こんにちは! 効率化オタクのヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは日本語入力ソフトの「単語登録」という機能を、使い倒しています。
でも、その機能だけでは物足りないことも多々あるんですよね。
そこで今回紹介するのがWindowsでもMacでも使える「PhraseExpress」というスニペットツールです。
PhraseExpressのインストールの手順を、Windowsでのやり方、Macでのやり方の両方で紹介しています。
- 【 PhraseExpress使い方: 1 】インストール今ココ
- 【 PhraseExpress使い方: 2 】設定と登録方法
- 【 PhraseExpress使い方: 3 】こんなことができる
- 【 PhraseExpress使い方: 4 】HTMLでの登録例
目次
PhraseExpressとは?
そもそもPhraseExpressとはどんなツール(アプリ)なのでしょうか?
「スニペットツール」と呼ばれるもので、こちらのようにテンプレートを一瞬で呼び出すことができるようになります。

いやー、すごいですね……。しかも、WindowsでもMacでも使える!
もっとくわしくはスニペットツールについてをどうぞ。
【Windowsの場合】PhraseExpressのインストールの仕方
では、Windows版PhraseExpressのインストールの仕方を紹介します(Mac版のインストールはこちら)。
Windows版のPhraseExpressをインストールする方法には、こちらの2種類があります。
2種類のインストール方法
- パソコンにインストールするバージョン
- USBやクラウドに入れて複数のパソコンで同期する「Pportable Edition(ポータブルエディション)」バージョン
ここでは使い勝手のよい「Portable Edition」の説明をします。なぜなら、パソコンを買い替えても「Portable Edition」なら簡単に移行できるからです。
わたしはクラウドの中に入れて、どのパソコンでも使える状態にしていますよ。
ダウンロードする
まずはPhraseExpressをダウンロードし、解凍しましょう。
ダウンロードページへ
PhraseExpressのダウンロードページに行きます。
「I accept the license terms.」にチェック
ページの上のほうにある「I accept the license terms.」にチェックを入れます。

ダウンロードボタンをクリック
すこし画面をスクロールしたところにある「Portable Edition」の項目のDownload Pportable Editionのボタンをクリックするとダウンロードができます。

このPhraseExpressは商用でなければ、無料でも使用できますが、機能に制限があります。最大に利用するなら有料版にするのをおすすめです。
うれしいことに、サブスクじゃなく買い切りなので!
ダウンロードしたものを解凍
ダウンロードした圧縮フォルダ「PhraseExpress_USB.zip」を解凍します(「すべて展開」をする)。

解凍したフォルダを好きな場所へ移動
さきほどの「圧縮フォルダ」の「PhraseExpress_USB.zip」を解凍しました。
解凍すると「PhraseExpress_USB」というフォルダ名になっています。
これをお好きな場所に移動しましょう。
USBの中に保管する場合
繰り返しになりますが、PhraseExpressのPportable Edition(ポータブルエディション)は、パソコンの中にインストールしません。
たとえばUSBメモリの中に入れておき、そのまま起動させることで使えるようになります。

USBメモリはこういうアイテムです。パソコンのUSBに差し込んで、この小さな中にデータを保存できます。
【おすすめ】クラウドに保存しよう
わたしはUSBメモリではなく、クラウドのDropboxのなかに入れています(参考:クラウドとは?)。
「Dropbox」などのクラウドを使う場合は、必ず「デスクトップ版」のクラウドをインストールして、そのなかにPhraseExpressを入れて使いましょう! WEB版では動きません。
クラウドは、「持ち運びしなくていいUSBメモリ」という認識でいいですよ。
PhraseExpressを起動
そして、PhraseExpressを起動させる手順を紹介します。
「PhraseExpress_USB」を開く
先ほど「PhraseExpress_USB」を移動させた場所に行き、ダブルクリックで開きましょう。
「PhraseExpress」を開く
続いて、そのなかに入っている「PhraseExpress」をダブルクリックします。
よく似た名前のフォルダなのでややこしいですが。
「PhraseExpress.exe」をダブルクリックで起動
最後に、「PhraseExpress.exe」をダブルクリックです。
これで起動されますよ♪
タスクバーを確認
画面の下の端にある「タスクバー」を見てください。
逆向きになった「 ^ 」のマークをクリックすると「PhraseExpress」のアイコンがあるはずです。
そのアイコンをドラッグ&ドロップで、タスクバーに移動しましょう。

