こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしはこのブログで「性差別反対!」と書きまくっています。
そんなわたしなのですが、実は子どものころは女性蔑視がひどい子でした。
今回はそんな闇歴史のお話です。
目次
わたしは女性蔑視がひどい子でした
わたしが子どもの頃、女性蔑視がひどい子でした。
ほんとに、究極に「性差別反対」の今から思うと信じられないですが「女性は男性より劣った生き物」だと本気で信じてました。
そんなものだから、女の子に呼び捨てで呼ばれると怒るとか、ドッヂボールで女の子にぶつけられたらブチ切れるとか……もうありえないレベルの蔑視ぐあいでした。
じゃあなぜそんなふうに思っていたのでしょうか?
日本で「まっすぐ」に育つと差別主義者になるという現実
わたしは、自分でかなり自覚があるのですが超単純な性格です。よく言えばまっすぐ。悪く言えば応用が効かない人間です。
そんなわたしが日本社会、家庭、学校、メディアから発信されるメッセージをまともに受け取っていたことが原因だと思っています。
たとえば男の子なら必ず言われる「男の子は泣いたらあかん」的なメッセージからは、逆を言うと女の子は泣いてもいい(弱いから)ということを学びます。
アニメなどからも女は格下と学ぶ
アニメの中の男キャラクターは女キャラクターに向かって「おまえ」呼ばわりです。逆に女キャラクターは「おまえ」を使いません。
「おまえ」は目下の人が、先生や親のような「目上」に向かっては発してはならないNGワードということは小さいうちから知っています。
それなのに、アニメなどの中では女キャラクターに向かってガンガン使われています。
こんなのを見て「女は格下」だと思わないわけがないですよね。
ほかにもテレビを見ても、周りを見ても偉い立場の人は男の人ばかり。わたしが小さい頃は学校の「委員長」のような代表的な立場は必ず男と相場が決まっていて、女の子は二番手の「副委員長」でした。
そもそも、出席番号は男が先だったし、選手宣誓でも男が先、本に出てくるときは必ず「お父さん、お母さん」のように男が先にくるのも、暗に「女は男より劣っている」というメッセージを出しています。
家庭でも母は父の下僕のようだった
家の中でも、うちの母は父の下僕のように見えていました。
父が怖い人で、母は父の機嫌を取ってばかり。母がわたしが言うことを聞かないときに「言うこと聞かなかったら父に言うで」という脅し文句を連発していたのもありましたが。
母親が名字を上書き保存のように変更させられるのも「男が社会の主役」とか「男の方が重要」というメッセージを象徴しています。
いやー、書き始めると止まらないほどいっぱい出てきますね。
つまり、日本に住んでいて「まっすぐに育つ」と性差別主義者になってしまうということです。
わたしの場合、その受け取ったメッセージどおりに同級生の女の子を蔑視していて先生に怒られることがどうしても腑に落ちませんでしたが。
なんで正しいことをしているのに怒られるの?……と。
女性・男性に上下関係がないことを知っていました?
これを読んでくださっている方にほんまに聞きたいのですが、知っていました?
女性・男性という性別で上下関係なんか必要ないことを。
ほとんどの方は「言葉として」は男女平等だと言います。性差別なんてダメだろ!!と知っています。
でも女性差別はもはや空気のような存在です。
逆に言うと「男性差別」もだし「LGBT」に対する差別はもっとひどいですが。
あまりにも当たり前すぎて、誰も気づかなくなっているのです。
たとえば、日本社会全体をもって「男性を立てなくてはならない」と教え込まれていると思ったことはありますか?
結婚したら夫婦のどちらの姓を名乗ってもいいのに96%のカップルが男性の名字を選んでいる現実があります。なぜ女性の名字にしないのかというと「だって夫に悪いから……」ときたもんです。
「変えさせられる」ことは、はた目から見ると女より格下に見えるから男のプライドが許さないだろうと。
年賀状の宛名でも必ず男を先に書きますよね?「夫の名前を妻のあとに書くなんて失礼だろ!」ということです。
日本には多くの「男尊女子」がいる
先日読んだ本に面白い表現が書かれていました。
男尊女子
です。
男を立てることが身体に染み込まされている女性のことを「男尊女卑」をもじって「男尊女子」と呼んでいますが、まさにですね。
主人という日本語にも象徴されていますが、こういうのを直すのはかなり難しいです。
ちょっとずつちょっとずつ、社会を変えていく必要があります。まずはメディアから「男が上」というメッセージを再生産するのをやめてほしいです。
さて、今回はわたしが子どものころ「女性差別主義者」だったことを書きました。
正直なところ、闇歴史なので思い出したくありません。
そう言えばなぜ、今現在はこんな考えになったのか……忘れてしまいました。
たぶん、アメリカに行ったあたりから? パートナーに会ったから? まじで思い出せませんが。
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