こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
先日、国際免許を取得して、カナダに行ってきました。
ぶっちゃけ、運転はあんまり上手くないので不安度100%で、実際にカナダで運転してきました(レンタカーを借りました)。
今回はその感想などをまとめます!
カナダで運転して気づいたこと
リアルにカナダで運転してきて、気づいた違いなんかをまとめますね!
右側運転・左ハンドル
まずは、なんと言っても右側運転&左ハンドルということでしょう。
ウワサには聞いていましたが、ほんとうにそうでした(←当たり前や)。
意外とですが、1週間も運転すれば、すぐに慣れました!
最初の違和感はすさまじかったですけど!
全部が逆になるという違和感
まず、乗るときに違和感です。だって、助手席に乗る感覚になりますから(笑)。
乗ってからも、ウィンカーが左手側になるわけですよ。わたしが借りた車は右手側には何も無かった(ワイパーも左手側)ので、なんど空振りしたことか(笑)。
あと、一番違和感があって、気になったのは
自分の左側にセンターラインがあるという違和感です。
これは最初、怖くてたまらなかったですね……。
なんなんでしょうね、この怖さの原因って。左側で対向車とすれ違うということが一番気持ち悪いかな。
高速道路とかは大丈夫
ただし、こういう道路なら大丈夫(笑)。
右側通行とか関係ないですからね。ただし、ゆっくり行く車線が右の端というのは違和感あります。
注意したいのは「左折」!
日本人が一番気をつけないといけないのは「左折」です。
逆になるので、日本で言う右折と同じ感覚で、対向車を待たなければなりません。
対向車を待って、「曲がるぞ」というときに、間違って左側車線に入ると逆走になりますからね!
特に、赤信号で一番前で左折を待つときにはご注意を。
ほかの車が前にあれば、その車の後を追っていくので怖くないんですけどね。
赤信号でも右折可能
そして、カナダの道路の合理的なところが「赤信号でも右折はオッケー(日本で言うところの左折)」ということ!!
見たことないけど、日本でも「赤信号でも左折可能」という標識のところは可能らしいですね(←自動車学校で習った知識)。
大きな道路ならこんな感じで、右折レーンが特別にあるんですよ。
いやー、これ素晴らしすぎますね。日本でも「赤信号でも左折自由」を導入したらいいのに!って思います。
右折レーンがないところでも同じく赤信号で右折できます。
まぁ、前の車が直線で止まっていたら、青になるのを待つしかないですが……。
ただし、町中ではたまに「赤信号での右折禁止」の交差点もあるので注意ですね(下記写真)。
カナダの中でもケベック州では、赤信号での右折は禁止だそうです。
基本的な標識・ルールは日本と同じ
上では立て続けに「日本と全然違うオーラ」の漂うものを出してきましたが、大丈夫です。
基本的な道路標識・交通ルールは、日本と同じ感覚です。アメリカのように単位が「マイル」ではなく「キロメートル」ですし。
たとえば、こんな標識。
自動車学校で習うと思いますが、時間帯で「この車線はこっち側レーンだよっ!」が変わる標識ですよね。
まぁ、めったに見ることがない標識でしたが「ああ、これも同じなんや」というものばかりでした。
こんな標識は日本では見ませんが……。
あと、踏切は通常は一時停止不要というように、ちょっとした違いはありますよ!
謎の「八角形禁止」の標識?
1つだけどうしても分からなかった標識が「八角形に禁止」のマーク。
これ、実は「停車禁止」のマークでした。
このマークが「停車禁止」だと気づいた経緯はこちらです。
完全に歩行者優先
そして、カナダでは「完全に歩行者優先」だということっ!
カナダの横断歩道には、ほとんどの場合、押しボタンがあります。
そして、横断している間は、上側の黄色いライトが点滅してかなり目立ちます。
日本の横断歩道はこういうのがないので、危険すぎる!!
そもそもですが、カナダの人は基本的に「譲り合う」という精神があります。教育がいいんでしょうね。
道路でも、本当に道路を譲ってくれる率が日本の何倍も高いことにすぐに気づきますよ。
日本の横断歩道は、道路交通法によって「横断歩道・自転車横断帯における歩行者・自転車に対する譲歩優先義務」があるんですけどね……。
ご存じのように、日本ではその法律は完全に形骸化され、事実上「自動車優先」になっています。
日本で横断歩道を渡っていたら、クラクションを「ブーッ!」と鳴らされて逃げるように横断歩道を渡ったこともありますよ……。日本人、マナー悪すぎ(←マナーというか法律無視ですけど)。
自転車レーンがある
カナダでは、自転車は基本的に自動車と同じ道路を走ります。
これも、日本もじつは同じのはずですが、自転車が歩行者道を通るのが日常になっています。まぁ、自動車の道路自体が狭いことが多いですから。
自転車が道路を渡って左折したいときには、こんなふうに手信号で合図します。
本当に自動車と同じ扱いなんですね。日本の自転車だと、道路の脇で待っていますよね。
あと、自転車レーンのある道路もありますので、ご注意を。
その場所が、直線レーンと右折レーンの間にあるんですよ! 自動車側のときも、自転車側のときもお気をつけください!
【追記】カナダで自転車に乗ってきました
せっかくなので、カナダで自転車にも乗ってきました(参考: カナダの共有自転車「mobi」に乗ってきた)。
こちらの画像なんて、すごくないですか?
