2013年3月11日

[デザイン]ちょっとしたお知らせチラシが素人くさくなる10個の理由

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こんにちは! ヨス(@yossense)です。

私はときどき、チラシとかポスターみたいなものを依頼されて作ったりします。そういうときに、私に頼む以前に使っていた古いデザインを参考に見せてくれるのですが、それがもう血ヘドを吐いてしまいそうなレベルなんです。

今回はそんな経験から、素人臭くなるデザインについて血ヘドを吐きながら……ゲホッ! 語りたいと思います。

  1. 【1】素人くさいチラシデザインを知る今ココ
  2. 【2】ひどいチラシの実例
  3. 【3】デザイン=無意味な装飾ではない

タイトルに有りがちな素人くささ

まずはタイトルについて。ここで言う「タイトル」とは、チラシの一番上に来る、チラシの名前です。例えば「誕生会のお知らせ」とか、「ごみ収集所でのお願い」のようなものです。

どうして文字にそんな装飾を?!

Wordとかのソフトにはいろんな装飾機能が入っていますよね。でも大概が変です。使わない方がマシなものばかり。

アーチ型のタイトル

まずは、よく見かけるアーチ型のタイトルです。普通の黒文字だけに使うとかなりダサ……。

アーチ型
有りがちなアーチ型のタイトル

斜めの影

そして、これもよく見かける「斜めの影」を入れたタイトルです。読みづらいですね。とりあえずやってる感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

斜め後ろに影
文字の斜めの影を入れるタイトル

鏡に映ったようになったやつ

そして、下に鏡に映ったようになったやつですね。うむむ……邪魔です。

鏡に映ったようなやつ
鏡に映ったような表現のタイトル

背景にリボンの装飾

次はリボンみたいなタイトル。しかも、横に引き伸ばされて変な形になっています。

このリボンみたいなんよく見かけます
リボンにタイトル

よくわからん装飾タイトル

そして、なんかよくわからん装飾タイトル。どう見ても変なものが多いです。いろいろ最初から入っているので、使ってみたくなるのはわかりますが、使いどころが難しそうなものが多い気がします。

なんか変な装飾
背景に変な装飾。

虹色のタイトル

そして必殺レインボーカラーのタイトル! カラフルにすればいいってワケではありません。

でた~! 虹色。レインボー!!
レインボーです!! 虹です。

多分なんですが、こういうことをやっている方に「なんでソレやったんですか?」と聞くとこう返ってくると思うんです。「え? だってソフトに入ってたから!」って。見やすくするとか、カッコ良くするではなく「入っていたから使う」んです。「そこに山があるから」と一緒にすると怒られますよ、きっと!

どうでしょうか。もう、無理して装飾なんて要らないことないですか? せめてやるとしたら、こんなんじゃダメですか??

このくらいで勘弁してください
むやみにデザインするよりシンプルがマシです。

こんな感じでシンプルにいきません? センス悪くなるぐらいだったら、文字大きくするだけでもいい気もします

原色文字 + 黒輪郭 = アレレ?

たぶんソフトで文字の輪郭って作れると思うのですが、なんでもかんでも黒い輪郭にするのはちょっと待って下さい!!

黄色い文字 + 黒い輪郭

黄色に黒いフチ
黄色い文字に黒い輪郭。

よく見る黄色い文字に黒い輪郭。ダサダサです!! 黄色に黒という組み合わせは確かに最もコントラストが強く「注意!」の標識にも使われているぐらい目立つ組み合わせです。でも、これはまいっちゃいます。

マゼンタの文字 + 黒い輪郭

そして、私の嫌いなマゼンタ(赤紫)100%!!

でましたマゼンタ
マゼンタ文字に黒輪郭

この色はプロでも使いこなすの難しいと思うんです。この黒輪郭との調和が何とも残念な感じですねー。

さて、例で見てきたみたいに、この原色+黒輪郭は、ビミョーです。特に黒フチは、全部ではないですが、むやみに使うとダサく見えることが多いです。たぶん、フチの色も変えられると思いますので、どうせ輪郭を付けるのなら、そこも変えたほうが?

黒以外の輪郭
黄色文字+黄緑の輪郭

文字の色は黄色ですが、輪郭は黒じゃなくて、黄緑にしてみました。別にこれが良いってわけではないですが、かなり印象が変わると思います。いろいろ試すと良い感じの組み合わせが見つかりますよ♪

暗い背景に黒文字は読めないッス!

