こんにちは! 右利きのヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは、生まれつき「右利き」の人間です。
でも現在はどちらの手でも文字を書けます。もちろんお箸も持てます。
実は高校の時に自分で左利きに矯正したんですよ。
郷ひろみさんも54歳で左利きに矯正したという話も聞きましたが、わたしの方が先ですね(笑)。
ということで、自分の意志で左利きにしたらどんなことが起こったかというお話です。
左手を使えるようになって得たもの
根っからの右利きなのに、自ら左利きにしたと言うとビックリされます。
「ちょっとやってみようかな」と思う人はいても、人生の半分以上も続ける人はめったにいませんからね。
ということで、右利きから左手も使えるようにしたことで得たものをまとめました。
ハァ? なんでそんなことするん? 的な視線
しょっぱなからアレですが、友達にものすごく言われました。

なんでそんなことするの?
……と。
みんなの反応を見ると、本当に不思議みたいでした。
なのでまず最初に得たものは、右利きで事足りているのに、不器用な左手でお箸を持つなんてアホ? という視線です。
四国の片田舎に住んでいたので祖母も古い考えでした。
なので、わたしが左手を使うのを嫌っていました。「恥ずかしい」と(完全に左利き差別だな……)。

まぁ、そんなこと言われても、反骨精神に火がつくだけでしたが。
世の中がいかに右利きかという事実に気づける目
世の中は気づかないところで全て右利きを前提に作られています。
こんなこと左手を使うようになる前は考えたことすらありませんでした。
- TVゲームのコントローラー
- マウス
- キーボード
- ハサミ
- ナイフ
- そろばん
- エレベーターのボタン
- 電車の自動改札
数え上げたらキリがありませんが、どれも右利きを前提に作られているんですよね。
日本語、アルファベットをはじめとする文字も右利き用ですね。
だって左手で書くと、手が鉛筆で汚れまくりですし、漢字の跳ねとかまさに右利き向きです。
ちなみにアラビア文字は右から左に書きます(でもアラビア語を書く人は右利きがほとんど)。
生活の中で自分が左手を使う比率が上がってくると、常に左利きの視点を持つことになります。
街中でも「あ! これ右利き優先の考えで作られているな」という風に頻繁に気づけるようになりました。
だから何なん? って聞かれると思うのですが、多角的な視点を得ることができたということにしておきます。うん。なんか凄そう。
右手をケガした時の保険
さて、そろそろ実践編です。
左手でお箸を持つことに普段から慣れていると、右手をケガしても、左手が即戦力になります。
なので右手を負傷したときの保険を得ることができました。
幸運なことに、わたしはそんな怪我をしたことはありませんが。
「右利きの日」と「左利きの日」
人生の半分以上の期間、左手でご飯を食べていると、右手も左手もほぼ同じ感覚になります。
そして、ちょっと不思議なんですが、その日によって、左手の方がしっくりくる(使いやすい)日とか、右手でないと無理! って日が出てくるんです。

わたしは脳の専門家でも利き腕の専門家でもないので、なぜなのかわかりません。
もしかすると左手がよく動く日はクリエイティブな脳の日ということなのかも知れません。
とにかく、どちらの手も使えるようになることで、「右利きの日」と「左利きの日」を手に入れました。
ノートの内側の方に文字が書きやすくなる
今はあんまりノートを取らないのでアレですが、ノートを取るとき、左手で文字を書けると便利なんです。
例えば、ノートの中央辺りって、モコっ!となっていますよね?
ほら、左のページの場合、ノートの真ん中あたり(糸で縛っているとこ)って右手で書きにくくないですか?
でも左手なら書きやすいです。左手でも文字を書けることで、ちょっとだけストレスを感じなくなりました。
「思惑通り」にはいかせない自分
左手で文字を書けるようになって、相手の期待を裏切れる自分を得ることが出来ました。
たとえば、講演会とかでこんなシチュエーションがあります。

では、利き腕じゃない方の手で書いてみて下さい!
「利き腕じゃない方は上手くいかないでしょ? ね! ね! だから、今言っているのは~なんだよ」と講演の結論に関連付けるときとか。
そんなふうにまとめようとしている「思惑」に反することができます。こんなふうに!

