こんにちは! イラストも描くブロガーのヨスです。
「スタイラスペン」とか「タッチペン」という言葉を聞きますが、どういうものか気になりますよね。
この記事では「スタイラスペンはどういうもの?」という内容でお送りしています。
わたしの大好きなスタイラスペンの魅力が伝わるとうれしいです。
スタイラスペンってなに?
では、そもそもスタイラスペンとはなんでしょうか?
ひとことで言うと、タブレットやスマホのディスプレイの上で使うペンのことです。
スタイラスペンはどういう仕組みで書けるの?
さて、スタイラスペンはどういう仕組みでタブレットやスマホに描画できるのでしょうか?
そもそもなぜスマホ・タブレットは反応をするの?
スタイラスペンの仕組みの前に、そもそもスマホやタブレットの画面がなぜ指に反応するのかについてお話ししますね。
そのほうが理解しやすいので!
タブレットやスマホの画面は「静電容量式」と呼ばれる仕組みでできています。
画面に指で触れると発生する微弱な電流、つまり静電容量(電荷)の変化をセンサーで感知し、タッチした位置を把握する。指を画面に近づけると、人体の静電容量にセンサーが反応するため、画面に接触する寸前でポインターを動かすような操作も可能だ。
第8回 なぜ画面に直接触って操作できるのか?――「タッチパネル」の基礎知識 | EIZO株式会社より引用しました。
パネル全体に均一な低圧の電界があって、それを人間が触れると「電荷(物体が帯びている静電気の量)」を吸収し、電荷が変わるということですね。
それをスマホ側が測定し「指でどこを触ったか?」がわかるということです。
ここでは人間の体にも微量の電気が流れていることもポイントです。
電力を吸収できるペン=スタイラスペン
ところが、ふつうの筆記用具のペンを使うとわかりますが、スマホの画面は反応しません。
「普通の物体」では電気を通さないからです。
そこで、ペンの先の材質を工夫し、画面からの電力を吸収するのがスタイラスペンです。
上のスタイラスペンなら、「導電性繊維」を使っています。
電池を使って電気を起こすペンも
ところが、ペン先の材質によって反応するスタイラスペンには弱点があります。
それが、ペン先の面積が小さくなると、反応が悪くなること。
先端が太いと描きにくいので、ペン先を細くしたいけどできないという問題ですね……。
そこで開発されたのが電池(バッテリー)を使って、ペン自体が電気を起こす方法です。
上のスタイラスペンのようにスイッチを押すと電気が流れるようになるペンが開発されました!
このおかげで、ペン先を細くすることができ、狭い接触面積でもいっきに感度がよくなるというわけですね。
最近のスタイラスペンに電気を使うものが多いのは、こういう理由です。
「スタイラスペン」「タッチペン」の違いとは?
「スタイラスペン(もしくは『スタイラス』)」と言わずに「タッチペン」という名前もありますよね。
はたして、「スタイラスペン」と「タッチペン」はどう違うのでしょうか?
じつは、同じものを指します!
「スタイラス」とは?
そもそも、「スタイラス(stylus)」という言葉は、先の尖った棒状の筆記用具のことです。
大昔に使われていた「スタイラス」はこんな道具ですね。
上の画像の板は「ワックスタブレット」と呼ばれるものです
「スタイラス」とはインクなどを使用せず、柔らかい素材を掘ったり、押し当てることで書けるものを指します。
現在は、スマホやタブレット向けのペンのことを指すことがほとんどですね。
「タッチペン」とは?
では、「タッチペン」という言葉は何でしょうか? Wikipediaにはこちらの記述があります。
静電誘導方式対応のスタイラスのこと。
タッチペン – Wikipediaより引用しました。
そうです。スマホやタブレットのような電子機器用のスタイラスのことを「タッチペン」と呼ぶのです。
「スタイラスペン」とは?
「スタイラス」という言葉が「タッチペン」も包括していると紹介しました。
さらに「ペン」という言葉のついた「スタイラスペン」という名称もよく耳にしますよね。
そもそも「スタイラス」だけでペンのようなものを指すため、「ペン」は不要ですが。
「スタイラスペン」は日本で使われる言葉で、英語圏では使われません。「stylus」だけで通じますから。
たぶん「スタイラス」だけでは通じにくいから「ペン」をつけて呼ぶだけで、どちらで言っても問題ありません。
ちなみに、わたし個人の感覚ではこのような語感の違いがあります。
- スタイラス(ペン)
- 文字を書くこと、イラストを描くことに特化したスマホ・タブレット用のペン
- タッチペン
- 絵を描くよりもゲームなどの操作を目的にしたスマホ・タブレット用のペン
※ こちらはあくまでわたしの感覚での区別です。
そもそもスタイラスペンは必要なの?
さて、スタイラスペンがどういうものかが伝わったと思いますが、ここで疑問があります。
そもそも、スタイラスペンは必要なの?
はい。スタイラスペンの必要性についてですね。
指だけでも精密なイラストも描ける
そもそもですが、指だけでも精密なイラストは描けます。
こちらのイラストなんか、「スマホ+指」だけで描いているそうです。
うちの姪っ子が描いた絵ですが、すごいでしょ?!(←おじバカ風味も入っています)
スマホでも指だけでも、精密なイラストは描けてしまうんですね。
道具があると効率化がはかれる
スマホと指があればイラストは描けますが、ポイントなのは「道具があると効率化がはかれる」ということです。
たとえば、固定されたバケツに入った水を外に出す作業があったとします。「小さじスプーン」があれば可能ですよね。
でも、大きなスプーンがあるとラクですよね?
「水を汲み上げるポンプ」があればもっとラクですよね。
指で精密なイラストが描ける人が道具を使えばラクに描けるようになるということです。
制作時間も短縮されることでしょう。
つまり、スタイラスペンはなくてもいいのですが、あればラクに描けるようになるということ!!
スタイラスペンを買う前に必読
下記では、スタイラスペンを買う前に読んでほしい記事をまとめています。
スタイラスペンを買う前に知っておくこと
スタイラスペンをオススメしているこの記事ですが、スタイラスペンを勢いで買うのはお待ちください。
なぜなら、必要以上に期待するとガックリするからです。
下記ではスタイラスペンを買う前に知ってほしいことをまとめています。
オススメのスタイラスペン
では具体的にどんなスタイラスペンがおすすめなのでしょうか?
じつはスタイラスとはいってもいろんな種類があるので、用途や好みで違います。
充電の必要のない「先端の太い」スタイラスペンや……。
ペン先を細くするために開発された充電式のスタイラスペン……
ペン先に円盤型のディスクがあるもの……
ペン先が「筆」になっているものまで!
オススメのスタイラスペンはこちらにまとめております。
どれも、イラストを描くわたしが実際に買って使ってからレビューしているので信頼できますよ。
iPadでイラストを描きたい人にオススメの環境
iPadでイラストを描くときのオススメの環境をこちらの記事にまとめています。
ぜひご参考に。