文字の背景に色を入れるパターンです。文字を目立たせるために、役に立つ機能ですが、背景の色を間違えると残念な感じに……。

濃い青の背景 + 黒い文字

背景の色も濃いので、文字の黒が目立ちません。
青背景に黒文字

背景の色が濃いと、前の文字の黒が目立ちません

濃い茶色の背景 + 黒い文字

次は更にひどいです。背景の色、濃すぎでしょ?

背景の色が濃い目の茶色
もう文字があるのも分からなくなるレベルです。

どう考えても前の文字の色を薄い色にするべきですよねー。いかがでしょうか? そもそも、文字を目立たせるべきところに使っているハズなのに、逆に目立たなく……と言うより、読めなくなっています。目立たせたいなら、やはり明るい色を背景に持ってこないと!

背景に黄色を持って来ました。
黄色い背景に黒い文字

背景に黄色を持って来ました。これだと前の文字がちゃんと読めます。

今度は文字を明るく。
青背景に白い文字

背景に濃い色のときは、文字を明るくするとちゃんと読めます

本文にありがちな素人くささ

さて、こちらもタイトルと同じ文字ですが、今度は本文です。

文章が窮屈すぎ!

では例を見て下さい。見ていて、しんどくなるような例です。読む気には決してなりません。

こりゃ息がつまるな
敷き詰められた文字

文字がギューっと敷き詰められています。段落ナシ、さらに行間もナシ。話している言葉も文字も同じです。自分のことを延々と話す人ってしんどいですよね。

改行と行間を入れる!

ちょっと直してみました。

息ができる!
改行と行間がキモ

ちょっと行間を空けて、段落を作るだけでこんなに読みやすく! 読む気になりますね。

文字の色がカラフルすぎ

タイトルの虹色にするやつも同じですが、色数が多いと華やかになるわけではありません。ごちゃごちゃするだけです。

目がチカチカする
文章に色みが多すぎて目がチカチカします。

色が多いと目がチカチカする

どうでしょうか? 目がチカチカしませんか? どこに焦点をやったらいいのか脳が混乱します。これはどちらかと言うと、ブログでやっている人が多いのではないかと思います。絵文字の乱用も含め。

でもやろうとしていることは理解できます。なんとなく色と文字を関連付けてますよね。暖かいという文字は赤っぽい色で、寒いという文字は青っぽい色で……みたいな感じですよね? すっごくやりたいことは分かるんですが、アウトです。あと、文字の色を黄色とか薄い色にするのは読みにくいので、やめましょう!

色は限定して本当に重要なところだけ

もし、色を付けるんでしたら、本当に読んでほしいところに限定して、一色だけにしたほうが読みやすいです

追加する文字の色は1色に
普通の文字の色は黒、重要なとこは赤。シンプルで読みやすい!

上手くやれば、その文字だけを拾い読みするだけで、内容が分かりますよ~!

文字と言えばポップ体

楽天とか、スーパーのチラシでもよく見かけるこの書体。使う場所によっては意図的に安っぽさが出せる便利な書体です。でもこの書体が適さないチラシの方が多いです。

こういうチラシよく見かけませんか?

ポップ体の文字のみで文章
全部の文字をポップ体にしてみた

全部が「オレを見ろ」って主張しすぎ

なんかしんどくないですか? 全部の文字が「オレを見ろ!」って主張しているみたいです。

しかもこの例、ちゃんと行間、改行を入れていてこのウザさです。あ、そう言えば、タイトルの文字よりも本文が目立っていますね。基本的に太い文字は本文全部に使うには主張が強すぎるんです。本文の文字はあっさりとしたやつを選びましょう。「全部の文章を目立たせる」=「全部の文字が目立たない」になりますので。

文字の大きさ・種類が豊富すぎ!

