ワーホリってなに? 若者だけに与えられた海外で自由に過ごせるビザ

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

わたしは20代のころ、ワーキングホリデービザの存在を知りました。

でも、けっきょくのところ使わなかったんですね。それを本当に後悔しています

人生をやり直せるなら、ワーホリを取って20代のうちにぜったいに日本を出たい!!

……ということで、今回はその未練のある「ワーキングホリデービザがどういうものかについてまとめます。

ワーキングホリデービザってなに?

では、ワーキングホリデービザってなんでしょうか? まずは言葉から分解してみます。

Working(労働)
Holiday(休暇)

……この2つの言葉で成り立っていることが示すように、1年間、外国で自由に働いたり遊んだりできるようになる夢のようなビザです。

「ワーキングホリデービザ」という名称は長いので、略して「ワーホリ」と呼ばれることが多いです。

ワーホリの申請条件

そんな夢のようなワーホリビザですが、申請する条件はなんでしょうか?

具体的にまとめました。

ワーホリの年齢制限

ワーホリが申請できるのは、18〜30歳まで(申請時の年齢)です。

え? なんでこんなに若い人だけを優遇すんスか?!

もともと、ワーキング・ホリデー制度というのは、協定を結んでいる国同士(例:日本とカナダ)の若者を対象につくられたからです。

外国での生活を通して、異文化を体験し、人間力をUPさせる……ような考えがもとにあります。

そのため、わたしのように40歳を超えた人には降りないビザです。

追記:カナダには35歳までが対象の「セカンドワーホリ」があるそうです。

まぁ、それでもわたしは対象外ですが……。

参考:カナダのセカンドワーホリ(ROワーホリ)とは?費用や申請条件を徹底解説! | カナダ留学コンパス

ワーホリで行ける国

現在のところ、日本と協定を組んでいる国、つまり日本人がワーキングホリデービザを取得して行ける国々はこちらです。

  1. オーストラリア
  2. ニュージーランド
  3. カナダ
  4. 韓国
  5. フランス
  6. ドイツ
  7. イギリス
  8. アイルランド
  9. デンマーク
  10. 台湾
  11. 香港
  12. イタリア
  13. ノルウェー
  14. ポルトガル
  15. ポーランド
  16. スロバキア
  17. オーストリア
  18. ハンガリー
  19. スペイン
  20. アルゼンチン
  21. チリ
  22. スロバキア

残念ながら、アメリカの名前はありませんね。今後もなさそうです。

ワーホリの発行数(定員)は?

このワーホリですが、は無尽蔵に発行されるのか?……というとそうではありません。

毎年定員が◯◯名というふうに国によって決まっているので注意が必要です。

ワーホリのそのほかの条件

そのほかの条件は次のとおりです。

国によって違いますが、こちらのようなものが必要です。

  • 滞在中に必要な費用の証明
  • ワーホリビザ申請費
  • 滞在期間をカバーする医療保険

あと、子どもがいる両親がワーホリを申請すると「移住しようと企んでいるのでは?」と怪しまれ、申請が降りない可能性はあります。

ワーキングホリデービザでなにができる?

さて、ワーキングホリデービザを持っていると何ができるのかというと「自由」です!!

自由と言われると逆に難しく聞こえますね。

たとえば、この3つをされる人が多いです。

  1. 現地の語学学校に通う
  2. 現地でアルバイトをする
  3. 現地を観光する

それぞれ、もうすこし詳しく紹介します。

現地の語学学校に通う

ワーホリでできることの1つ目が、現地の語学学校に通うことです。

国によって違いますが、カナダだと6か月、オーストラリアなら17週間はワーホリだけで語学学校に通えます

単に「英語を学びたい」と思っている人にも使えるビザだということですね。

ただし、ほかのビザでも学校に行ける国の場合は、ワーホリで学校だけに通うのはもったいないかもですね。

現地でアルバイトする

ワーホリでできることの2つ目が、現地でアルバイトすることです。

個人的に、これがワーホリの醍醐味だと確信しています!

