こんにちは! 元メルマガ職人のヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしは以前、ネットショップで7年ほどメルマガ(テキストメールもHTMLメールも両方)を書いていました。
テキストメールといえば、こんな「三重苦」があるんですよね。
テキストメールの三重苦
- 写真が使えない
- 色も変えられない
- 太字にもできない
そんなテキストメールですが、制限の中でいろいろと試行錯誤するのが楽しいんですよね!
今回はテキストだけのメールや、テキストメルマガ、Facebookの投稿、LINEでのやりとりで使えるビジュアル的に見やすくするテクニックを紹介します♪
YouTube動画にもアップしているのでご覧ください!
余白を使いこなす
まずテキストメールで知っておいてほしいテクニックが「余白を使いこなすこと」です。
余白を大きく取ることで、「目立たせたいところ」と「目立たなくてもよいところ」のメリハリを演出することができます。
では、例とともに紹介していきましょう。
改行を増やす
まずは改行を意図的に増やし、余白の量を変化させてメリハリを付ける方法です。
わたしの場合は、段落ごとに改行を2つ入れています。
段落ごとに改行を2つ
こちらは改行を1つだけ挿入した例です。
改行 × 1つずつ
こんにちは! ヨスです。
今回はわたしの大好きな食べ物こと「ピザ」との出合いについて語りたいと思います。
え?
ヨスとピザの出合いなんて興味がない?
そりゃあそうですよね。でもこの話を聞いた人は口をそろえてこう言うのです。(以下略)
今度は改行を2つ入れた例。
改行 × 2つずつ
こんにちは! ヨスです。
今回はわたしの大好きな食べ物こと「ピザ」との出合いについて語りたいと思います。
……え?
ヨスとピザの出合いなんて興味がない?
そりゃあそうですよね。でもこの話を聞いた人は口をそろえてこう言うのです。(以下略)
比較してどうでしょうか? 改行が多いと、文章の密集度が下がって見えます。
文章がキツキツだと、どんなによい文章を書いていても読む気がなくなりますからね!
目立たせたいところには改行を多く
また、目立たせたいところの前後に改行を多めに挿入することで、強調されます。
部分的に改行を増やす
こんにちは! ヨスです。
今回はわたしの大好きな食べ物こと「ピザ」との出合いについて語りたいと思います。
え?
ヨスとピザの出合いなんて興味がない?
そりゃあそうですよね。でもこの話を聞いた人は口をそろえてこう言うのです。(以下略)
この例ではヨスとピザの出合いなんて興味がない?の前後に改行を4つ入れました。
文字間にスペースを入れる
先ほどは「改行を増やすこと」で、タテに余白を増やしました。
今度はヨコの方向(文字間)に余白を増やす方法です。多用するとウザいのですが、こんな方法があります。
文字間にスペースを入れる
私はジブリの中では『 魔 女 の 宅 急 便 』が一番好きです。
そうです。ただ単にスペースを混ぜる方法です。
こうすることで、スペースを使った単語が際立って見えます。
ちょうど話している時に強調したい部分をゆっくり言うような効果ですね。
タテ文字を入れてみる
アクセントで文字をあえてタテに配置するのも手です。
ただ、斜めにするのはPCによってずれるのでオススメしません。
タテ文字を入れる
通常価格9,800円のこのタワシが……!?
な
ん
と
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明日までなら9,700円でご購入いただけます!!
装飾文字を使う
余白の次にオススメなのが装飾文字を使う方法です。
では1つ1つテクニックを紹介しますね。
区切りのラインを使う
わたしはメールの中でも区切りのラインを多用します。
その方がきっと見やすいだろうと思うからです。例えばこんな感じ。
区切りのラインの例
「ラザニアは好きか?」と道行く人にとつぜん聞かれるとどう答えるだろうか?
私の答えは「もちろんイエス!!」だ。イエスどころではない。「アイ・ラブ・ラザニア」と付け足すだろう。
では今回は、私とラザニアとの関係性について論じていこう。
- - - - - - - - - - - - -
率直に言えばアニメ『宇宙船サジタリウス』がきっかけだ。このアニメには……(後略)
文章が長くなりすぎたときに便利です。
このラインの長さは、長くなりすぎないようにしましょう。スマホで見たときに大変なことになりますのでご注意を!
