明を忠実に守っている子はこの4日の間でもシュートが入るようになっていたのが印象的です。
フォームって大切なんですねぇ……。
参加した娘の感想
では、実際に参加した娘にどうだったか聞いてみました。
コーチが言っていたことってちゃんと分かったん??
英語、分かったで。スゴイやろ。
なんと、ちゃんと分かったようです。……とは言っても、言葉が分からなくても、ほかの子がやることを真似すればいいだけですからね(笑)。
最初の日に1人1人にボールをくれたのはうれしかった。
そうなんですよ。1人1人の名前を書いたボールをもらったんです。「家に帰って練習してね」ということだそうです。
ほかになんか思ったことは?
日本の練習と違ったやり方があっておもしろかったわ。
日本の練習とはどう違う?
えー、なんか、日本は本気でな、勝つことだけを考えとるけどな、カナダは楽しく遊びながらバスケができた。
シュートしすぎて、むちゃくちゃ手が痛いわ……。
次女はいつもは本ばかり読んでいるので、初めて本気でバスケをやって肩や手が筋肉痛になったようです。
最後の日に試合して、4点取ってうれしかった。
そうなんです。長女は試合で活躍しました。まぁ、曲がりなりにも1年以上やっていますからね。
カナダのバスケプログラムでは、じゃっかんライバル視していた子がいて、何かにつけ、張り合おうとしていました(笑)。
こっちの方がドリブルうまいし!
でもあの子、シュートうまかったよ?
最後の試合、めっちゃ外していたし!
……という具合で、負けん気の強い長女には刺激になったようです(笑)。
全般的には初心者の子が多かったので、このプログラムは割と軽い気持ちで参加できますね。
友達とは英語で話せた?
アン・ドン・スピーク・イングリシュって言うたで!
中学校で習っているのにそんだけかいっ!!
「どこから来た?」って聞かれたよ。
「Chinese ?(中国人?)」って聞かれたから「ジャパン」って言ったら「クー!」って言われたわ。
ああ、それたぶん「Cool !」やで。「すごい」とか「カッコいい」って意味やで。
えー、そうやったんや。知らんかった(笑)。
ということで、4日間という短い期間のプログラムでしたが、それなりに刺激になって、楽しかったようです。
そもそも、海外でバスケのプログラムに参加するという体験自体、あんまりする子がいないと思うので、やらせてよかったなと思います。
英語も全然できなかったですが、チームに分かれてやることが多かったため、チームの一体感とかもありましたし。
ということで、海外旅行に行くときには地元のこういうプログラムをチェックして参加させてみるのもオススメですよ♪
昨年、カナダのビクトリアで参加させた「サマーキャンプ」もいい経験になりましたし。