パソコンにはいろんなフォントが入っているので、使ってみたくなります。でもこれも、色を使いすぎる例とよく似た見づらさを生み出します。

大きさだけでなくフォントもバラバラに。
文字の大きさも種類もバラバラ

もうカオスです。それでも全部ポップ体でやるよりはマシな気も(笑)。

画像にありがちな素人くささ

画像があるチラシは、視覚的にも訴えるので、非常に効果的です。写真が綺麗で上手いほど、そのチラシの信頼性がアップします。ですが、写真の綺麗さ以前の問題があるものをよく見かけます。

画像を引き伸ばしてガタガタ

小さい画像を無理やり引き伸ばすと、ガタガタした画像になります。こんな画像があると、安っぽくて信頼できないチラシに見えます。

小さい画像を無理やり引き伸ばした荒い画像
小さい画像を無理やり引き伸ばした荒い画像

え?モザイクかけてんの?ってレベルの荒い画像ですね。こんな写真に信頼は持てません。

確か10年以上前の古い携帯で撮った写真ってこんなんでしたね。最近の携帯だとここまでひどいことはないと思いますが、ネットでパクってきたりすると、こういうことになります。

縦横の比率がおかしい

画像をレイアウトに無理やり合わせようとすると、写真がぐにょ~んと伸びて不自然になります。

写真が伸びてますよ
横の比率が長すぎて伸びた写真

もはや何の写真かわかりません。レイアウトありきで、空いたスペースに写真の幅を合わせようとするとこんなことに。縦横の比率は合わせましょう!

全体的に見て素人くさいチラシ

いろいろ書いて来ましたが、素人くさいもの、素人くさくないものとか言う以前に最も大切なことがあります。

それは最初にも書きましたが伝えたい情報がちゃんと伝わっているか?ということです。

チラシは何かの情報を伝達するためのものです。なのに、読んでも分からないもの、更に言うと読む気になれないものは困ります。こちらの例では、会が行われる場所と日時、会費などの情報を伝えたいものですが、文章に埋没してわかりません

伝えたい情報が埋没している

チラシを作るうちに、あれもこれも大切なような気になり、あっちもこっちも目立たせたくなることがあります。

そういう時は一度、深呼吸して下さい。少し休憩を取るのも良いかもしれません。気分転換してからもう一度、どの部分が一番重要かを考え直して下さい。きっとこのチラシで伝えたいこと、伝わらないといけないことが見えてくるはずです。

どこを見て良いかわからない

サイアクのチラシ
こちらは世界で一番最低のチラシの例。

すべての要素が主張しすぎると、必要な情報がどこにあるのかわかりません。……と言うより読みたくなくなります。この例は極端にひどくしていますが、ここまでくるとウォーリーを探せの文章版みたいです。

今までのルールを守り作ってみた

今まで書いてきたことを意識して、目立たせたいところを絞ってみました

ちょっといじるだけでマシになりました!
全体を通してあっさりさせました。

全然凝ったことをしなくても、こんなに読みやすくなるんです。デザイン的には、全く大した技術は使っていません。

表とかリストを使ってみると良いよ

特に、文章ばっかりが続くと読む気がなくなります。文章の中から必要な情報を探す作業を強いられるからです。

そこでオススメなのが、表とかリストを使うことです。

箇条書き
伝えたい情報はちゃんと分かる工夫を!

見かけがほかの説明文章と違うだけで目を引きます。この例のように「見出し」を付けてまとめることですっごく見やすくなりましたよね!

デザインはプロにお任せするのもアリ

……とまあ、こういう記事を書いていてなんですが、デザインをやろうと思うとけっこう難しいです。

ぶっちゃけデザインが好きなら良いのですが、全然やったことない方が今から勉強するよりは得意な業者さんにお願いする方が効率が良いです。

わたしも名刺を作るときにお願いしているアーバン印刷さんでは、デザインもリーズナブルな価格でやってもらえます。

デザインもかなりレベルが高いものをやることで評判ですのでオススメですよ!

アーバン印刷

パソコンが普及して、デザインをしていない人もチラシを作る機会が増えました

誰でもパソコンがあれば、簡単に作れるようになったことは良いことだと思いますが、チラシを作る「プロ」が存在しているぐらいですから、やっぱり上手い、下手の差はかなりあります。

ここで言う上手いとは、デザインの装飾とかイラストとかそういう上手いとかじゃなく、相手にちゃんと「情報が分かりやすく伝わる」という一点のみを指しています。結局のところ、見てもらう相手に情報がちゃんと伝わらなければ、どんなに凝った装飾をして美しくても、意味がありませんからねー!

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