あの~、こっちもスラスラ書けるんですケド……
ほかにもアンケートとか書くときに、右手で書くのを想定して右手側に渡されたボールペンを、左手に持ち替えて書くことができます。
そのまま右手で書くのは、なんかしゃくじゃないですか?
ああ……性格悪いですね。……てか書いてて「マジしょうもねぇ!」って思いだした。
「あれ? 左利きなの? スゴイ!」的なコメント
左手で字を書いたり、お箸を持ったりしていると「あ! 左利きなんや! スゴイね」みたいなことを言われるようになりました。
実は最初のころは、ちょっとした優越感風な感情を持っていたんですよね。
ところが、もう何十年とやっていると「うっさいなぁ! どっちでもええやんけ!」って思うようになりました。
で、それを言われるのが嫌だから、あんまり左手で書かなくなったほど。

めんどくさい人間です。ハイ。
電話で話しながら左手でメモ
わたしは耳は右利きです。左耳で電話を聞くのはどうしてもできません。
なので、左手で受話器を持ち、右耳で電話を聞きながら、右手でペンを持つ「クロス・スタイル」でメモを取っていました。
でも左手で文字を書けるようになってからは、右手で受話器を持ち右耳に当てる、そして左手でメモを取ることができるようになりました。
見た目的にも見苦しくなくなりましたよ!
発想が豊かになった?
左手を頻繁に使うようになって発想が豊かになった気がします。

いや、これは証明のしようがないし、比べようもなく、事実かどうかも疑わしいのですが。
なんかの番組で「左脳と右脳を両方使うと頭の回転がよくなる」的なことを言ってたのを見たこともあります。
「右脳=表現とか創造」ということが知識として頭にあることがそう思わせている可能性も高いです。
実際に、わたしは空間能力が低くて、方向音痴なのも変わってないですし。
でも、発想が豊かになったことにしておこう。わたしがブロガーとして成功したのは左利きにしたおかげなんだよ!(←誇張表現)
お箸を左手で見ながら右手でカメラ
カメラって右利き用に作られています。
そのため、右手で麺類を持ち上げて、左手でカメラを構えようとするとうまくシャッターが押せないんですね……。
でも、左利きなら大丈夫! 麺を左手で持ち上げて右手でカメラのシャッターを押せます!

ほら! 便利でしょ?
左利きになりたい方へ
この記事を読んで「やってみたい!」と思う方もいるかも知れません。
そんな方のためにオススメの記事を紹介しますね。
利き腕じゃない手でお箸(鉛筆)を持つコツ
「利き腕じゃないほうの手でお箸(鉛筆)を持つコツ」という記事も書いていますので、ご参考に!
「エジソンの箸」が効果的
鉛筆よりもお箸のほうが、利き腕じゃないほうの手で扱えるようになるのが簡単です。
しかも、エジソンの箸という「矯正箸」を使えば、1ヶ月もかかりませんよ。
たいした値段でもないので、軽いノリで買ってみて下さい(笑)。
さて「面白い! 私もやってみよう」という反応はすごく嬉しいです。
ただし、実際にわたしの真似をしてその場でお箸を左手に持っても、継続してやる友達はいません。
1日ではできないので、結局や~めたとなります。利き腕なんて、ほとんど習慣に近いので、継続することが一番大事なんですよ。
まぁ、右利きを左利きにしてもそんなに得られるものもないかもしれないが、興味ある方はやってみて下さいね!

この記事、おもしろかったわ。ほかに似た記事ないん?

「効率化マインドのカテゴリ」にあるきん、そっち見てや。