こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
今回はiPadでお絵描きをするときに私がゴリ押ししているアプリ「Procreate」で最初にやっておくと良い設定を紹介します!
目次
Procreateを使うときにオススメの設定
ではProcreateで最初にやっておくと良い設定と、そのやり方を紹介します。
Procreate の「環境設定」を調整する
まずはProcreateの「環境設定」をいじって使いやすくしましょう。
アプリを開いて、画面の左上にある「スパナマーク」をタップし、「環境設定」のアイコンをタップします。
開いたウィンドウで下のような感じで設定しています。あくまでわたしの場合はですが。
これだけ見ても意味がわからないと思いますので、下で内容を詳しく説明しますね。
「ブラシカーソル」の可視化
まずはブラシカーソルの可視化です。
初期状態では、描画をする時や、ブラシで着色するときに、使っているブラシの姿は見えません。
ここを「ON」にすると下のような表示になります。
ほら、上の画像の左下の方にどっかの島の地図みたいなものが見えますよね?
これが今使っているブラシ(水彩系ブラシを使っています)です。
完全に好みの問題ですが、現在どの位置にブラシがあるかが正確にわかるので「ON」の方が好きです。
右利きインターフェイス
お次は、ツールバーの位置を逆に設定するやり方です。
わたしは右手でスタイラスペンを持って絵を描くので、ブラシの太さとかを変更するツールバーは左側にあってほしいんです。
左側にあると、左手でブラシの太さを変更しながら右手で描き続けられるからです。
ほら、鉛筆を右手で持って、消しゴムを左手で持っておくような感覚ですよ。
どうやらこれは「右利きインターフェイス(右利き用に便利な表示)」なんだそうです。
なので逆にしたいので「左利きインターフェイス」にしたらいいんですよね。
ということで、「右利きインターフェイス」を「OFF」にしました。
これで、両手を駆使して効率的にイラストを描けますよー!
クラシックカラーピッカー
カラーピッカー(色を選ぶ画面)が、バージョンアップで、大幅に変わりました。下の画像のような感じに。
私はProcreateの古いユーザーなので、昔のやつの方が慣れています。
というか、この新しいやつの使い方がよくわからない(笑)。
解決方法として設定の「クラシックカラーピッカー」を「ON」にしました。
これも完全に好みの問題ですね。
スポイトの起動を遅くする
Procreateで絵を描くときに、邪魔になる機能があります。それが「スポイト」です。
ペンや指をタッチパネルに長押しすると、その色をスポイトで吸い取るようになるんです。
すると、今塗っている色が、スポイトで取った色に置き換えられて「あああああああ! ウザい!」ってなるんですよ。
しかも、その長押しの時間が短いから、しょっちゅう起こるんです。
これもちゃんと対策があります。長押ししてスポイトが起動するまでの時間を長くするんです!
設定の「スポイトの起動」で目盛りを右の方に持って行くと起動が遅くなります。
私は「1.17s」にしています。この「 s 」はたぶん「second(秒)」の略だと思うから、「1.17秒」ってことですね。
パームリジェクション機能を「OFF」に
わたしは手袋をはめて手の平をタッチパネル上に置いて絵を描いています。
そうなると「パームリジェクション機能」が邪魔をすることが多いんですね。
このパームリジェクションとは、手の平をタッチパネルの上に触れたまま(置いたまま)でも絵が描けるようにしてくれるのですが逆に、拡大・縮小をするときのピンチイン・ピンチアウトが効きにくくなるんです。
なので私はパームリジェクションを無効にしています。だって手袋があったら「パームリジェクション機能」は不要ですもん(中途半端な性能だし)。
これで、スムーズにピンチインができるようになりました!
手袋についてはくわしくはこちらで!!
ブラシの「ストリームライン」を調整する
ブラシでイラストを描くときに「ストリームライン」を調整しましょう。
ストリームラインって何??
……って思いますよね。これ、実は描画のラインをスムーズにしてくれる設定です。
わかりにくいので動画をどうぞ。
最初は円を普通に描いているだけですが、2回目の円を描くときに「ストリームライン」を100%にしました。
線がなめらかになったのがわかりますか?
「ストリームライン」の設定の仕方
「ストリームライン」の設定の仕方はこちらです。
「ストリームライン」を100%に近づけるほど、滑らかに修正する度合いが強くなります。
先程の動画だと100%にしているため、キツイですね。描画が遅れるという副作用もありますし。
わたしの場合は、どのブラシも常に10%にしています。
「Quick Menu」を設定
そしてさらに便利な設定です。
「高度なジェスチャコントロール」というところをいじると「Quick Menu(ショートカットのメニュー)」が使えるようになります。
もうね、これはわたしを信じて絶対にやってください。感動して泣きたくなるほどすばらしい機能ですので!
