こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。
お子さんのゲームをする時間の規制がどんどんゆるくなって、「気がついたら1日中スマホを触ってる」という状況、多いですよね。
うちも、長女が中学生になったときにスマホを買ってから、そんな状態になりました。
スマホが使えるというスキルは今の時代に必須ですが、スマホ以外をしないほど熱中すると「体験」が偏ってしまいます。
子どもにはいろんな体験をさせたいのにっ!!
とくに、歳の離れた妹・弟がいる場合、そちらにも影響を与えてしまいます。なんとかしないと!
今回は、NECのWi-Fiルーターを使って、子どものスマホ、ゲームをはじめ、機器の使用時刻を制限する方法を紹介します。
子どものスマホを制御できなくて困った体験
子どもたちがスマホやゲームをずっと触り続けてしまう……。どうすればこの状況を打破できるのでしょうか?
冷静に考えてみてください。子どもたちは、家にあるWi-Fiルーターを使って、スマホやゲーム機を使っています。
つまり、子どものスマホやゲームにWi-Fiが繋がらなくなれば使えなくなるということですよね?
今回紹介する方法は、特別なWi-Fiルーターを使うことで、「この時間は長女のスマホにはWi-Fiが繋がらなくなる」という設定をする方法です。
ただし注意が必要です。「土曜日の16:00 〜 18:00だけ使用可能」のような制限はできますが、「1日に2時間」のような設定はできません。
iPhoneの「スクリーンタイム」に欠陥
今回の方法で、子どもがスマホやゲームを使える時間を制御したのには理由があります。
簡単に言うと「ほかに制御する方法がなかった」からです。
実は今回の方法を知る前はiPhone(iOS機種)に最初から付いている機能「スクリーンタイム」を使っていました。
iOSのスクリーンタイムとは
スクリーンタイムというのは、「設定」の中にある機能。
これを使うと、iPhoneやiPadなど、Appleの端末なら親側のiPhoneで「使える時間帯」「1日に使える時間」を制限できるんですよ。
うちの子どもが賢すぎて突破された
ところがですよ……。
うちの子どもが賢すぎて、それを突破されてしまいました。
わたしが何度設定しても、気がつけば解除されています。
時間帯を海外の時間に変更して元に戻すのかよくわかりませんが、とにかく、時間の制限が機能しなくなりました。
ここはAppleに改善してもらいたいところ……。
Wi-Fiルーターのコンセントを抜いた
そこで対策としてやっていたのが、Wi-Fiルーターのコンセントを抜く殺法!
ところが、これもすぐに気づかれて、すぐに復帰されてしまいました。
ほんま、めんどくさいから抜くんやめてー!
いや、賢いのはうれしいのですが、とにかく言うことを聞かないので困ってます……。
とどめは電話線の元線を切る
とどめとして、電話線の元線を切るという方法も試しましたが、ダメでした。
今度は自分が使いたいときに復帰するのが手間でした。
うまくつながらなくなってしまい、なんやかんや大変だったんです……。
そこでたどり着いたのが今回の「Wi-Fiルーター」側で接続を規制する方法です。
対応機種のWi-Fiルーターを購入する
まず必要なことは、子どもがWi-Fiを使える時間を制限できる機能がついているWi-Fiルーターを選ぶことです。
そもそも、そんな機能がないWi-Fiルーターを選ぶと意味ありませんからね。
わたしが買って、スピード的にも満足している機種がNEC の「Aterm PA-WG2600HP3」です。
ネットでも下記から買えますよー♪
これをオススメする理由は、対応している機種の中で一番スピードが速く性能が良いことです。
ルーターは月々の料金がかからないので、とにかくケチらないことを絶対にオススメします。
「安い」という理由で選んで、不満からあとで買い直しするのが一番ムダですからね!
