2015年2月10日

【バセドウ病闘病記: 8 】甲状腺機能低下症について

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こんにちは! 元バセドウ病患者のヨス(@yossense)です。

今回はバセドウ病の治療後になりやすい「甲状腺機能低下症」について、体験をまじえてまとめます。

バセドウ病は治り今度は甲状腺機能低下症に?

私のバセドウ病は、アイソトープ(放射線)治療も上手くいき、なんとか回復に向かい始めました。

アイソトープ治療から3ヶ月以上経った

アイソトープ治療が終わり、退院し、ヨウ化カリウム丸を飲み始め3ヶ月が経ったあたりから、またしても私の身体に異変が起き始めました。

1ヶ月に1回ある検診で病院行き、調べてみるとどうやら私はバセドウ病は治ったのですが「甲状腺機能低下症」になったみたいなんですねー。この病気はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の真逆で、甲状腺ホルモンが足りなくなる病気です。

まずは私がなった症状についてまとめてみます。

1身体がつる?!

まず、あきらかにオカシイ変化が「身体がつりまくる」ことです。

「つる」っていうのは、ほら、電気を消そうと、電気コードを足の指で引っ張ろうとして、「うぎゃー!」ってなるやつです。「こむら返り」とも言いますよね。

それが、身体の至る所で起こるんですよ。子どもに呼ばれて、横を向くと背中がつる……。本棚の高いところの本を取ろうと手をのばすと首すじがつる……。

一番ひどかったのは、車を運転していて、バックするときに後方確認で首だけ後ろを振り向いた瞬間、首すじがつること。危険きわまりないですよ。

2身体がだるい

そしてこちらも厄介なのですが、身体がめっちゃだるいこと。倦怠感が尋常ではありませんでした。

風邪を引いているわけでもないのに、だるいんです。なので食欲もありません。アホみたいに食欲が爆発していたバセドウ病のときとは真逆ですね。

3やる気にならない

上の「身体がだるい」に関係していますが、そのせいで何もやる気になれないんですよ。

2013年で甲状腺低下症になってたころのブログの更新頻度が低いのもそのせいかもしれません(……と言ってみる)。

4ほかにもこんな症状が!

私が自覚していた症状は上の3つなのですが、調べてみるといろいろあるみたいです。

  • 眠気
  • 記憶障害
  • 抑うつ
  • 無気力
  • 皮膚の乾燥
  • 毛が抜ける
  • 指で押しても跡を残さないむくみを生じさせる
  • 声帯がむくむために声がかすれる
  • 消化管運動の低下により便秘に
  • 心臓機能の低下により脈が遅く
  • 体重増加
  • 寒がり
  • 疲労感

ほぇ~! いろいろありますね。毛がぬけるとか、怖いですね。

参考: 甲状腺疾患専門の隈病院ホームページ|甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症って何?

今回私がなった「甲状腺機能低下症」ですがの原因は何だったのでしょうか?

答えは簡単です。それは間違いなくアイソトープ治療です。

私のバセドウ病の経緯を要約

分かりやすいように、ちょっと私のバセドウ病の経緯を簡単に要約してみます。

バセドウ病は甲状腺機能亢進症です。甲状腺の機能が高まりすぎて、甲状腺ホルモンが過剰に出すぎる病気でした。なのでその甲状腺の機能を抑えるための治療としてアイソトープ治療をしました。

この治療は、極端な話、放射線で甲状腺の機能をブチ壊したわけです。ほかにこの異常を抑える方法がなかったために意図的にです。すると当然ながら、私の甲状腺は「甲状腺ホルモン」を作る機能がなくなるわけなんですよ。そしたらどうなるかというと、今度は甲状腺ホルモンが足りない!っていう状態になります。これが現在の状況「甲状腺機能低下症」の状態です。

甲状腺ホルモンが必要なのに

ややこしいですねー。結局、人間の身体には「元気ホルモン」と呼ばれる甲状腺ホルモンが必要不可欠なんです。でもそれを作る機能を放棄した私の身体はどうしたら良いのでしょう?

