こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
iPadを買ってイラストライフを楽しんていますか?
意外と使いにくくて使ってない……という方もいるかも知れません。
でも、それは実は
設定に問題があるからかもしれませんよー!
今回はiPadでお絵描きをするときに、あらかじめやっておくと良いこと、知っておくと良いことについて紹介します!
iPadにタッチペンで絵を描くときに知っておきたいこと
「絵を描くためにiPadを買ったぞー!」っていう人、結構多いのじゃないでしょうか?
そして、実際にiPadにタッチペンで絵を描くときに知っておくのと知らないのでは描き心地に雲泥の差が現れることもあります。
というわけで今回はその知っておきたいことをまとめました。
こちらはわたしが愛用しているお絵描きアプリProcreateです。
本気で描くなら「手袋」は必須!
iPadはタッチパネルですよね?
文字や絵を描くときは手の平をiPad画面の上に置いて絵を描くことは避けられません。
そうなるとiPadは、2つの指で画面に触れていると誤認してしまいます。
- 1本目の指 …… 指(もしくはスタイラスペン)
- 2本目の指 …… 手のひら
こんな感じですね。そうなると「ピンチイン」や「ピンチアウト」とカン違いされ、唐突に縮小になったり拡大になったりするんです。
iPadのパームリジェクション機能がジャマ
それを対処するべく、有料のお絵描きアプリでは「パームリジェクション機能」で対策をし、手の平を置いても絵が描けるようになっています。
でも残念ながら完璧ではないんですよね。
むしろ、Procreateでは拡大・縮小をするときのピンチイン・ピンチアウトが効きにくくなることもあります。
お絵描き用の手袋で解決
そこでわたしはタオルを置いて、その上から手の平を置いて絵を描いていました。
でもYoutubeでたまたま、外国の人が指の部分を切り取った手袋をはめて描いているのを見たんです。
……こ……これは?!
いやー、全然気づきませんでしたよ。「手袋」ってワザがあったんですねー。すばらしい。
確かに、手のひらをタッチパネル上に置いて絵を描くと誤動作が起きませんでした。
さっそく、ホームセンターで買ってきた安い手袋で作りました。
つくりかたは、小指以外の「指袋」を切り落とすだけ。簡単です。
ダサいのがアレなんですけどねー(笑)。
これからiPadでイラストを描こうと思っている人は必ず、手袋をはめてやってください。5倍ぐらい描きやすくなりますよ!
【追記】こちらの2本指グローブを購入しました。
iPad用ではありませんが、わたしが使っているiPad Pro(もともと手の平には反応しにくい)ならこの手袋でも効果があります。
しかも、画面の上で手が滑りやすくなり、絵を描きやすくなります。タブレットによっては効力が落ちるかもしれないのでご注意を!
今のところ、iPadなどのタブレットでのお絵描き専用で開発された手袋はないようです。
Procreateの「パームリジェクション」を解除
上に書きましたが、Procreateでは「パームリジェクション機能」が邪魔をして、ピンチイン/アウトが効きにくくなる不具合があります。
なので、この中途半端な機能は無効にしておきましょう。
手袋をはめる方が、パームリジェクション機能より確実ですので不要です。やり方は、こちら。
アプリの中の「設定」では変更できず、iPadの「設定」からしか変更できません。
そして、「パームサポート™をオフにする」を選択しましょう!
これでパームリジェクションが解除されました!
iPadでの設定
お次はiPad側の設定で、タッチペンを使う前にやっておくとよいことをまとめました。
マルチタスク用ジェスチャをOFFに
iPadではマルチタスク用ジェスチャという、アプリ間での移動をスムーズにする機能が備わっています。
例えば4本指以上でスワイプすると開いている別のアプリに切り替えられます。すごく便利な機能なんですがこれは不要です。
絵を描くときはこれが逆に邪魔をするんですよね。
さっきも上で書きましたが、絵を描くときにスタイラスペンを持って、手を画面の上につくじゃないですか?
これをiPadは「お! 4本指を置いてるな!」と認識して、勝手にアプリを切り替えることがあるんですよね。
「マルチタスク用ジェスチャ」をOFFに(下の画像を参照)しておきましょう。これだけで4本指、5本指でやる動作が動かなくなりますので。
iPad Proの場合、この設定をしなくても誤作動は起きにくいです。
画面の向き(回転)をロック
iPadとかiPhoneは本体を横向きにすると勝手に画面も横向きになってくれます。
これは便利なんですけど、絵を描いているときってウザい以外の何モノでもないんですよね。
ということで画面を回転をしないように設定しましょう。
場所は「コントロールセンター」から制御できます。
iPadの下の方から上に向かってスワイプするとニョキっと現れる画面(下画像参照)です。
この「コントロールセンター」にある「画面の向きをロック」を「オン」にすればオッケーです!
アプリ使用時のコントロールセンター起動オフ
つい今、設定した「画面の向きをロック」する方法ですが、この「コントロールセンター」自体を、アプリを使っているときには起動しないようにしましょう。
実は絵を描いているときにタッチペンを画面の下の方から上に動かしたときに、ニョキッとこれが起動することがあるんですね。
これが地味にうっとうしい!
わたし、この「App内でのアクセス」という表記を読んだとき、さっぱり意味が分かりませんでした。
「アプリ使用時」とかの方が分かりやすいと思うんだけどねー。
「通知」はできる限りやめる
iPadでイラストを描いているときの邪魔者と言えば「通知」です。
集中して描いているのに、Twitterとかの「◯◯さんがフォローしました!」みたいな通知が画面に出るとイラっときます。
フォローされることは超うれしいんですけどね!!
というのも、通知が出ている間(通知が画面から消えるまでの間)は、絵を描けないんですよ。
消えるのを待つしかないんです。これは頻繁に出てこられるとストレスたまりますよね。
こんな理由で、出来る限り「通知」は出ないようにするのをオススメです。やりかたは……
こんなやり方で1個1個切っていかないといけません。ちょっとめんどくさいですが。
逆に「通知がこないと困る」という人もいると思いますので、その辺はiPadの使い方によりますね。
わたしは、SNSやメールは完全にiPhoneだけに任せるようにしました。
拡大するとズレがマシに
タブレットを使って絵を描くときの最も大きな問題の一つが「ズレ」なんですね。
「ズレ」というのは、「この辺に線が引かれるだろうな」という予測と、「実際に描かれた線」がズレるという現象です。
イラつきますが、これは本物のペンとは違う「デジタルで描くときの特性」だと思って、諦めた方が良いのかも知れません。どんなに優秀なスタイラスでも、どんなに良いアプリでも、どうしてもズレはあります。 2016年3月9日追記: Apple Pencilだとこのズレがほぼありません! 最強です!!
でも、少しだけマシにする方法はあります。それは「拡大」です。
描画アプリには絶対に描いている絵を拡大する機能があるんですが、絵を拡大して描くと、そのズレがマシになるんですよー。
実際は「ズレがマシになっていると錯覚できる」ということなのかもしれませんが、わたしはそう感じています。
なので、ズレが気になる場合は「拡大」して描いてみてくださいね。
今回はiPadでイラストを描く人に知っておきたいことをまとめました。
わたしも最初はいろいろとイライラしていました。全部わたしが体験して解決してきたことなので、きっとお役に立てるかなと思います。
特に手袋のやつは絶対にやってくださいねー! これがあるのとないのでは断然ちがいますから。
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こちらは「iPadでお絵描きしたい!」と思ったときに読んでほしい記事。必読です!
私の激オススメのお絵描きアプリ「Procreate」の使い方はこちらにまとめています。