一番性能がよくても、せいぜい1万円ちょいなので、高くても性能が良いものを買うほうが、はっきり言って長い目で見るとコスパは良いです。
Wi-FiやWi-Fiルーターという言葉に関してはこちらで説明しています。
「こども安心ネットタイマー」の設定
さて、上で紹介したWi-Fiルーターを買って接続しただけではダメです。
買って繋いだだけでは、単なる性能の良いWi-Fiルーターですから! 子どもが爆速でWi-Fiを使いまくれるだけです(笑)。
わたしが使っているNECのWi-Fiルーターの場合、「こども安心ネットタイマー」というWEBサービスで設定する必要があります。
BUFFALOのWi-Fiルーターなら「ペアレンタルコントロール機能」という名称ですよ。
ということで、ここからはNECの「こども安心ネットタイマー」をネット上で設定する方法を紹介しますね。
この記事ではパソコンからやっていますが、スマホでもこちらのように設定できます。
スマホアプリもあるのですが、挙動がおかしく、すぐに落ちます。まったく使えない……。
そもそも、けっきょくブラウザに飛ばされるのでスマホアプリを使う必要がありません。
設定画面のページに行く
まずはブラウザで設定画面のページに行ってください。
こちらのURLをコピペすればオッケーです。
http://aterm.me/
ログインする
上のURLを入力するとパッと、「ウィンドウ」が表示されます。
このウィンドウで「ログイン」をしないと先にある「設定画面」には進めません。
ユーザー名とパスワードを入力
このウィンドウでは下の画像のように、「ユーザー名」と「パスワードの入力」を求められます。
ユーザー名とパスワード?? そんなの設定してないけど?
パスワードを確認
ユーザー名とパスワードなんて設定した覚えないですよね。でも、大丈夫です。
ユーザー名は初期状態では「admin」になっていますので、これを入力します。
そして、ルーターの本体側面に書いている「Web PW」のところの数字を覚えてください。
まとめるとこちら。
ユーザー名 | admin |
---|---|
パスワード | ルーターの側面にある「Web PW」の数字 |
この2つを入力してログインしましょう!
「見えて安心ネット」のページへ移動
ログインすると「クイック設定Web」というページに行きます。
「クイック設定Web」のページ
下の画像が「クイック設定Web」のページに出てくる画面ですね。
よくわからない文字が続きますが気にせず、下の方へ行ってください(笑)。
「見えて安心ネット」をクリック
とりあえず下の方に行くと、「見えて安心ネット」というバナーがあるので、それをクリックしてください。
「ルーターに繋がっている端末」が表示される
ページが変わって、「見えて安心ネット」に移動します。
このページでは、上の画像のように「接続を許可/制限する端末」という項目があります。
ここには現在、Wi-Fiルーターに繋がっている端末(スマホやゲーム機、パソコンなど)がすべて表示されているんです。
スマホだけでなく、「Nintendo Switch」「DS」のようなゲーム、パソコンなど、Wi-Fiで繋がるすべての機器がここに表示されますよ。
「こども安心ネットタイマー」をONに
とりあえず、このページの下の方にある「こども安心ネットタイマー」をONにしましょう。
上の画像のスイッチみたいなビジュアルのところをクリックすれば「有効(ON)」になりますよー。
これをやらないと始まりませんので!
端末の表示名を変更
さて、表示されるスマホやタブレットなどの「端末名」はすごく分かりづらい名前なんですよね。
ナンバーだったり、アルファベットだったり。なので、自分でわかりやすいものに変更しましょう。
その手順を紹介します。
変更したい端末を選択
まずは、「接続を許可/制限する端末」のところで表示されている端末から、名前を変更したいものを選択(クリック)してください。
一度にいろんな端末をつなげると、どれがどれだかわからなくなるので、1つ繋いで名前を変え、2つ目を繋いで名前を変え……という流れがオススメ。
ちなみに上の画像では、わたしがわかりやすい名前にすでに修正してあります。
「端末名」のところで名前の変更
変更したい端末のパネルをクリックすると、「端末情報設定」の画面になりますよ。
下の画像のように、「端末名」というところで自由に名前をつけられます。
端末名ですが、下記のような「誰のどんな端末か?」がひと目でわかる名称がオススメ。
端末名の例
- ヨスのスマホ
- ヨスのMac(15インチ)
- ヨスのiPad
「端末区分」を設定
このときに「端末区分」も指定しちゃいましょう。
ここで「おとなの端末」「こどもの端末」の区分を選びます。
「子どもの端末」にすると時間を制限できるようになるんです!
