こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
日本の学校にはクソみたいな「容姿を規制する校則」がいっぱいですよねぇ。
これはこれで問題アリアリなのですが、「容姿にを規制する校則」の弊害は、学校を卒業したあとにも続くと確信しています。
「上の立場の人が下の立場の容姿に文句を言うのはあたりまえ」という土台づくりに貢献しているからです。
今回は、容姿にかんする校則がセクハラにうとい人を量産しているというお話です。
目次
日本の学校には「容姿」に関する校則が多い
学校では容姿に関する校則がありますよね。
- 髪の色
- 前髪の長さ
- スカートの長さ
- 靴下の色
いやー、クソすぎますよね……。
こんな容姿に関する校則の問題については校則の「髪を黒くしろ」は「日本人らしく一重まぶたにしろ」と同じぐらい人種差別な件で書きました。
この「校則自体」が問題なのは当たり前ですが、卒業後の生徒たちに悪影響を与え続けていることにお気づきでしょうか?
学校の先生は生徒の「容姿」を指摘しまくる
なぜかというと、学校の先生は「校則」という印籠をもって、堂々と生徒の容姿を指摘するからです。
- スカートが短いぞ!
- 髪を結べ!
- 髪の色染めてるんじゃないのか?
こんな「容姿に対する指摘」を、町中でおっさんが若い女性に言ったら通報しますよね?
気持ち悪すぎでしょう……。
それが、
学校内では堂々と行われているんです。
先生が「容姿を指摘すること」の悪影響
こんな環境にいると、上の立場の人間が下の立場の人間に対して「容姿を指摘すること」が当たり前の日常になります。
そうなると生徒たちは「容姿を指摘されること」に対して無頓着になりますよね?
「おっさんが容姿に文句つける」のは普通のことだと学んでしまうんですね……。
たぶん、「ちっ! あのじじいムカつく!」と陰口は言うと思いますが、だからといって、容姿を指摘されることが「オカシイ」ことに気づきません。
そんな子どもたちが大人になったらどうでしょうか?
容姿に関する校則は「セクハラ(=犯罪)に気づきにくい人」を量産している
子どもたちは、上の立場の人に「容姿を指摘されること」に慣れてしまいます。
そして、女生徒が社会に出て「化粧濃いんじゃない?」と職場の男性上司に言われても、それがセクハラとは気づきにくくなるでしょう。
学校にいたころに当たり前に容姿について言われ続けてきたからです。
さらに悪いことに、「上の立場の人の発言を我慢して聞く」ということにも慣れてしまいます。内容がどんなものであれ……です。
つまり、日本の学校にある容姿に関する細かすぎる校則は「セクハラに鈍感な人」を量産しています。
意図せずとも、日本の学校はこんな人材を量産しているということですね。
- セクハラをしやすい人材
- セクハラに気づきにくい人材
- セクハラに無頓着な人材
そりゃあ、セクハラが減らないのも当然ですよ……。
繰り返しになりますが、社会に出てから「容姿のこと」に関して、軽々しく言及することはセクハラや人権侵害につながります。
ぜひ、こちらの記事もご覧ください。
娘や姪っ子から、21世紀の今の中学校、高校の状況は話に聞いていますが、ほんとに昭和のままです。
生徒手帳を見せてもらいましたが、容姿に関するパートはまったく変わっていません。
- 頭髪は男女とも中学生らしい髪型に!
- 男女ともパーマなどくせをつけない
- 染色、脱色、着色、整髪剤などをつけたりしない
- 奇ばつな髪型にしない
なんだこれ……。ちょっと目まいがしてきました。