実は海外で働くことは、許可を得るのが非常に困難です。国によっては不可能なところも。

それなのに、ワーホリだとヒョイっと働けるわけですからね。もちろん、「雇ってもらえるかどうか?」はその人しだいです。

ただ、現地の言葉がペラペラじゃなくて、1年後には帰るような人に高度な仕事をやらせるとは思えませんが……。

「日本語が話せること」が武器になる地域なら仕事がありそうですが、そうじゃない場合は単純作業労働にしかつけないかもしれません。

現地を観光する

ワーホリでできることの3つ目が、現地を観光することです。

ただし、これはビザがなくてもできる国が多いので、観光するためだけにワーホリをつかうのはもったいなさそう(笑)。

ワーホリにはどんな準備が必要?

ワーホリで渡航するときには大きくわけて2つの準備があります。

それが「お金」と「語学力」です。

日本でしっかりと貯金をしていく?

日本でしっかりと貯金をして行かれる場合は、1年中、観光したり遊んだりすることに焦点を当てられます。

ただ、ワーホリで行ける国は先進国が多いので、生活費は高いという認識でいたほうがいいです。

ということは、かなりの貯金がなければ、渡航先でのアルバイトなどは避けられないと言えるかもしれませんね。

というか、海外で働ける経験はきっと人生でなにかの役に立つと思うので、むしろ働くのをオススメです。

ビザなんて、本当は取るのがかなり難しいのにワーホリはそのハードルを軽々と超えてくれますから!

日本で語学を学んでから行く?

日本で語学をある程度学んでから行く場合、行ってからの大変さがだいぶ違うでしょう。

わたしが20歳のときにはじめてアメリカに行ったときは本当に苦労しました。

英語が話せないことで挫折し、日本人同士でかたまってしまい「あれ? ワーホリで外国に来てたハズなのに?!」という状況になってしまう方が決して少なくないようです。

個人的には、安くてコミュニケーションの練習ができる「オンライン英会話」をゴリ押しします。

インターネット電話を使ってのオンライン英会話のレッスン風景
インターネット電話を使ってのオンライン英会話のレッスン風景

わたしが若いころには存在しなかったので、本当に今の時代に20代を過ごせる方がうらやましすぎです。

元日本語教師という立場から言わせてもらうと、最低でも2,000時間は英語に触れなければ外国語は話せません

つまり、日本にいる間からなるべくはやく「英語のシャワー」を浴びることで、渡航したあとの時間が有意義に使えることを意味します。

最低限のお金だけで行く?

なかには最低限のお金だけを持って海外にワーホリで行く人もいるそうです。

この方法でうまく行くかどうかは性格によりけりなので、一概には言えません。

先日、オーストラリアにワーホリで行った若者が、炊き出しの列に並んでいるというニュースを見ました。

参考:「仕事ない」豪ワーホリ ホームレス向け無料食料に日本の若者ら行列:朝日新聞デジタル

こういう事例もあるので、3か月〜半年ぐらいは仕事が見つからなくても生きていける程度の金額、そして仕事探しにつかえる英語力は必要ですね。

ただし、ワーホリで行けるほとんどの国のほうが時給がいいし、チップ収入もあるので、海外で働くほうが効率はよさそうです。

ワーホリの申請の仕方

ではワーキングホリデービザはどうやったら手に入るのでしょうか?

もちろん、申請する必要があります

わたしが若いころは書類を郵送する必要がありましたが、今ではネットだけで完結するようですね。

いい時代になったもんです。

ネットで各国大使館の申請ページにアクセスして、個人情報を入力して手順に従っていけばオッケーです。

申請するために国によって申請料金が必要です。

カナダの場合は、こちらの記事がわかりやすくオススメです。

参考: カナダのワーキングホリデービザについて! どうやって申請する? | カナダ留学コンパス

まとめ

さて、今回はワーホリこと、ワーキングホリデービザについて紹介しました。

若いだけで1年もの間、海外で住んだり働いたりできるチャンスがもらえるんですよ。しかも、若者だけに。

わたしはお金を貯めようとか、英語力をもっとつけないと……と思いながら準備ばかり頑張って、タイミングが合わずにワーホリで海外に行くチャンスを逃しました

若い人はぜひ、使いましょう。日本だけでなく、海外で違った視点を得ることは人生を楽しくするために超・全力でオススメします。

なお、ワーホリで行くときには最初の数か月は語学学校に通うことをごり押しします。

わたしの友達のカナダ留学アドバイザー 末永さん(カナダ在住21年)に相談するといいですよ♪

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