「設定する」をクリック
そして、設定するのボタンを押してください!
ネットに接続できる/できない時間の設定
では、いよいよネットに接続できる/できない時間の設定です。
それぞれの端末別に、一週間のうちの「曜日」と「時間」で細かく設定できます。
ここがポイントなので、そのやり方をくわしく紹介しますね。
「スケジュールを設定する」をクリック
端末の名前を設定した場所のすぐ下にあるスケジュールを設定するのボタンをクリックしてください。
「スケジュール設定」の画面に移動
「こども安心ネットタイマー」の「スケジュール設定画面」になります。
時間帯のタブを選択
まずは、時間帯のタブを選択します。下の画像を見て下さい。
こちらの4つの時間帯から選ぶことになりますよ。
選べる時間帯
- 0:00 〜 6:00
- 6:00 〜 12:00
- 12:00 〜 18:00
- 18:00 〜 24:00
それぞれの「曜日」のそれぞれの「時間」ごとに設定
縦軸に「時間」、横軸に「曜日」が載っている表の中で「許可」「禁止」をこと細かく設定できます。
「18:00」の横軸は「18:00 〜 18:30」という意味です。
なので、「18:30」の軸は「18:30 〜 19:00」という意味ですね!
この表の中で「許可」の部分をクリックすると「禁止マーク」に、「禁止マーク」をクリックすると「許可」になりますよ♪
ちなみに、あらかじめ事前テンプレートも用意されています(参考: テンプレートって?)。
ここでは、たとえば「14時−21時の間 許可」を選択すると、14:00 〜 21:00 だけ「許可」になってほかの時間帯は「禁止」になります。
つまり、自分でいちいち設定しなくても簡単に設定できるわけですね!
そのテンプレートを選んだあとに、自分で細かく設定し直せますよ♪
「設定する」をクリック
それぞれの曜日のそれぞれの時間帯の設定が終わったら、最後に設定するのボタンを押すのをお忘れなく!
これを忘れるとせっかくの設定が水のアワですので。
ほかの端末の設定
さて、つづいて、ほかの子ども用端末にも同じように設定をする必要があります。
「ホーム」をクリック
左上のホームをクリックしてトップページに戻りましょう。
この動作は、べつの端末を選択するときなど、あとあと使うので覚えておいてね!
ほかの端末を選択
さっきとは違う端末を選択しましょう。
【おすすめ】登録スケジュールのコピー
ここでオススメなのが「登録スケジュールのコピー」という欄です。
さきほど自分で設定したスケジュールを、ほかの端末にも適応させられるんですよ!
子どもごとに設定を変えたいときはもちろん、「登録スケジュールのコピー」を選んだあと、その子どもごとに変更できます。
そのほかの設定
さて、これまで、「子ども安心ネットタイマー」の設定を紹介しましたが、ほかの設定についても紹介します。
一時許可/一時制限
まずは、「一時許可/一時制限」についてです。
これは、「今日は木曜だけど祝日だからいつもより制限をゆるめよう」のようなイレギュラーなときに使います。
端末を選択
一時許可/一時制限をしたい端末を選択しましょう。
「一時許可/一時制限を設定する」をクリック
一時許可/一時制限を設定するのボタンをクリックしましょう。
本日だけの設定をする
表に「本日だけの設定」という部分があるので、設定してください。
やり方は先ほどの「許可」「禁止」の設定と同じです。
Wi-Fi接続通知
続いて「Wi-Fi接続通知」の設定もできます。
これは、Wi-Fiに知らない端末から繋がると「メール」でお知らせが来るという設定です。
めんどくさいので設定しなくても問題ありません(笑)。
「こちら」をクリック
設定の「ホーム」に戻りましょう。
そして、「Wi-Fi接続通知」という欄の下にある「こちら」をクリックします。
これはちょっとわかりにくいな……。
「新規登録」をクリック
「クイック設定Web on Cloud」というページになるので、「新規登録」をクリック。
こちらも、ちょっとわかりにくいな。
「メールアドレス」を入力
「アカウント新規登録」というページになるので、メールアドレスを入力しましょう。
[ 「利用規約と個人情報の取り扱いに同意する」のところにチェック ] → [ 「ID(メールアドレス)」を入力 ] → 送信の順にやります。