もちろんその低下分を補ってやらないとダメです。なので、治療で減らしてきた甲状腺ホルモンを、皮肉なことに今度は増やす方向に治療していかないといけないんですねー。

植物を切り倒し、道路を舗装して、その上から植木鉢を置いて植物を飾るぐらいの「何やってるんだろ感」があります(笑)。でもこうするしかなかったのですね。

アイソトープ治療が成功したという認識

アイソトープ治療で正常な数値にイイ感じで戻る人もいるそうですが、ほとんどの方が私のように、甲状腺ホルモンが上手く作れない状態になるそうです。

そして、主治医の話では「甲状腺機能低下症」という状態は、アイソトープ治療という結果としてなる場合は「治療が成功した」と見なされるそうです。

だって、アイソトープの目的は「過剰な甲状腺の機能を抑えること」でしたから。その力が強すぎて、抑えすぎただけということです。

抑えきれないより遥かにマシ

もし、ヨード食制限に失敗するなどで、アイソトープ治療が上手くいかなかった場合があったとします。

そうなると、過剰な甲状腺機能を抑えきれなくなります。そして数か月後、数年後に再び、甲状腺機能が異常になって、バセドウ病再発という事例もあるそうです。

なので、中途半端に抑えて病気が再発するぐらいなら、数値が下がりすぎて「甲状腺機能低下症」になった方が何倍もマシだということでした。

甲状腺機能低下症の治療方法

そんな訳で甲状腺機能低下症になった私の身体ですが、このまま放置しているのは危険です。最初に触れたようにいろんなひどい症状が出てきますからね。特に体中がつるという症状は、経験しないと分からないかもしれませんがツラすぎます。本当に痛すぎです。

最強の味方「チラーヂン」

さて、こんなに辛い甲状腺機能低下症ですが、なんでホルモンがいっぱい出る状態より、少なすぎる方がマシなんでしょうね?

実はその理由は薬にあります。低下した甲状腺ホルモンを補うために飲む「チラーヂン」って薬があるんです。ハイ。私も最初は「ん?」と思いましたが、「チラーン」ではなく「チラーン」です(笑)。

副作用もなく安い!

甲状腺機能低下症に対して飲む「チラーヂン」
甲状腺機能低下症に対して飲む「チラーヂン」

この「チラーヂン」ですが、甲状腺ホルモンをサプリにしたようなものなんだそうです。なので摂取することで、元気ホルモンこと「甲状腺ホルモン」を体内に取り込めるわけです。

しかもこれ、甲状腺ホルモンそのものなので、身体に一切の副作用もなく、しかも値段も安いんですね。上の写真では2種類の色がありますが、内容量(重さ)が違うだけです(左: 12.5マイクログラム、右: 50マイクログラム)。

一生 & 毎日飲み続けることになるかも知れないので、安全で安いに越したことはありません。

私の場合……

私は今のところ、1年半以上、チラーヂンを毎日飲み続けています

最初は3錠から飲み始め、次の月の検診ではちょっと甲状腺ホルモンの数値が高くなりすぎていたために、2錠に減らしました。

その1か月後には今度は少なすぎたため、2.5錠を飲むようになって……といった調整がホルモンの数値が安定するまで続きます。

チラーヂンを飲み始めて1年半ほどの今は完全に数値が安定していて、毎日2錠飲んでいます。時々飲むのを忘れるため、そんなときは思い出したときに飲んでいます。そんなときのために、バッグの中にも常に入れています

さて、今回は私のバセドウ病は完治して、今度は「甲状腺機能低下症」になっているという状況をまとめました。

今の様子を見る限り、私はたぶん、一生チラーヂンとは付き合っていくようになると思います。チラーヂンはいいんですが、2ヶ月に1回の検診は面倒です。

検診というか「採血」がイヤなんですけどね(笑)。

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