Google日本語入力の使いやすさをATOKから変更して検証したよ

こんにちは! 文字入力にはかなりのこだわりがあるブロガーのヨス(プロフィールはこちら)です。

私は文字入力のスピードを上げることを常々考えています。

それは生産性に直結する問題だからです。今回は、私が愛用している日本語変換ソフト(IME)の「Google日本語入力」についてです。

ATOKからGoogle日本語入力に変えました

わたしは日本語変換ソフトと言えば有名どころのATOKを長年愛用してきました(Windows)。

でも、ある1つの理由で、仕方なくATOKからGoogle日本語入力へ変更することになりました。

ATOKからGoogle日本語入力に変えた理由

わたしがATOKからGoogle日本語入力に変更した理由は、PhraseExpressがATOKだと上手く動かなかったことです。

PhraseExpressの例
PhraseExpressの例

このツールを多用していますので、これが使えないとかなりキビしいです。

なのでATOKに何の不満もなかったのに変えざるを得なくなりました

Google日本語入力のインストール

Google日本語入力
Google日本語入力

では、Google日本語入力の利点を見ていきます。

まだ使っていない方は、ぜひこちらからGoogle日本語入力をダウンロード & インストールしてみてください! Windows版だけでなく、Mac版もバッチリあります!

ダウンロードはこちらから

Google日本語入力はかなり良かった!

さて、わたしはWindowsを使い始めたときからATOKしか触ったことがありませんでした。

つまり、100%ATOKユーザーでしたが、Google日本語入力に変えてもほとんど問題ありませんでした。

では具体的にどこがよかったのかを紹介します。

ATOKと同じキー設定にできる

私がATOKを気に入っていた大きな理由が、キーの割り当てです。

例えばBackspaceで、変換しているのをキャンセルして平仮名に戻す……とかができます。あと、Ctrl+F7で私の大好きな「単語登録」もできます。

Google日本語入力では、私のようなコアなATOKユーザーを唸らせる機能がありました。

なんと! 「ATOKと同じキー割り当て」に設定できるんです。ATOKと全く同じ感覚で文字を入力できます。

ATOK入力方式への設定の仕方(Windows)

ではWindowsでATOKとキー割り当てを同じにする方法です。

まずは設定画面を呼び出します。

プロパティ
文字入力ができるソフト(エクセルでもメモ帳でもなんでも)上で[ タスクバーの「スパナ」をマウス左クリック] → [ プロパティ ]

プロパティのウインドウが開きますので以下のようにするだけです!

Ctrl+F12で
[「一般」タブ ] → [「キー設定の選択」のプルダウンで「ATOK」を選択する ] → OK

ATOK入力方式への設定の仕方(Mac)

お次はMacでATOKとキー割り当てを同じにする方法です。

設定画面を呼び出します。

Macでは「環境設定」
文字入力ができるアプリ上で[ 上部にあるメニューバーから文字入力アイコンをクリック] → [ 環境設定 ]

プロパティのウインドウが開きますので以下のようにするだけです!

Ctrl+F12で
[「一般」タブ ] → [「キー設定の選択」のプルダウンで「ATOK」を選択する ] → OK

ATOKの入力方式でよく使うショートカット

ATOKの入力方式でよく使うショートカット
単語登録 Ctrl+F7
変換をキャンセル (変換中に)Backspace
全角カタカナ ひらがなを入力してCtrl+I
半角カタカナ ひらがなを入力してCtrl+O
プロパティウインドウを開く Ctrl+F12

1つだけ残念なのが、Ctrl+Deleteが登録単語の削除でなくなっている点。単語登録をしまくる私としては不便です。

ほかのIMEへの切り替えショートカットを無効に(Windowsのみ)

ほかのIMEへの切り替えが初期設定ではCtrl+Shiftになっています。これが、ウザいんです。

でもGoogle日本語入力なら、簡単にこのショートカットを無効化できます。

IMEへの切り替え無効
[ 先ほどのやり方でプロパティを開く] → [「その他」タブ ] → [「ホットキー(Ctrl+Shift)によるIMEの切り替えを無効化する。」にチェックを入れる ]

Macの場合、こちらの設定は不要のためありません。

漢字変換が賢い

ATOKの人気の秘密はなんと言っても変換の賢さでしょう。

そしてWindowsの「MS-IME」とMacの「ことえり」の不人気の秘密は漢字変換のアホさでしょう。

このGoogle日本語入力はかなり賢いです。ATOKに全然負けていないと思います。

こちらにGoogle日本語入力の変換の便利さについて詳しく書いていますので、ご参考に!

