[レビュー]タイピングソフト「特打」は声優も豪華で凝ってます（Windows版のみ）

操作性・使い方の明瞭さ: ★★★★☆

基本的にわかりやすいです。

逆にグラフィックが凝りすぎて、目的の場所にどう行くのかがわかりにくい部分もあります。

たとえば、こちらがメニュー画面（酒場）。

上の画面の中で特定の場所をクリックすると練習ができたりするのですが……

• 奥のドア: 基本練習
• 左のドア: 実践練習
• 上の照明: 入力設定
• ピアノ: 音声設定
• テーブルの酒: 今までの記録
• 悪そうな男: 早撃ちの決闘（入力練習）
• ピアノの女: 歌に合わせて文章入力練習
• 左の下り階段: 苦手表現の練習場
• 右のドア: 外に出る（ほかの練習ができる）
• おじさん: 終了

いや、「入力設定」とか「音声設定」は絶対にわからんわっ（笑）。

あと、練習が始まると途中でやめて前の画面に戻れないのは不便です。

逆におじさんの説明をキーを押すと飛ばせるのはGoodですね。

ホームポジションの説明: ★★★★★

ホームポジションの説明がおじいさんの音声でしてもらえます。

これは非常にわかりやすいですね。

どの指でどのキーを打つかの説明: ★★★★☆

こちらも音声つきでわかりやすく学べます。

こんな感じで基本練習ではどの指で打つかというのもわかります。

ただ、「小指」のような文字表記よりも手のイラストの方が分かりやすかったかなと思いますね。

練習スケジュール: ★★★☆☆

基本的にホームポジション → 上段 → 下段という流れです。

これは「特打」だけの問題ではなく、タイピングソフト全般に言えるのですが、初心者がいきなりASDFGHJKL;を一気に覚えられるわけないじゃないですか。

でも基本練習の最初の出だしからいきなり、これ全部の練習なんです。

本当はまず、右手のホームポジション（JKL;）をやって、それが終われば左手のホームポジション（ASDF）……というふうに、もっとこまかくスケジュールを作るべきです。

練習のバリエーション: ★★★★★

この「特打」の練習バリエーションはかなり豊富です。

列ごと、指ごと、ひらがな、濁音、テンキーなどいろんな練習方法があります。

しかも「フリー射撃コース」にすれば「上段」と「薬指」の練習のように自分だけのカスタマイズ練習もできるんですよ!

最初のうちはこちらで練習することが多くなりそうですね。

もちろん日本語を見て入力する練習や、英語（ What is this? など）入力もあります。

さらには、よく間違うフレーズをデータが自動で残るので、苦手表現だけの復習もできます。

「ち」を「chi」に変更する設定: ★★★★☆

ヘボン式への変更もできます。

自分でカスタマイズして「ち」は「ヘボン式」のCHIだけど、「つ」はTUのまま……みたいにもできます。

あと、文章途中の「ん」を入力するときにNでもNNでも自動で反応してくれます。地味に素晴らしい機能です。

欲を言えば、「ふ」をFUで設定しているときにHUで入力しても反応してほしかったです。

飽きない工夫があるか: ★★★★★

いろんなタイピングソフトがありますが、「特打」はトップクラスに凝っています。

いろんな練習が盛り込まれています。

上の画像は早撃ちです。スピードが遅いと打たれて死にます（笑）。命は無限にありますが。

声優が豪華すぎる!

そして「特打」は声優さんが豪華なんです。ほかのタイピングソフトにはありえないぐらいに!

• 中尾 隆聖（『ドラゴンボール』のフリーザ）
• 青野武（『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王）
• 古川登志夫（『ドラゴンボール』のマジュニア）
• 石塚運昇（『ドラゴンボール』のMr.サタン・『ONE PIECE』の黄猿）
• 清川元夢（『ふしぎの海のナディア』のガーゴイル）
• 島津冴子（『うる星やつら』の三宅しのぶ）

まじか!! 超すげぇやん!! むっちゃ気合が入っていますね。