こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
先日テレビでスポーツ(フィギュアスケート)を見ていました。
そしたら、羽生結弦選手が練習中にほかの選手とぶつかって大ケガをしてしまったのです。
すごいケガなのに試合を棄権せずに続行した姿を見て、解説の人が違和感のある発言をしました。
「それでこそ男だ!」と。今回は、ほめているように見えるこの表現は、女性を下に見ているというお話です。
羽生選手が大ケガ!
フィギュアスケートを見ていて、とんでもない事件が勃発しました。
最終グループの公式練習の中、日本のエースこと羽生結弦選手と、中国のエン・カン選手が、なんと激突。
お互いに後ろ向きに滑ってて、スピードのあるところで激突し、羽生選手が吹っ飛んだ勢いでアゴからリンクに衝突しました。
激突したあとの羽生選手は、しばらく起き上がれませんでした。
明らかに血が出てるのがテレビからも分かったのですが、痛そうです。
なんとか起き上がっても、どう見ても顔色が青いし、何よりアゴはヤバイです。
しばらく、試合も中断していたのですが、公式練習が再開したとき、なんと羽生選手が出てきたんです。
そして、試合にも出てきました。
「無理することが美徳」になってほしくない
わたしは小学生と幼稚園児の子どもたちと一緒にフィギュアを見ていたんです。
そして、このケガを見て、子どももすごく心配そうに「大丈夫なん?」と聞いてきます。
子どもの親としてはこう思いました。
この子たちに「無理をするのが素晴らしい」とポジティブに受け取ってほしくないなということです。
さらにはナレーターのこのひとことです。
それでこそ男だ!
え? なにその、無責任で、意味不明な美化は?
男っていうだけでそんなにすごいの??
「それでこそ男」という表現の裏には、「そうじゃない人は男の資格がない」という気持ちが隠れています。
「それでこそ男だ」は女性を下に見る表現
つまり、ここで羽生選手がムリをせずに棄権していれば「男という資格のない男」なのでしょうか?
性は2つではないため、「男じゃない=女」ではありませんが、胆略的にそう思う人が多いですよね?
つまり「それでこそ男」という表現は、過剰に「男」という性別を美化し、
「女」という性別を下に見ているのです。
「それでこそ男だ」と言う人に悪気がなくても、その心の奥底ではやはり女性を下に見ていると言えるでしょう。
そうじゃないと「それでこそ男だ」という言葉を褒め言葉として使うはずがありません。
こういう表現、日常でも漫画などでもよく耳にするのですが、差別発言なのです。
- それでこそ男だ
- 泣くな! 男だろ?
- 男だったら立ち上がれ
人気のマンガ『ワンピース』や『鬼滅の刃』をはじめ、どのマンガにも出てくる表現です。
なんで性別が男だったら、無謀なことしないとダメなんですか? 性別に関係あるんですか?
性別が男というだけで、わたしも子どものころからこういうセリフを浴びせられてきましたが、いやでした。
逆に、こういうセリフを聞いてきた女の子たちはどう思っていたのでしょうか?
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