2014年9月5日

女=赤・男=青? 執拗に男女を区別したら性別役割分業にたどりついたよ

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こんにちは! ヨス(@yossense)です。

日本では「女は赤(ピンク)、男は青(黒)」という決めつけがあります。今回は、これが異常なところまで浸透しすぎていると思うんだけど……というお話です。

生まれた瞬間からこの価値観を学んでいる

女は赤(ピンク)、男は青(もしくは黒)」っていう決めつけですが、これって日本に住んでいると当たり前のことすぎるので疑問に思わないかもしれません。

だって病院で「おんぎゃー!」と生まれた時からすでに色分けされていますからね。生まれたらすぐ女の子はピンク、男の子は水色のブランケットで包まれることが未だに多いですから。

少し大きくなってきてテレビを見るようになると、またしても性別色分けのオンパレードです。アニメの女の子はみんなピンクを着てるし、Eテレ(NHK教育)のお姉さんもお兄さんの服も、そんな感じの色分けだし。

ヨス

こういう偏った価値観を浴びないようにするためにも、私はなるべく子どもをテレビから遠ざけるようにしていますが

学校でメディアで社会で学ぶ

そして学校に行くころには「男は青(黒)、女は赤(ピンク)」にどっぷりと染まっているハズです。

ランドセルはもちろん、上靴の色は男子は青、女子は赤だし、トイレの標識や、気合いの入っているところになるとトイレのマークの色どころかトイレの壁でも色分けしています。

ほかにも、テレビのテロップでは女性タレントがしゃべった文字はピンクで書かれ、男性タレントの話した内容は水色の文字です。

週刊誌の表紙でも女性タレントの名前は赤文字で、男性タレントの名前は青文字で印字されているなど、書き出したら延々と出てきます。

だからどうしたんだ? 女と男は違うんだから、いいんじゃねーの?って声が聞こえそうです。

でも私は、コレが性別に対する単なる色の当てはめに留まってないと思ってて、大きな問題につながっていると考えます。

学校の「隠れたカリキュラム」

では、今度はこちらの画像を見て下さい。学校においてある「水筒を入れるカゴ」に子どもたちが水筒を入れている写真です。

水筒の色が偏っている……。
水筒の色が偏っている……。

水筒の色は別に何色でもいいハズなんですが、もはやピンクと黒(青)しかありませんね。黄色いやつはキャップだけ黄色で下部分は水色っぽいです。

しかもコレ、学校の用意した「水筒を入れるカゴ」がすでに色分けされていることに注目です(……お! よく見ると男子の中にピンクの水筒も1個ありますね。レアです!)。

学校側がこういった価値観を自然と教えこんでいることがよくわかります。

ヨス

こういうのを専門的には「隠れたカリキュラム(The Hidden Curriculum)」と呼びます。

世間が求めているのか?

で、今度はお店(弁当箱コーナー)の写真を見て下さい。

お弁当箱コーナーでの性別による色分け

こっちもピンクと青しか売ってないしっ!!

ホントにいつも思うんですが、すべての男の子が黒(青)が一番好きで、すべての女の子がピンクが一番好きってことは100%ありえないですよ。実際にうちの娘は黒とか水色が好きですし。

ヨス

ただ、お店で売ってないからみんな同じ色を買うのか、ほかの色を売っても売れないから売らないのかはちょっと分かりませんが。

でも、現実としてほとんどの女の子はピンクを選び、ほとんどの男の子は黒(青)を選ぶんでしょうね。

好きとかそういう以前に。なんで選ぶかと言うと、世間が求めているからだと思います。女の子はピンクを選べよと。男の子はピンクじゃなくて、黒とか青を選べよ!と。

ここで問題です……

さて、あえて言いませんでしたが、先ほどの水筒の写真を見て、そもそもの問題点にお気づきでしょうか?

さっきの水筒の写真
さっきの水筒の写真 Again

それは、そもそも「水筒を入れるカゴを性別で分ける必然性があるのか?」ということです。

ヨス

「男子・女子」って分けていた方が探すのが簡単になるぞ!

……って意見があるかもしれません。

でもよく考えて下さい。それじゃあ、何で傘立ては性別で分けないんでしょうか(分けているところもあるかも……)? なんで小学生の傘の色は黄色に統一しているんでしょうか?