見出しを使う
テキストメールやSNSの投稿は、長い文章がダーッと続くと読む気になりません。
そこでオススメなのが「見出し」です。こちらの例のように、適度に「見出し」をつけてやりましょう。
見出しを付ける例
では、インスタントラーメンの作り方の説明をします。
最初はむずかしいですが、慣れればカンタンに作れるようになりますよ♪
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1. お湯を注ぐ
- - - - - - - - - - - - -
まずインスタントラーメンにお湯を注ぎましょう。
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2. 決められた時間待つ
- - - - - - - - - - - - -
ここがポイントなのですが、決められた時間の間待っていましょう。
(10秒しか経っていないのに食べたくなる気持ち、わかります)
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3. 食べる
- - - - - - - - - - - - -
ちゃんと待てましたか? お待たせしました。あとは食べるのみです。
上の例のように「手順」を表すときは、見出しに数字を入れるのがオススメです。
見出しにオススメの装飾
見出しに使える装飾には、こちらのようなものがあります。
見出しの装飾例
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個人的には上記のような「シンプルな装飾」が好きですが、もう少し派手なものもありますよ。
見出しの装飾例2
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++++++++++++++++
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
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スマホで読まれることを意識して、装飾のラインは短めに設定するのをお忘れなく。
LINEでしか使わない場合は、自分のスマホで表示の確認をオススメしますよ。
きれいに表示されるものができたら、絶対に単語登録しておきましょう。
わたしが使っている装飾
わたしが主に使っている見出し装飾はこちらです。
私が使っている見出し装飾
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ここに見出し内容
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上側には太めのライン、下側には点々のラインを使っています。
なぜ上と下で違うラインを使っているのかというと、このような理由があります。
- 上の線が太い理由
- この見出し以降は今までのトピックとは違うトピックになることを強調しているため、太めのラインを使っています。
- 下の線が点々の理由
- 見出しの内容については、見出しの下に詳しく書かれます。そのため「見出しと繋がっていること」を演出するために点々のラインで境目をゆるやかにしています。
よかったら、この見出し装飾を使ってみてください。
見出しまわりの余白について
見出しまわりの余白についても注意が必要です。
こちらの例のなかの「見出しまわりの余白」にご注目を!
見出しを付ける例
では、インスタントラーメンの作り方の説明をします。
最初はむずかしいですが、慣れればカンタンに作れるようになりますよ♪
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1. お湯を注ぐ
- - - - - - - - - - - - -
まずインスタントラーメンにお湯を注ぎましょう。
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2. 決められた時間待つ
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ここがポイントなのですが、決められた時間の間待っていましょう。
(10秒しか経っていないのに食べたくなる気持ち、わかります)
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3. 食べる
- - - - - - - - - - - - -
ちゃんと待てましたか? お待たせしました。あとは食べるのみです。
見出しまわりの余白のポイントはこちらの2つになりますよ。
見出しまわりの余白
- 見出しの「上の空白」は多めに
- 見出しの「下の空白」は少なめに
見出しは、「そこからトピックが変わる」という印なので、上の余白を多めにとるようにしましょう!
「■」「●」などの記号を使う
テキストメルマガ/メールやSNSの投稿は、基本的に白黒です。
白い背景の上に黒い文字が載っています。
文字はどれも線が細いのですが、メリハリを付けるために黒い部分の多い「記号」を使うのがオススメです。
「見出し」の先頭には記号を入れよう!
「記号」をぜひとも使ってほしいのは、前述した「見出し」の先頭の部分です。
「1.」のような数字にするよりも、「【1】」のように「隅付き括弧」を使ったほうが目立ちますよね。
見出し数字を目立たせる
では、インスタントラーメンの作り方の説明をします。
最初はむずかしいですが、慣れればカンタンに作れるようになりますよ♪
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【1】お湯を注ぐ
- - - - - - - - - - - - -
まずインスタントラーメンにお湯を注ぎましょう。
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【2】決められた時間待つ
- - - - - - - - - - - - -
ここがポイントなのですが、決められた時間の間待っていましょう。
(10秒しか経っていないのに食べたくなる気持ち、わかります)
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【3】食べる
- - - - - - - - - - - - -
ちゃんと待てましたか? お待たせしました。あとは食べるのみです。
見出しで使われる「手順を表す通し番号」は目立ったほうが理解しやすいので、目立つようにしましょう。
おすすめの「目立つ記号」とは?
では、通し番号の使われていない見出しの場合はどうでしょうか?
わたしは「■」が好きですが、これは好みの問題でしょう。
目立つ記号の例
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■ ここに見出しがくる
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● ここに見出しがくる
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◎ ここに見出しがくる
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☆ ここに見出しがくる
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★ ここに見出しがくる
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オススメなのは、「☆」のような白い記号ではなく、「★」のような黒い記号です。やはり、目立ちますからね。
見出しは目立ってナンボなので、黒い記号を使いましょう。
見出しだけでなく、箇条書きの印に使うのもいいですね。
箇条書きに記号を使う例
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■ 本日の業務報告
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おはようございます。
本日の業務はこちらになります。
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● 売上の確認
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● 腕立て伏せ15回
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● 二人羽織の練習
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● ジャンプ立ち読み
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「こうじゃなければダメ」というルールはありません。読む人の立場になって工夫しましょう!
