こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
尾石晴さんの書籍『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』が発刊されました。
気になりますよねー、このタイトル!
実際に読んだので、その感想を書評としてまとめます。
こちらの書籍は、はる さんに献本していただきました。
筆者の尾石晴(ワーママはる)さんについて
まずは、本書の著者である尾石晴さんこと ワーママはるさんについて紹介します。
はる さんは、音声メディア「Voicy」で登録者数10万人を超えているインフルエンサーです。
わたしも毎日、子どもの弁当を作りながら聞いています!
以前、わたしのイベントで はる さんとオンライントークをしたとき「これがスキルの差か!」と衝撃を受けたことをよく覚えています。
ゲストとしてお呼びしたはずが、はる さんのトークがうますぎて、気がつけばわたしがゲストだと錯覚するほどでした。
そんな心地よいトークは、はるさんのVoicyでぜひお楽しみください。
「疑問を分解して考える」という癖がいい意味で伝染るので、オススメですよ。
そんな はる さんの体験や考えをまとめたのが、本書『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』です。
「40歳の壁」とは?
本書のタイトルにどかーんと書かれている「40歳の壁」という文字。気になりますよねー。
この「壁」というのは、「自分の人生って、今のままでいいのかな?」と悩むことを象徴しています。
そんなふうに少しでも思ったことのある人には、背中をドンと押してもらえる、勇気づけられる書籍ですよ。
いえ、「壁」が現れてから読むのではなく、30代になったらとりあえず読んでおくことで、心持ちがだいぶ違うはず。
そして、世間では「FIRE」という言葉が流行っていますが、本書ではFIREよりも「自分業」を全力ですすめられています。
その理由は、幸せな人生を作る次の3大要素を満たせるから。
幸せを生む3大要素
「自分業」に関しては、ひと言では語れないので、ぜひ本書で確認してくださいね。
わたしの「壁」体験について
「40歳の壁」ですが、わたしの場合は30歳半ばで会社員をしてたときにぶち当たりました。
自分の人生は、このままでいいのかと。
自分に会社員が向いていないことは、子どもの頃から知っていました。
それなのに、いつまでそれを続けるのか。
わたしの場合、会社に入ったのは「自分のスキルを上げるため」と最初から決めていたにもかかわらず、悩みました。
なぜかというと「辞めて何をするのか?」が不明だったからです。
「辞めて何をするのか?」がわからない
わたしの場合、それでもとりあえず辞めました(笑)。
無鉄砲にもほどがあるけどな。
そして仕事を辞め、「自分にできること」を考えた結果「WEB制作」の仕事を受けていました。
ところが、これが
楽しくなかったんです!
その後、運よく(?)バセドウ病という病気になって入院し「何をしてもいい」という状況を神様からプレゼントされました。
そこで、本当にやりたかった「ブログ」を書きはじめ、続けたからこそ今があります。
ポイントだったのは「やれること」ではなく「本当にやりたいこと」だったんです。
本書の言葉を借りると、わたしにとっての「入院」が「サバティカルタイム」で、「ブログ」が「『自分』を主語にしてつくる自分業」だったんです。
そんな「自分業」の見つけ方や心構えなどが『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』にはしっかりと載っていますよ。
「あのころの自分が知っていればなぁ」と思うことがわかりやすくまとめられています!
「性別役割分業」は人生を困難にする
本書を読んでいて、日本人にとっての「40歳の壁」は、性別役割分業によってさらに険しくなっていると感じました。
性別役割分業とは、「男は仕事/女は家事育児」という考えのことです。
日本では21世紀にもなっても、まだ「子育ては女性のもの」と思われています。
男性が家事育児をするときに使われる「家事を手伝う」とか「家族サービス」いう言葉にもよく現れていますよね。
この考え方だと、とにかく縛られるのです。
妻がフルで働き、夫が家事育児を専属でやってもいいし、夫婦両方ともに仕事&家庭を半々でやってもいい。
「家」を会社と見立てれば、うまく家庭がまわるなら、配属を変えるのはひとつの戦略として有効なのです。
それが頭に浮かぶかどうかで、選択肢が増え、柔軟な人生になると考えます。
先述しましたが、本書は「40歳の壁」を意識している人には背中を押してもらえる書籍です。
40歳の壁を越えた一人として、共感、学び、そして今後の人生をもっと考えるきっかけになる内容でした!
本のカバーデザインもステキ(本ブログと配色が同じやし!)なので、ぜひ手にとって見てくださいね。
ほら、このブログのデザインにめっちゃ馴染んでいる(笑)。
はる さんの前の書籍である『やめる時間術』の書評はこちらです。