探すときの利便性よりももっと大事な問題(黄色は道路で目立つ)があるからですよね。

境目がすべて性別の境目に

こんな風に「必要以上になんでも男・女で分けること」に慣れすぎて当たり前になると、大きな問題にたどり着きます。

それは「本当は性別なんて全く関係ない事象」にまで、性別の境目を当てはめるようになるという問題です。

例えば、男の子は車が好き、女の子はオシャレが好き……とよく聞きますが、それは本当にその性別の特性でしょうか?

ヨス

これはどう考えても周りの環境や好みの問題で「個人差」が大きいですよね。社会によって作られる「傾向」ですよね。

だって私は、今までの人生で車に興味を持ったことは一瞬たりともないですもん!

でも、社会の解釈は全く逆方向です。性別を境目にして「Aくんが車好きなのは男の子だから」 という風に無理やり関連付けをして納得しているんです。

ほかにもこういうのをよく聞くよ

ほかにも、男の子がたくさんご飯を食べているのを見て、「男の子はいっぱい食べるねぇ!」って言うのを聞くことがよくあるのですが、すべての男の子がいっぱい食べるなんてありえないですよ。

女の子だって大食らいの子は数え切れないほど存在します。つまり、性別との関連は一切ないはずです。

ヨス

くどいけど、もう1個だけ例を(笑)。

例えば、姉妹が仲良くしてるのを見ると、「女の子は優しいからいいね」と言うのもよく聞きます。

これも性別は関係ないですよね。兄弟姉妹は仲がいいときもあるし、ケンカをすることもある。当たり前すぎます。無理やり性別を当てはめず、「2人は優しいからいいね」で良くないですか?

……といった感じで例に挙げましたが、過剰な男女の区別が進んだ結果、こんな風にどんな事象に関しても女はこう、男はこうと決めつけるようになったんだと思うんです(もちろんほかにも理由はあると思いますが)。

過剰な「区別」が生み出すのは「性差別」

さて長くなっていますが「性別による色分け」から始まって創りだされた「過剰な性別の区別」が作り出す大きな問題についてです。

それはもちろん「性差別(男女差別)」です。ちょっと範囲が広いので焦点を絞ると、「性別役割分業」なんかが大きな問題です。今の日本の少子化の根底にある大きな問題ですね。

「性別役割分業」っていうと小難しそうに聞こえますが、「男だから外で働く」「女だから家で家事・子育て」という徴兵制のような性別による強制的な仕事の決めつけのことです。

でも、そりゃー思いますよ。性別の差を極限まで強調すればこういう発想になってもおかしくないですよね。

ヨス

どんな性差別でも「だって男と女は違うんだから!」という一見もっともらしいけど理不尽な理由を出したらまかり通るのが21世紀の日本の現状です……。

本来、外で働くのは女性でも男性でもどちらでもいいハズです。外で働く能力が高い方がやればいいんです。家事や育児もそう。

すべての女性が男性よりも家事・育児をこなす能力が高いなんてことは、天地がひっくり返ってもありえません。でも現在の日本社会では、そう求められているんです。

夫婦別姓にも

ついでに私が実行している夫婦別姓についても。日本でまだ夫婦別姓が認められないのもこういう発想が潜んでいるんだと思います。

法律では結婚したら、「男性でも女性でもどっちが苗字を変えてもよい」となっているのに、96%の夫婦は女性が苗字を変えているんです。またしてもこの構図ですね。

  • 男性=苗字を変える必要のない人
  • 女性=苗字を変えるべき人

これも見事に苗字を変える人と変えない人の境目を、女性・男性の性別の境目と揃えてしまっていますねー。ったく……。

女性が苗字を変えないと生物学的に問題があるわけではないのに。

さて、いかがでしたでしょうか?

今回はLGBTについてはあえて言及しませんでしたが、本当に無限にありますよね。「それって本当に性別で分ける必要があるのか?」ってシチュエーション。

なぜヘルメットのラインの色を?!
なぜヘルメットのラインの色を?!

もはや、こんなヘルメットのラインの色を密かに変えるとか、悪趣味にしか思えません。気が狂っているレベル。そこまでして「持たせるもの」に性別による差異を出したいのかと。

お父さんが言う「うちの子が『息子』だったらキャッチボールをしたかったなぁ」のような他愛のない一言にもこの問題が隠れてますよね(本当にこんなことを言う人がいるかどうかは謎ですが)。だって、女の子でもキャッチボールできるし。男の子でなければいけない理由なんてないし、やったらいいじゃないですか。

ぜひぜひ、今一度、身の回りの出来事を見つめ直してみてください。オカシイことがいっぱい見つかりますよー。

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