【参考】機種依存の文字について
記号の中にはWindowsだと大丈夫だけど、Macでは文字化けする文字、その逆でWindowsだと文字化けする文字があります。
このように、機種によって表示されるかどうかわからない文字のことを「機種依存文字」と呼びます。
それを避けるため、どの媒体で見ても大丈夫な全角の目立つ記号を使うようにしましょう。
以下のものは、どの端末、どのパソコンで見ても絶対に文字化けしません。
☆
メルマガのラインによく使われる記号。
─
そのほかにはこちらの記号も文字化けしません。
、
お次はカッコ。
‘
こんな単位の記号も化けません。
+
こんなのとかも大丈夫だそうです。
∴
以上、紹介したものはスマホでもタブレットでもWindowsでもMacでも何で見ても文字化けしません。
ちなみに、テキストメールでは「絵文字」はすべてアウトです!
適度にリンク先URLを入れる
先ほど、テキストメルマガって白黒だと書きましたが、実はもう一色あるのをご存知ですか?
それはリンク先のURLです。自動的に青色になりますよね?
この青い色を時々入れることで、アクセントになります。
こちらが大人気のあのステキなブログです。
書いている人がイカスのでオススメですよっ!
ただ、これは無理やりやって不自然になってまでやることではありません(笑)。あくまで「こういう方法もあるよ!」という紹介です。
URLの左右には半角スペースを!
メールの中にURLを入れるときには、かならず半角スペースを左右に入れましょう。
こんなメール、見たことないですか?
クリックするとエラーページに飛ぶという、イラッとくるやつや!!
URLと文が合体して、文もリンク先URLの一部だと認識されていることが原因です。
これはURLの左右にスペース(半角スペースがオススメ)を入れるだけで解決しますよ。
【参考】TwitterのハッシュタグもURLにできる
Twitterのハッシュタグを最初から挿入するリンクも作れますよ。
この記事が分かりやすかったよ!という方はぜひTwitterで教えてください。
こちらから最初からハッシュタグ「#ヨッセンス」とわたしへのリプライ「@YosBlogger」、さらにこのページURLがついた状態でつぶやけます!
タテ方向を意識する
そして、最後に「タテ方向を意識する」という視点です。
箇条書きにまとめる
テキストしか打てないメールやメルマガ、SNS投稿の場合は、文章を長々と書くのは避けたいですよね。
そのために前述した改行を入れたり見出しを入れて、余白をつけます。
でも、どうしても文章が長くなる場合もありますよね。たとえば並列した文など。
並列した文の例
メルマガを書くときにメリハリを付けたいときは、改行を増やしたり、文字の間にスペースを入れたり、区切りのラインを入れたり、見出しを使ったり、記号を使ったり、適度にリンクURLを入れたり、タテ文字を入れたり、箇条書きにまとめたりする方法があります。
並列した文は、ぜったいに箇条書きにしましょう!
箇条書きの例
メルマガを書くときにメリハリを付けたいときは、こんな方法があります。
● 改行を増やす
- - - - - - - - - - - - -
● 文字の間にスペースを入れる
- - - - - - - - - - - - -
● 区切りのラインを入れる
- - - - - - - - - - - - -
● 見出しを使う
- - - - - - - - - - - - -
● 記号を使う
- - - - - - - - - - - - -
● 適度にリンクURLを入れる
- - - - - - - - - - - - -
● タテ文字を入れる
- - - - - - - - - - - - -
● 箇条書きにまとめる
圧倒的に読みやすくなりましたね!
矢印をつかってタテ方向で説明する
流れを説明するときに「矢印」は非常に便利です。
矢印を使った例
ご飯を食べて → トイレに行って → 寝る
上の例のように、時系列を説明するにはもってこいの表現が「矢印」でしょう。
矢印は「タテ方向」に入れる
これをタテ方向の矢印にすると、さらに見やすくなりますよ!
矢印はタテ方向に
ご飯を食べて
↓
トイレに行って
↓
寝る
なぜ見やすいかというと、メールもSNS投稿もスマホという横幅の狭い端末で見ている人がほとんどだからです。
このときも、余白をちゃんと入れて見やすくしましょうね!
「三角」を矢印に使う方法
わたしは「矢印」として「三角マーク」を使っています。
たとえば、URLを紹介するときなんかでも活躍します。
白い部分が多いテキストのなかでは、「↓」よりも黒みの多い「▼」のほうが目立ってメリハリがあるからですね。
わたしはテキストメールが好きです。
なんというか、白黒の文字と改行&スペースぐらいしか使えるものがなく、制限がめちゃくちゃあります。
その制限のなかで見やすくする……というのがそそるのです(笑)。
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