こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
テレビを見ていると「社会で活躍している女性」が取り上げられる番組があります。
そういった番組の中で必ず出てくるのが「理解のある夫」という言葉です。
妻が飲み会に行っただけで
— ヨス Yosuke Yano (@yossense) February 24, 2024
「理解のあるダンナさんだね♪」
と褒められるのって、
控えめに言ってクソ社会だと思う。
なんで夫の許可がいるんやw
日本人の夫は妻の保護者かよ?
家の中では子どもみたいな存在やのに?
今回は、この「理解のある夫」という言葉にずっと違和感を持っているというお話です。
「理解のある夫」ってどういう人?
ではこの「理解のある夫」という言葉ですが、どんな意味で使われているのでしょうか?
「理解のある夫」という言葉づらを見れば「どんだけすごい夫なんだ?!」と思いますよね。
ところが、日本のテレビで言われる「理解のある夫」という言葉のフタを開けてみるとガックリくることがほとんどです。
多くの場合、「妻が仕事をがんばることに口出しをしない」ですからね……。
わたし、ずっと思っていました。
たったそれだけで夫って褒められるんかいっ!!
「理解のある夫」という言葉の背景
この意味で使われる「理解のある夫」という言葉の背景を分解してみましょう。
理解のある夫って?
妻が仕事をがんばる
仕事が大変になるので妻が家に帰るのが遅くなる
家事・育児などがおろそかになる
夫も家事・育児を手伝う必要が出てくる
つまり夫に迷惑がかかるので、理解してもらわないと妻は仕事に力を入れられない
え? おかしくない??
根本的な問題は、女性が仕事をがんばる = 長時間の残業などでプライベートに負担を与えるという「前提」です。
そんな暗黙の了解があるから日本の少子化に歯止めがかからないのですが、今回はその話はスルーします。
今回言いたいのはそのあとの部分についてです。
夫が家事・育児をしないのが前提の社会
妻が帰るのが遅くなると「夫も家事・育児を手伝う必要が出てくる」というところ、おかしくないでしょうか?
なぜなら「夫は家事・育児をしなくてもいい」という前提条件だからです。
いまだに「夫が家事を『手伝う』」なんて表現を使っているレベルですからね……。
「手伝う」という動詞は自分が主体じゃない業務にしか使いませんから。
だから「夫の理解」、つまり「夫の許可」が必要になるというわけ。
どんな許可かというと「仕事をがんばってもいいですか?」という許可です。
日本、終わってるな……。
逆に「理解の無い夫」はどういう人なのかを見てみましょう。
例
お前が仕事やるとオレが家事・育児をやらないといけなくなるだろ! そんなこと許さん!
こんな感じでしょうか?
いやぁ……日本の夫と妻の間には上下関係や身分関係があるようですね。いまだに「主人」なんて日本語を使っていますが、まさに主従関係。
「家族単位」の戸籍もこんな序列関係を築き上げる原因にもなっていますが。
その程度で「理解のある夫」と呼ばないで
社会で活躍している女性の夫は、おそらく夫が家事・育児をやるのは当たり前だと思っている人が多いと予想されます。だって令和だもの……。
それなのに21世紀の日本のテレビは、すこしでも夫が家事育児をすれば「理解のある夫だ!!」と称賛するわけです。
「なんで男のオレが家事育児をしないといけないんだよ!」という夫がそれだけ多いという意味でしょうか。
テレビ側が「この人の夫はスゴイ」と全力で持ち上げたがっているのも見え見えですが、やめてほしいです。
はっきり言って、家事・育児をやるのに性別は関係ありません。
男が家事・育児をやるのは当たり前のことなんですよ。
「○○さんはトイレのあとにちゃんと手を洗うんですよ! すごいですね!」と持ち上げているのと同じです。
テレビがいちいち「妻が仕事をがんばるのを許す夫はすごい」という価値観を撒き散らすから、子どもが「夫は家事・育児をしないのが普通」と学ぶのです。
逆に「家事育児を夫がするのは当たり前」という価値観を撒き散らしてください。お願いします。
そもそも、日本に蔓延しているイクメンという日本語が問題ですよね。こんな言葉使うの、やめてほしいです。
「育児をする男」のことをわざわざ「イクメン」という言葉を使うことの異常さに気づいてほしいです。
だって、育児をする男はイクメンではなく、ただの「父親」ですから。
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