こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
最近、家事や育児をやる夫が増えてきたと言われています。すごくいいことですね。
でも、その行動に対して妻が褒めてくれないと機嫌を損ねる夫がいるという話を友達から聞きました。
やっぱり夫側の意識が「自分ごと」じゃないことが原因かな……。
本記事では夫が家事・育児を自分の仕事じゃないと思っているからこそ、褒められないと機嫌を損ねるということについて紹介します。
目次
妻が家事をやっても「褒めて」くれない?
先日、家事をやってもそれを妻が褒めてくれないと機嫌を損ねる夫がいると聞きました。
けっこう衝撃を受けたんですけど……。
なんで機嫌を損ねるんでしょうね??
じゃあ、妻側が家事をしてくれて、それに対していつも褒めているの?
夫は「妻のために」家事をやっている?
なぜ夫が褒められないと機嫌を損ねるのか考えてみたのですが、夫が「妻のために」家事をやっているからかなと。
つまり、本当は妻がやるべきことを、夫側がわざわざやることで妻を助けてるという気持ちがあるんです。
妻は「家のため」に家事をやる。
夫は「妻のため」に家事をやる。
こういうことなのでしょう。
多くの夫が「妻を喜ばすため」に家事をやっているのだと思われます。
そもそも自分のやるべき仕事だと思っていないんでしょうね。
— ヨス ← 海外移住めざすプロブロガー (@yossense) 2017年10月3日
この「人の喜ぶため」に何かをやるという精神はいいんですよ。でも、根底がオカシイんです。
「家事をする」という表現について見てみます。
する人で動詞が変わる
- 妻が家事をするとき …… 家事をする
- 夫が家事をするとき …… 家事を手伝う
こういうふうに使い分けられることってありますよね?
「手伝う」というのは、本来自分の範囲じゃないことをわざわざやることに使います。
つまり「家事=女の仕事」という構図があるから使われるわけです。
「妻が家事を手伝う」と言われることがほとんどないことからもわかりますね。
求めるのなら妻に感謝しませんか?
夫側としては「(本来はやらなくていいことを)オレが手伝ってやったのに感謝もナシかよ!?」かもしれませんね。
そもそも、家事や育児は、妻/夫は関係なく、その家に住んでいる人がやって当然のこと。
「手伝う」という動詞が使われるのって変ですよね?
なので、もしどうしても褒めてもらいたいのなら、まず妻を褒めてください。そうすることで初めてフェアになります。
妻がご飯を作っても「ありがとう」と言わない方が多いと思うのですが、「やってもらってあたりまえ」だと思ってませんか?
しかもその理由が、妻(=女性)だからやってあたりまえだと思っていませんか?
わたしは家事の中でも「料理」が苦痛でした
わたしの家では、夫婦2人が在宅で仕事をするようになって、今は料理がパートナーの担当になりました。
なぜかというと、わたしが「料理を作る」という業務が嫌いだからです。嫌いというか向いていない……。
「食べること」にほとんど関心がないので、メニューを考えるのも苦痛、レシピをクックパッドで検索するのも辛かったです。
毎週水曜は「カレーの日」のように、料理を「作業化」させることでいかにラクできるかばかり考えていて。
わたしは『ドラゴンボール』の仙豆があれば、毎日それだけを食べて生活したいほどですから(笑)。
そんなわたしが3年間、毎日料理を作っていたんですねー(← パートナーがフル出勤・わたしが在宅だった)。こんな苦行ありますか?!
運の良いことに、うちの場合はパートナーが料理を作るのが好きなんです。
しかも、わたしの百倍ぐらい料理がうまいので、料理を彼女がやることで解決しました。
そんなこともあって、わたしは自分が苦しかったことをやってもらっていることもあって、よく「料理作るのたいへんなのにありがとう」と言っています。
(まぁ、彼女側にすれば「楽しいこと」なのですけど)
逆に彼女は食器洗いが超絶に嫌いなので、そっちは全然平気なわたしが喜んでやっています。人間には向き不向きってめっちゃありますよね。
それなのに、「女性」に生まれたから「アナタは家事」と決めつけることの不合理さ、生産性の低さ……考えなくても分かる気がするのですが。
家事が苦痛でも代われない方も多いはず
さて、うちの場合はいい感じにわたしが苦痛から逃れられました。
でも、多くの家庭の場合、「料理を作るのが苦痛」と妻側が思っていても、夫に変わってもらえない場合が多いハズです。
夫婦が共働きでも「料理=女の仕事」のところが多いですからね。
ただ、これもすべての女性が料理が好きなら問題ないんです。わたしの予想(←適当です)では、女性の半数以上は料理作るのが苦手・嫌いなのでは?
何が言いたいのかというと、家事への関心、家事への適正は性別に無関係だということ。
性別で「アナタはこの仕事」と決めてかかるのは、本当にやめませんか?
夫の家事・育児参加に「日本の未来」がかかっている
夫の家事・育児参加が夫にとって「自分ごと」で当たり前にならないと日本の未来はありません。
ご存知のように、日本の少子化は危険領域を過ぎています。
その結果、50年後の日本の人口は8808万人になると言われています。
なぜ人口が増えないのでしょうか? その原因の一つが夫の家事・育児参加率の低さなんです。
厚生労働省の資料にもガッツリありますが、夫の家事・育児時間が長いほど、第二子以降の出生割合が高くなるんですよね。
文字通り、日本の未来は夫の家事・育児への参加率にかかっています。
夫の意識も大事なのですが、現実には家事・育児をやりたくてもできない夫もいっぱいいるんです。
察しがつくと思いますが、「ブラック企業」というキーワードでおなじみ、過剰な残業の問題です。
ほんとに早急になんとかしないと、日本は滅びますよ!
まぁ、少子化に歯止めをかけないとヤバイですが、「日本の未来のために子どもを生む」という発想にはなりませんよね(笑)。
ぶっちゃけそんなことはどうでもいいんです。
でも、自分の子どもが2人以上ほしいと思っているのに、今の状況で子どもを作れないとなると、大問題です。
ある意味、社会や会社のせいで子どもが授かれないという状況ですよ。
夫の皆さん、今の状況でいいんですか? ご自分の会社がブラックなのかどうかって、気づいているハズ……ですよね?
「男は仕事、女は家庭」という考え方を連想する下記のような言葉が早く使われなくなることを祈ります。
- 「イクメン」という呼び方
- 「夫が家事を「手伝う」」という表現
- 夫が家事をすると「スゴイ!」と言われること
- 「愛妻弁当」という表現
- 「家族サービス」という表現
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