PraseExpressと併用できる!

私の超愛用しているツール「PhraseExpress」が、Google日本語入力だとちゃんと適応されます。

ATOKでは残念ながらできないということでした(電話でお問い合わせしました)。

PhraseExpressの例
PhraseExpressの例

具体的な手順としては、変換キーを押して「全角 → 半角」に切り替えます(→ これはATOK設定なのかな?)。Macの場合は英数キーです。

そしてPhraseExpressで登録している文字を打つだけです! PhraseExpress半角文字を使わないと上手く変換してくれないんですよねー。

Google日本語入力のお陰です。

Google日本語入力は無料

そしてこのGoogle日本語入力のすごいところは、無料だということです。

ATOKに近い能力を持ちながら無料って……。ヤバイでしょ。

今後の期待

ただ、ATOKにあってGoogle日本語入力にない機能があります。それが同期です。

単語登録の同期?

このGoogle日本語入力は、今のところ登録した単語の同期(違うPC同士で同じ単語登録を共有できること)ができません。

実は昔はできていたのですが廃止になり、開発版限定の機能になっていたのですが、それがさらに廃止になってしまいました

今の時代、1台のパソコンだけでしか登録した単語を出せないのはあまりにも不便です。

この部分はATOKだと同期してくれるので、まだATOKの方が一枚上手って感じです。

これは早く実装してほしいですねー。本当に同期できないのは不便極まりないので、わたしは以下の方法で、同じ辞書を使っています

流れで言うと……

  1. ほかのパソコンに入れたい辞書をエクスポート(データを取り出して保存)
  2. 違うパソコンを開き辞書をインポート(データを入れる)

「辞書ツール」を出す

まずはタスクバーにある「Google日本語入力」の「スパナマーク」のアイコンをクリック(Windows)。

[ スパナマーク ] → [ 辞書ツール ]

Macの場合はこちらです。

Macでは「環境設定」
文字入力ができるアプリ上で[ 上部にあるメニューバーから文字入力アイコンをクリック] → [ 環境設定 ]

辞書を選択

エクスポート(辞書データを取り出して保存すること)をしたい辞書を選択します。

そうなんです。Google日本語入力複数の辞書を登録できるんですね。例えば「ブログ書くとき用」「仕事用」とか。

エクスポートしたい辞書を選択
エクスポートしたい辞書を選択(私は「yos」って名前にしています)

辞書をエクスポート

そして辞書をデータにして保存します。こちらのようにしてください。

選択した辞書をエクスポート
[ 管理 ] → [ 選択した辞書をエクスポート ]

保存したテキストデータ(.txt)を、インポートしたいパソコンで使えるようにクラウドをに保存します。

もちろんメールに添付して自分宛てに送って、新しいパソコンでダウンロードするのでもいいです。

エクスポートした辞書を入れたいパソコンを開く

では今度は、さっきエクスポートした辞書を入れたいパソコンを開いてください。そして先ほどと同じ手順で、 [ 辞書ツール ] → [ インポートしたい辞書を選ぶ ]までやってください。

ここまではエクスポートのときと同じですね。

そして次がちょっと違います。

[ 管理 ] → [ 選択した辞書にインポート ]

今度はインポートですのでお間違えないように。

インポート完了!

先ほど保存したテキストデータを選択してインポートして終わり!

[ ファイルを選択をクリック ] → [ 先ほどエクスポートのときに保存したファイルを選ぶ ] → [ インポート ]

今回はGoogle日本語入力のいいところを挙げました。

そうそう。わたしがMS-IMEの嫌いな理由はいろいろあるのですが、そのビジュアル自体が受け付けられません。

ビジュアルっていうのは文字を入力しているときの下線の話です。

MS-IMEの最も嫌いなところ
MS-IMEの最も嫌いなところは下線!

もう、この自己主張しすぎなムニュムニュを見るだけで虫酸が走るほど嫌です。

なんか変換がモッサリしているように見えるデザインだと思うのはわたしだけ?

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