こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
わたしはタバコの煙に対するアレルギーを持っていて、タバコの煙でもろに被害を受ける人間です。
まぁ、身体に害があるだけでなく、臭いも不快なので大嫌いですが。
それに、わたし自身だけでなく、日本の子どもたちがタバコの煙に害されている状況が許せません。
今回は、子どもの喫煙は禁じられているのに、子どもの周りで大人が喫煙するのはし放題というオカシな状況について紹介します。
目次
子どもの喫煙は法律で禁止されている
日本では子どもの喫煙は法律で禁じられていますよね?
厳密に言うと、「未成年者喫煙禁止法」という法律があり、20歳未満の人はタバコを吸ってはいけません。
おそらく、日本に住んでいるとこのルールは常識中の常識なので、知らない人はいないと思います。
大人が子どもにタバコを勧めてもダメ
そして、子どもが自分の意志で吸うのではなく、大人が喫煙を勧めてもダメです。
子どもが喫煙しているにも関わらず、それを阻止しなかった親権者(監督者)は、1万円以下の罰金を払うことになっています。
この「大人」がお店の人の場合は、もっと厳しい罰則があります。
なんと、未成年にタバコを販売すると50万円以下の罰金なんですね。
なぜ子どもの喫煙は禁じられている?
そもそも、なぜ子どもの喫煙は禁じられているのでしょうか?
当たり前ですが、身体に悪いからですよね。東京都福祉保健局のサイトにもこのような記述があります(太字はヨスによる)。
どうして特に未成年がたばこを吸ってはいけないのでしょうか? それは、成長期のみなさんの
心と身体に影響があるからです。そのため、「未成年者喫煙禁止法」という法律で明治33年から禁止
されているのです。
どうして「たばこ」を吸ってはいけないの?〜中学生のみなさんへ〜 東京都福祉保健局より引用しました。
まぁ、当たり前ですよね。ぶっちゃけ、大人にとっても身体に超悪いのですが(笑)。
子どもの近くで喫煙しても罰せられない
子どもが喫煙するとタバコの害がひどいから、法律で禁じられていると前述しました。
ではこちらのイラストの状況はどうでしょうか?
子どもの近くで大人がタバコを吸っている状況ですが、今のところ法律で禁じられていません。
「え? 子どもが吸っているわけじゃないからこれは問題ないでしょ?!」と思った方、問題ありありですよ!
なぜなら、タバコは「タバコ」という物体を口にくわえることが害になるのではなく、タバコから発生する煙という「気体」が害になるからです。
このイラストのように子どもの近くで喫煙している大人がいると、子どもが自分でタバコを吸っているのと同じ状況になります。
ちなみに、上のイラストは小学生ぐらいの子をイメージしていますが、これが赤ちゃんの目の前でもオッケーなんですよね。
なぜ「子どもの喫煙」が禁止されているのかもう一度考えてみよう
でも、日本だとこういう状況っていたるところで見かけますよね……。
レストランとか、温泉施設とか、公園とか……。もっとひどいのは親が喫煙している場合です。
自分の家や車の中での喫煙だとしても、完全に児童虐待と言えますね。
この状況を規制できないのであれば「子どもの喫煙を許容している」と同じレベルなんですよね。
まだまだ、日本では子どもが行けるような場所でもタバコの煙がモクモクです。
レストランのような室内だけでなく、テラスや「お祭り」での喫煙とか完全にアウトでしょう。
コンビニやお店の入り口付近に置かれた灰皿も完全にアウト。
子どもがタバコを吸うのは生意気だから規制しているのか?
こういう中身のない法律を見てると、日本で子どもの喫煙が禁じられているのは子どもの健康のためではないように見えます。
たぶん、「子どものくせにタバコを吸うなんて生意気だ!」という感情レベルで規制しているんじゃないでしょうか?
本当に子どもをタバコの害から守る気はあるのでしょうか?
少子化、少子化と言われているのに改善しないのは、けっきょくのところ子どものことを本当に考えていないことが国民にバレているからですよ。
さて今回は、日本のおかしなタバコ事情について紹介しました。
大人より、子どものほうが煙の害が及ぼす影響が強いことが分かっていながら子どもの近くでの喫煙を規制しないのは矛盾しています。
法律での規制が追いつくのを待っていたら何百年かかるか分かりません。
なので、法律うんぬんとは関係なくタバコを吸われる方にお願いです!
最低でも、周りに子どもがいるところでは喫煙を控えていただけませんか?
たとえそこが喫煙可能なレストランでもです。自分の子どもの周りだけでなく、他人の子どもの周りででもです!
よろしくお願いします!
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