車と同じように左折(日本で言う右折)をします。この画像、わたしが酔っ払って道路を通っているみたいに見えますよね(笑)。
動画でも撮っているのでぜひ見てみてください。
交差点の見通しがいい
日本で運転するときに一番怖いのは見通しの激悪い交差点です。
ガチでミラーとにらめっこしないと全く見えないレベルの交差点がいっぱいですよね。
日本の住宅が道路ギリギリに塀を作ることが原因だと思いますが、運転の苦手なわたしは本当に見通しの悪い交差点が嫌いです。
鏡に映った車を見て「なんでこの車さきに行かんのや! 待ってるんやから先に行ったらええのに!」と思ってたら、それが自分の車だったことがあります。
ところが、カナダの場合、ミラーを見なければ危険なレベルの交差点がありません!
まぁ、広いので探せばあるのかもしれませんが、わたしが運転した限り、1個もありませんでした。
ロータリーがある
そもそも、ロータリーってご存じでしょうか?
こういうふうに道路が丸くなっているところです。
これ、慣れていないと危険です。
左折したいときも、一旦右折してこの輪の中に入り、グルっと回って右折で曲がります。
このロータリーの中は反時計回りの「一方通行」です!!
ロータリーって信号がないのでスムーズに行けるんですね。
矢印式信号が多い
わたしが主にウロウロしていたのはリッチモンド市ですが、矢印式の信号が多かったです。
矢印の信号というのは、普通の「緑・黄・赤」の信号のさらに下にある信号です。
日本でもよくありますが、「赤」になっていても、右矢印が出て、「赤でも右折は可能」という「ここはサンクチュアリ(聖域)だぜ!」という風味満載の信号です。
カナダの場合、「お!」と思ったことがあります。
それは、矢印が緑のときは日本と同じですが、矢印が赤になることがあるんです。「赤矢印」って日本にないですよね?
想像できそうですが、「青信号で左矢印が赤」のときは、「左折のみ禁止」という意味ですね。
車のライトは常に点いている
カナダで運転して気づくことが、どの車もライトが常に点いていること。真っ昼間でもです。
安全のために、車のエンジンをかけたら自動でライトが点くような仕様になっているんですね。
これは、事故を減らす上では効果があると思います。
高速道路が無料
カナダでは高速道路は無料です。
なので、みんな高速道路を使いまくりです。ほんとに普通の道路との区別がないレベルで気軽に使いまくれます。
高速道路なのに、一車線で、中央分離帯のないところもあったりします。さらには信号があるところもあります(笑)。
普通の道路と同じで、ぶっ飛ばせるという違いぐらいですかね。
個人的に高速道路で苦戦したのが、出口です。めっちゃ出口が多いので複雑なんですね。
ナビが付いていたので、そのナビに従っていたのですが、「あ、今言っていたナビの『300メートル先』の出口はココかな?」と思うと、もう1個向こう側だった……とか。
あと、無料なので料金所もないのですが、みんなが殺到するラッシュアワーは入り口付近及び、入り口に向かう道が混みまくって渋滞します。
道路は駐車場として使える
あと、こんな駐車をしている人が非常に多いです。
郊外で道路の広いところで頻繁に見かけますが、道路をフツーに駐車場として使っても良いんですね。
こんなふうに「2時間以内で9:00AM〜6:00PMまで」という制限のある場所や、駐車禁止マークのあるところ以外は、家の前や交差点などでない限り基本的にどこでも駐車できます。
日本だと、俗称「青空駐車」という法律があって、路上の同一の場所に12時間(夜間は8時間)以上駐車すると違反になります。
いや、「道路が広いんだからええやん!」って思うわたしは、1度青空駐車で5万円取られたクチです。
都心ではお金がいるよ!
もちろんですが、都心部では路上駐車(許可された場所)にはお金がいります。
カナダのほとんどのお店ではクレジットカードだけで生活できますが、こういう場所ではクォーター(25セント)が必要なので、いっぱい持っておいたほうが良いですね。
「30分以内の方専用」の駐車場も
こちらはカナダのスーパー「ショッパーズ」の駐車場で撮ったものですが、こんな駐車場もあります。
そう。30分以内に買い物を済ませて帰る方専用の駐車場です。
お店に近い場所に設置されていて、サッと買ってサッと帰る方だけが停められます。合理的ですなー!
トロリーバスがある!
車を運転していて、変わったバスがあることに気が付きました。
よく見てください。なんか、電線に繋がっていますよ!!
トロリーバス (英: trolleybus、米: trolley bus)とは、道路上空に張られた架線から取った電気を動力として走るバスを指す。「トロリー」とは集電装置のこと。
トロリーバス - Wikipediaより引用しました。
「トロリーバス」っていうんですね!
どうやら、日本にもあったそうですが、今は廃止されているようです。
カナダなどの水力発電能力が豊富で安価な電力が安定して供給される地域でも利用されている。
トロリーバス - Wikipediaより引用しました。
電気をいっぱい使うから、電力が豊富な国じゃないとできないんですね。
カナダのバスについてはこちらに詳しく書いてあります。ご参考に♪
普通車は「Small Car」らしい
車の大きさですが、日本の普通車は「Small Car(小さい車)」に分類されるみたいです(笑)。
軽自動車がないので、一番小さい車がこのサイズなんですねー。
「ぜんぜん小さくないやん!」というツッコミを心の中でしてきました。
初心者マークは「N」の文字
カナダの初心者マークってどんなのだろうと思っていたら、こんなのでした。
ほら、左の方に「N」のマークがありますよね? 「Novice (新米)」の「N」です。
今回は、わたしがカナダで実際に運転して気づいたことをまとめました。
運転をする前はめっちゃ怖かったのですが、正直なところすぐに慣れました。
2週間、毎日運転したので、日本に戻ってきたときに違和感も感じましたよ。こっちは1日で慣れましたけど。
ということで、カナダで運転する方、思っていたよりも大丈夫だということを、超運転の下手なヨスが証明してきましたっ!