日本だからこそ夫婦別姓が選択できないと困る理由

2020年10月30日追記: 夫婦別姓についての電子書籍を販売いたしました!

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

日本には、結婚すると夫か妻かどちらかの姓を相手の姓に変更しなければならないという法律があります。

この法律のせいで苦しんでいる人、結婚を諦めている人がいるのですが、本当に早く「夫婦別姓」が選べるようになってほしいところ。

今回は日本だからこそ夫婦別姓が選択できないと困るというお話をします。

日本では姓を統一しないと結婚できない

わたしの知っている限り、日本以外のほとんどの国では結婚後の姓を選べます。

もちろん、結婚相手の姓を名乗るか、生まれたときから使っている姓のままでいるかを選べるという意味ですね。2つの姓を合体できる国もあるそうですね。

では日本は……というと、現状では結婚すると、妻か夫かどちらかの姓に統一させなければなりません

ヨス

言い換えると、どちらかの姓に統一しないと結婚を許可されない国です。

日本はお互いを「姓」で呼び合う国

これに関して、わたしは日本だからこそ夫婦別姓が選択できないと困ると考えます。

たとえば、日常で知らない人に自分を自己紹介するじゃないですか?「わたしは矢野洋介です」みたいに。

そうすると、ほとんどの方はわたしのことを「矢野さん」と呼ぶようになりますよね?

なぜなら、日本にはお互いを「姓」で呼び合う文化があるからです。

これは日本だと当たり前ですが、欧米では姓ではなく個人の名前である「Yosuke(洋介)」で呼ぶのが一般的ですよね。

欧米よりも「選択的夫婦別姓」が必要

あくまで個人的な見解ですが、欧米で夫婦同姓が強制されていても、日本ほど問題じゃないと思います。

日常の中で姓で呼ばれることが非常に少ないからです。

たとえ、日本のように強制的夫婦同姓だとしても日本ほど「自分の姓が変わったこと」を意識せずに生活できるはずです。

じゃあ日本ではどうか……というと、親密な人以外には姓で呼ばれまくりですよね。

姓を呼ばれるたびに違和感を感じたり、落ち込んだりする人もいます

いろんな考えの人がいて当り前
いろんな考えの人がいて当り前
ヨス

結婚相手の姓になることを「幸せだ」と感じる人もいれば、「不幸だ」と思う人がいますからね。いろんな考え方の人がいて当然です。

旧姓を名乗ると言う選択肢もハードルが高い

もちろん、旧姓を名乗ることもできますが、ややこしくなるし、自分で説明しないとダメなので少しハードルが高くなります。

頭の固い相手だと「え? なんで旧姓で呼ばないといけないの?」と思う人もいるかも知れません。

そうなると、一番ラクな選択が「諦めて結婚後の姓で呼ばれる」ということになるんですよね。

「姓」よりも「個人の名前」で呼ばれることが圧倒的に多い国でも夫婦別姓が可能なのに……。

本当に、早く日本での選択的夫婦別姓が望まれます。

さて今回は、欧米よりも日本の方が選択的夫婦別姓にならないと困る……というお話でした。

たぶんですが、日本も「個人の名前」で呼び合う文化になれば、強制的夫婦同姓でもマシになるでしょう。

でも、そんなこと可能でしょうか?

どう考えても夫婦別姓が選べるようになる方がカンタンですよね。

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