すると、タスクバーにPhraseExpressのアイコンが常にある状態になりますよ。
【参考】スタートアップに登録
このPhraseExpressを使うには、パソコンのスイッチを入れる度に、「PhraseExpress.exe」をクリックする必要があります。
そこで、「スタートアップ」に「PhraseExpress.exe」へのショートカットを登録しておきましょう!
そうすると、PCの電源を入れると共に、「PhraseExpress」も立ち上がってくれますよ♪
スタートアップについてくわしくはこちらの記事にて。
【Macの場合】PhraseExpressのインストールの仕方
Mac版PhraseExpressのインストールの仕方を紹介します。
ダウンロードする
まずは、公式サイトでMac版PhraseExpressをダウンロードしましょう。
ダウンロードページへ行く
Mac版のダウンロードページに行きます。
ダウンロードボタンをクリック
「I accept the license terms(ライセンス条項に同意します)」にチェックを入れDownload PhraseExpressのボタンをクリックするとダウンロードができます。

アプリケーションフォルダに移動
ダウンロードができたら、そのデータを開いて、アプリケーションフォルダに入れます。
「PhraseExpressSetup.dmg」をダブルクリック
「PhraseExpressSetup.dmg」というファイルがダウンロードされるので、ダブルクリックしてください。
自分で設定を変えていなければダウンロードフォルダにダウンロードされているはずです。
ドラッグしてアプリケーションフォルダに移動
ダウンロードができたら、次のようなウィンドウが開くので、左側のアイコンをドラッグして右側のアプリケーションフォルダのアイコンの上に移動(ドラッグ&ドロップ)しましょう。

PhraseExpressをインストール
では、いよいよ「PhraseExpress」をMacにインストールしましょう。
「PhraseExpress」をクリックして開く
アプリケーションの中から「PhraseExpress」をクリックして開きます。

上の画像にあるような「フキダシ+ビックリマーク」のアイコンですよ。
次のように「"PhraseExpress.app"はインターネットからダウンロードされたアプリケーションです。開いてもよろしいですか?」と出ますが、開くを押しましょう。

「Next」をクリック
「PhraseExpress Setup Wizard(セットアップウィザード)」のウィンドウが開くのでNextを押します。
iCloudにつなぐ
「Storage Location of your Phrases」というウィンドウになるので、「Synchronize Phrases with iCloud Drive」にチェックを入れ、「Next」を押しましょう。
これでPhraseExpressに登録したデータがiCloudに保存されます。つまりMacを2台使っている場合、データを同期できるということです。
なお、ウィンドウに出ている英語を訳すと「PhraseExpress は、あなたのMac上でApple iCloud Driveを見つけました。Apple iCloud Drive を使用すると、登録したフレーズを他のデバイスと同期でき、外部ストレージによってデータ損失を防ぐことができます」のようなことを書いています。
次のようなアラートが出るので許可を押してください。

チェックボックスにチェックを入れる
「Check for Software Updates」と書かれたウィンドウが出てきます。
2つのチェックボックスのどちらかにチェックを入れNextを押しましょう。
これは、PhraseExpressにアップデートがあるかどうかのチェックを自動でするかどうかです。
2つの違い
上側を選んで問題ありません。自動チェックが不要な人は下側にチェック。
「Finish」ボタンをクリック
「Configuration Completed」のウィンドウになったら、右下のFinishボタンを押してください。
【参考】
なお「PhraseExpress」のようなほかのスニペットツールをMacにインストールしている場合は、こちらのような警告が出ます。

「ほかのスニペットツールを使っていると干渉するので1つにしたほうがいいですよ」という内容なので、「OK」を押してウィンドウを閉じ、ほかのスニペットツールを停止しましょう。
べつに停止をしなくても使えるには使えます。
許可をする
つづいて、「PhraseExpress - System Permissions」というウィンドウが出ます。Enableというボタンをぜんぶクリックして「許可」をしましょう。

メニューバーにあるアイコンを確認
Macの画面の一番上の「メニューバー」を見て、PhraseExpressのアイコンが出ているか確認します。
クリックすると次の画像のようなメニューが出ますよ。

今回紹介したPhraseExpressは、文字を入力するすべての人に教えたいとっておきのツールです。
問題なのは、導入がめんどうくさいということ。
この記事がそのハードルを低くしてくれたらうれしいです。
そして、効率化ライフをたのしんでください!
PhraseExpressはこちらからダウンロードできます。
こちらはわたしの大好きな「単語登録」というものについて書いています。PhraseExpressと併用して使うと効果的です。
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わたしは自他共に認める「効率化オタク」です。
そのわたしが、KADOKAWAさんから『効率化オタクが実践する 光速パソコン仕事術』という書籍を出版しました。
おかげさまでめちゃくちゃ好評です。この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず!