こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
日本は、世界でも自殺が非常に多い国です。
その自殺の中でも、日本には世界でも奇特ないたたまれない自殺があります。
それが過労自殺です。仕事がキツくて、そこから逃げたいという気持ちがこの世から逃げてしまうという行動に走らせてしまう自殺です。
目次
日本で発生する過労自殺
日本ではときどき、こんな事件が発生します。
最長月130時間の残業などで元電通社員の高橋まつりさん=当時(24)=が自殺し、三田労働基準監督署(東京)が過労死として認定していたことを7日、遺族側弁護士が会見で明らかにした。
24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺 労基署が認定 - 産経ニュースより引用しました。
この事件の場合、月に100時間以上の残業をしていて、その疲労が引き金となって自殺という悲しい事態になってしまいました。
ほんとうに胸が痛いです。この方の生前のTwitterアカウントも残っているのですが、「仕事が大変で死にたい」のようなツイートもあって、読んでいると苦しい。苦しすぎる……。
月200時間のサービス残業という話も
そして、こちらはほかのニュースですが、月に200時間を超えるサービス残業をしていてうつ病になった方もいるそうです。
男性は2014年6月~2016年6月までのほとんどの月で、100時間以上の時間外労働を余儀なくされた。200時間を超える月も3回あったという。男性は今年に入って、うつ病と味覚障害を発症し、現在休職中。長時間労働が原因だと主張している。
月200時間を超えるサービス残業でうつ病に 飲食店従業員が会社を提訴 - ライブドアニュースより引用しました。
いや、ほんとに危ないです。休職されていると聞いて少し安心しました。
日本は自殺が多い国なのですが、その理由の中で「仕事に疲れて」という理由があることが異常なんです。
自殺した人のうち、40~50代が45.7%。20~30代が44%だ。動機で見ると、「仕事疲れ」を理由に自殺した人は31%にのぼる。
残業100時間超えがこんなに? 世界初の「過労死白書」から見える5つのことより引用しました。
「過労死白書」なんてものがある自体、意味不明なのですが、仕事の疲れで自殺に追い込まれるなんてどう考えてもまともな国ではありません。
ちなみに「過労死」というモノが海外には存在しないため、英語でも「Karoshi」と言うそうです(英語版のWikipediaにも載ってます。
被害者に罪は0.000001ミクロンもない
こういう事件があると、まるで被害者が悪いかのように言う人がいますが、脳みそ大丈夫ですかね?
ちゃんと21世紀バージョンにアップデートできているのか心配です(たぶん戦国時代で止まっている)。
この件に関しては、ニュージーランド在住のはっしーさんの記事をぜひ読んでほしいです。
過労死は「労働災害」じゃない。「殺人」だ。
過労死は「労働災害」じゃなくて「殺人」だ - NZ MoyaSystemより引用しました。
そうなんですよ。殺人なんです。事故ではなく、殺人ですよ。
だって、睡眠時間が2時間とかやばいです。そこまで仕事をさせる上司、仕事をやらなければならない社風とかが殺したんです。本当に悔しくてなりません。
ゆえに、被害者に落ち度は0.000001ミクロンもありません。
自殺した電通社員について「激務なのわかってて入社したんだろ?」って言ってる人がいるけどさ、それは会社が社員を死ぬまで働かせていい理由になんか全然なりませんからね。軍人になって戦場に赴いたわけじゃないんだ。なんで平和な国内でデスクワークに従事するだけで死ななきゃいけないんだよ。
— はっしー@NZプログラマ (@hassy_nz) October 8, 2016
こちらは、はっしーさんのツイートですが、まさに。社員は企業のドレイですか?
仕事を辞めて海外に行く選択肢もある
はっしーさんの話題が出たので、はっしーさんのことを書きます。
はっしーさんとは以前、ニュージーランドに行ってきて直接お会いしてきました。
はっしーさんがなぜニュージーランドに渡ったかというと、日本の社畜生活から逃げたかったからです。実際に月に100時間残業した記録も記事にしてくださっています。
参考: 実録・月100時間残業するとどうなる - NZ MoyaSystem
想像どおり、100時間/月も残業すると睡眠時間は減るし、体調は悪くなるし、仕事の生産性も落ちるみたいです。
無意味に暴力的なことをしたくなる……とか、危険すぎます。その対象が自分へ向かったときには「自殺」になりますから。
通常の「先進国」には過労自殺はない
ニュージーランドで はっしー さんに直接聞いたり、ニュージーランド人の友達に聞きましたが、残業はほんとにないそうです。
ニュージ―ランドだけではありません。カナダでも同じです。
たぶん、多くの先進国ではそうなんじゃないですかね?
こんなものですから、過労死もないし、過労自殺なんてまずありえないでしょう(←調べてないです)。
日本では「身分制度」は廃止されているの知ってます?
たぶん、多くの日本人が気づいていないと思うのですが、身分制度って廃止されているんですよ!
会社の上司に反抗しても、会社に我慢できなくて辞めても、「切り捨て御免」をされることはなくなりました。
今の日本は仕事を辞めてもいくらでも仕事があります。自分の命を犠牲にすることは一番避けたいことですよね?
なので、仕事が理由で、自殺を一瞬でも考えたことがある方は即、辞表を出してください。退職してください!
それが、あなたが生きていけるためのパスポートです。家族がいて、悲しむ人がいます。絶対に生きてください。
日本はもう「開国」されましたよ
さらに言うと、もう開国されて、海外にもお金さえあれば自由に行けます!
ご存知でした?
日本の社畜生活がイヤだから海外に行く……と言うとおっさんたちはこう言うでしょう。
- 嫌なことがあったら逃げるなんて、人生を舐めている
- 日本の会社で適応できない人間が海外でやっていけるハズがない
- 最近の若者は我慢が足りない。ワシの時代は……
もう、相手にしなくていいです(笑)。早く、海外に逃亡して幸せになりましょう。
30歳ぐらいまでなら、ワーキングホリデービザという、海外に1年程度住んで、ある程度仕事をすることも許されているビザが取得できますし!
ということで、今回はブラック企業で人生をまっとうするぐらいなら、ぜひ海外に逃亡しましょうという結論になりました。
夢のような話に聞こえますが、優秀な人材は海外からしてもほしいんです。
ワーキングホリデービザでまず海外で人脈を作ることで、移住する可能性はグッと広がりますので。
とりあえず、辞表(あなたの生存許可証)を出すことから始めましょう! 人生って、ブラック企業で我慢するほど大変じゃないですよ♪