「高度なジェスチャコントロール」をタップ
まずは、こちらのように左上のスパナマークを選んで、下記のように「高度なジェスチャコントロール」をタップします。
ウィンドウが出現!
すると出現しました。Procreateの神機能「高度なジェスチャコントロール」のウィンドウが!!
「Quick Menu」
ウィンドウの右下にある「Quick Menu」の欄を見てください。
ここでまず、「Quick Menu」の機能自体を有効にします。そして「□をタップ」を選択しましょう。
画面の □ をタップするとメニューが出るようになる!
するとなんと! 画面の端っこのバーの真ん中にある「 □ 」をタップすることで「Quick Menu」が出現するようになります。
ほら! こんな6つのショートカットボタンが出るんですよ!
アクションを自分で選ぼう!
このショートカットメニューですが、なんと自分で何を表示させるかを設定できるんですね!
んもー! これは便利すぎてやばい!!
出現したアクションの6つのボタンを長押しすると変更メニューがでます。そこから好きなものを選びましょう。
ちなみに選べるのはこちらからです。
- Alphaロック
- ぼかし
- ガイドアシスト
- カット
- コピー
- コピーが結合されました
- ブラシを選択
- ペイント
- ペースト
- レイヤーの内容を選択
- レイヤーを削除
- レイヤーを塗りつぶす
- レイヤーを複製
- レイヤークリア
- 下へ結合
- 垂直方向に反転
- 実際のサイズ
- 新規レイヤー
- 水平方向に反転
- 消しゴム
オマケ: わたしが選んだ6つのアクション
わたしはこちらの6つを選択できるようにしています。
- ゲルペン
- 固いブラシ
- ソフトエアーブラシ
- コピー
- カット
- ペースト
特にオススメなのが「ゲルペン」とか「固いブラシ」のように「ペイントツール」で頻繁に使うブラシの切り替えを登録することです。
これで、ブラシを変更するときには画面の「 □ 」マークをタップして「Quick Menu」を呼び出して、6つの中から登録したブラシを選ぶだけ!
これは超便利すぎですよ!
Apple Pencilの方はさらに最強の技が!!
こちらはApple Pencilを持っているときにだけできる設定です。現在のところApple Pencilは「iPad Pro」にのみ対応です。
Apple Pencilを使わずに指やほかのスタイラスペンでタッチしたときの動作を「消しゴム」に固定できます。
つまり、Apple Pencilを使っているときはペン、Apple Pencilを使わずに画面を触ったときは「消しゴム」というふうに分けられるんです。
これはやばいぐらい便利!!
説明がややこしいので、動画でもご確認ください(空の色を塗って、指を消しゴムにして、雲を描いているところ)。
「高度なジェスチャコントロール」をタップ
こちらのように左上のスパナマークを選んで、下記のように「高度なジェスチャコントロール」をタップします。
ウィンドウが出現!
すると「高度なジェスチャコントロール」のウィンドウが出現します。
「Apple Pencil」と「タッチ」を設定
「Apple Pencil」と「タッチ」のところを下のように設定しましょう。
Apple Pencil 以外で画面に触ると消しゴムと認識
これで、指、もしくはほかのスタイラスペンを使っているときは常に「消しゴム」になります。
この機能を応用して、「消しゴム」を使えない設定をしてクロッキーとかいろいろできそうですね!
こちらも合わせてやっておいてください!
それと、iPadの設定をお絵描き用にするのをオススメです。
- マルチタスク用ジェスチャをOFFに
- 画面の向き(回転)をロック
- アプリ使用時のコントロールセンター起動オフ
- 「通知」はできる限りやめる
専用の手袋を用意するのもおすすめ。くわしくは全部、こちらの記事にまとめています。
こういう設定をちょろっと直すだけでも一気に描きやすくなるのがデジタルイラストです。一度設定するとずっとその設定が生きますからね。
今回の設定は完全にわたし好みの設定ですが、一度試してやりにくければ簡単に戻せるのでトライしてみてくださいね。
あと、Procreateにはほかにもいろんな設定があります。わたしには不要な設定でも使う人にとっては「おおー!」って機能があるかもしれませんので、ここにない機能も試してみてください。
iPadでお絵描きするときの環境はこちらにいろいろまとめています。必読です!
わたしの激オススメのお絵描きアプリ「Procreate」の使い方はこちらにまとめています。