結婚式のときに化粧してもらおうとしたら拒否された話

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

今回は結婚式のときに、メイクの方に化粧をお願いしたら拒否されたというお話です。そこから日本の化粧文化についてあーだこーだと言ってみます。

結婚式で男性にはメイクをしてくれない

ドイツ在住のライター雨宮さんの記事を読んでいろいろ考えてたんですよ。

参考: なぜ化粧は女の身だしなみ? 素顔でいることは悪いことなの? - ドイツ発 雨宮の迷走ニュース

で、自分の結婚式での出来事を思い出しました。

わたしは25歳のときに結婚式をしました(結婚式はしたくなかったけど)。結果的にはやってよかったんですけどね。

そのときに、パートナーはメイクをしっかりとやってもらい、美しくされることに時間を使ってもらっていました

そのメイクをしてもらっている間、横にいたわたしは何となく「次はわたしも化粧してもらえるのだな」と思っていました。

ところが、メイクの方はわたしには化粧をしてくれなかったんですね。

どう考えても釣り合いが取れない

いや、こういう場において女性だけ化粧するのっておかしくないですか?

パートナーだけ非日常的な衣装にレベルの高い化粧。それに対して、わたしは非日常な衣装なのに化粧はないんですよ。

どう考えても釣り合いが取れません。結婚式で相対的に女性が美しく映えるように男性はわざと劣って見えるようにしているのでしょうか?

たまに、結婚式を女性のものと勘違いしている方がいます。頭のイカれた方は「女性(だけ)の晴れ舞台」みたいに思っています。

いやいや、男性も同じでしょ(笑)。なんでそこで女性だけになるんでしょうかね。

結婚式以降の女性の人生は裏方になるから、人生最後の晴れ舞台ってことでしょうか? 昭和かよ……。

「美」って女性だけのものですか?

いつも思うんですけどね、なぜか「美」といえば「女性」と相場が決まっているようです。この理由に関しては「なぜ男性より女性の方が美しいのか? 」という記事にも書きましたが。

でも、ほんとうに「美」って女性だけのためにあるんですか?

結婚式のときの話に戻りますが、わたしはメイクの人に頼みました。「わたしにも化粧してください」と。

そしたらその方は、ビックリした感じでした。そのときの反応が忘れられません(メイクの人の顔は忘れたけど)。

そして「新婦さんにだけやるようになっているので……」のような意味のわからないことを言っていたので、さっき書いたような「釣り合いがとれない」「わたしが劣って見える」のようなことを言いました。

結果的にファンデーションなどをやってもらえましたが、そこまで言わないとやってくれないんですね。男性の芸能人もTVに映るときはやっています。そんなこと当たり前なのに。

「美」って女性の特権じゃないです。ジェンダーレス男子みたいな美しい方たちがいっぱいいますし、もっといっぱい出てくると思いますし。

化粧する男性をどう思うか?

そういえば、これを書きながら思い出しましたが、昔、知人(女性)に「化粧する男性をどう思うか」と質問をされました

わたしは何とも思わないと答えましたが、その知人は「私は許せない。男なのに化粧をするのが理解できない」と熱っぽく語っていました

そのときは思い浮かびませんでしたが、「じゃあ化粧をする女性をどう思うか?」と聞き返せばよかったですねー。たぶん「女は化粧するのが当たり前やん?」という返事が返ってきてたでしょうねー。

よく考えてほしいのですが、本当に女性が化粧をするのは当たり前なんですか?

性別を境界線にするべきではない

女性専用車両は差別か?」で書きましたが、そもそもの境界線がおかしいんですね。

簡単に言うと「女性専用車両」は、本来は「チカン」と「非チカン」の間に境界線を置くべきなのを「男性」と「女性」の間に境界線を置いています。

左: 本来あるべき境目(チカン/非チカン)・右: 現実の間違った境目(男性/女性)
左: 本来あるべき境目(チカン/非チカン)・右: 現実の間違った境目(男性/女性)

化粧も全く同じで、化粧の定義を「周りにいる人に不快な思いをさせない容姿にする」だとすれば、性別を境界線にするのは間違っています。

男性も女性も化粧をするべきになります。タバコ吸いすぎで肌が激汚いおっさんとか、ほんまに化粧した方がええんとちゃうの?

そんなおっさんが化粧をしていない女性に「化粧は身だしなみだろ」とか言うんですよね。そんなシチュエーション見たら「化粧が必要なのはおまえだろ」とツッコむ以外ないじゃないですか。

さて、今回はわたしが結婚式のときに化粧を頼んでも最初に拒否されたことについて書きました。

本当にいつも思うんですよね。なんでもかんでも「性別」を境目にしていると、大事なことが見えなくなるということを。

とくに子どものうちから子どもの好みを性別で勝手に判断することからやめていきませんか?

Twitterではこの記事のような内容のつぶやきをよくしています。

この記事を気に入った人はぜひフォローしてくださいね♪

 Twitter

「夫婦別姓」の書籍を出版しました!

Amazonの電子書籍で、夫婦別姓についての電子書籍を販売いたしました!

あなたの「想い」を「発信」してみませんか?

もし、この記事を見て共感してくださったなら、あなたも発信してみませんか?

わたしの著書『読まれる・稼げる ブログ術大全』では、ブログをこれからはじめたい人、発信をはじめたいと思っている人に必要な情報がすべて詰まっています。

ただ闇雲に発信するのではなく、「伝わりやすさ」がもっとも重要です。

ぜひ、あなたの考えている「社会のここがおかしい」をブログやSNSで正しく発信しましょう。