メールの登録番号をコピペ
すると、メールが届いているのでチェックしましょう。
「アカウント登録確認」という件名で届いているはずです。
メールの文面に6桁ほどの数字があるので、それを、アカウント登録確認画面にコピペしましょう。
IDとパスワードを作ってログイン
IDとパスワードを作って、ログインします。
通知の検知時間などを決める
あとは、通知の検知時間や曜日を設定し、通知先の設定もすればオッケーです。
【例】実際に届いたメール
実際に届くメールはこんな感じです。「未知の端末を感知」という件名が「未知の生物」みたいでなんかアレですが。
Wi-Fiルーターで時間を規制する方法のメリットとデメリット
最後に、今回紹介しているWi-Fiルーター側で時間を規制する方法のメリットとデメリットをまとめます。
Wi-Fiルーターで時間を規制する方法のメリット
Wi-Fiルーター側で子どもの機器を規制する今回の方法だとこんなメリットがあります。
メリット
- どんな機器でも制限できる
- 大人の機器は制限しないで済む
- 突破するのは子どもには無理
どんな機器でも制限できる
まずは、どんな機器でも制限できること。
iPhoneならスクリーンタイムがあり、制限できます。まぁ、うちの子には突破されたけど。
でも、ニンテンドーDSのように時間を制限できる機能のないゲーム機などがありますよね(SwitchはできるけどDSはたぶんできないはず)。
今回のWi-Fiルーター側での規制なら、いかなる機器でも制限できます。
YouTubeやAbema TVの見られるAmazon Fire TV Stickも制限できるのはうれしいところです!
大人の機器は制限しないで済む
わたしがやっていた、「ルーターの電源を切る」という強引な方法だと、大人もWi-Fiを使えなくなっていました。
Wi-Fiルーターでの規制だと、大人の機器はそのままという設定が簡単にできますよ。
突破するのは子どもには無理
このルーターでの規制は、けっこう複雑なため、普通の子どもなら見破ることはできません。
正直なところ、うちの子の場合、それでも突破しそうな怖さもありますが、大丈夫だと信じてます。
……というか、今気づいた! 娘にこの記事を読まれたら終わりや!
ということで、このWEBの「こども安心タイマー」の設定画面にログインするためのパスワードを変更しました(→こちらから)。
じゃないと、Wi-Fiルーター本体の側面を見たらパスワードがバレますからね!
Wi-Fiルーターで時間を規制する方法のデメリット
今度はこのWi-Fiルーターで時間規制するときのデメリットについてです。
Wi-Fiルーターを買い直す必要がある
まず、対応しているWi-Fiルーターを使ってない場合、買い直さなければなりません。
もし最近買い直したばかりだったとしたらショックですよね……。
使用時間の制限はできない(1日◯時間までとか)
使用時間の制限ができないことが大きなデメリットです。
iPhoneのスクリーンタイムなら「1日2時間」のような1日に使える時間の制限がかけられますからね。
できたら最高なんですけどね……。
【補足】ログインのパスワードを変更
さて、うちの子が仮にこの記事を読んだとしても、突破できないようにパスワードを変更しました。
そのやり方を紹介しますね。
「詳細な項目を表示」をクリック
まずは下の方にある詳細な項目を表示をクリックします。
これは分かりづらかった!f
「管理者パスワードの変更」をクリック
表示されるメニューが増えたので、その中から「メンテナンス」の項目の「管理者パスワードの変更」をクリックしましょう。
パスワードを入力
「現在のパスワード」と「新しいパスワード」を入力して設定を押せばオッケーです。
さて、今回購入した「NEC Aterm PA-WG2600HP3」ですが、性能(スピード)としてもすごく速いので気に入っています。
子どももさすがにWi-Fiが使えなくなってはお手上げみたいで、20:00以降はスマホを触れなくなりました。
今のところ、今回紹介したスマホ、ゲーム機器の制限方法が最強だと思います。
「日本PTA全国協議会」も推薦しているみたいですし、ぜひこの機会にルーターを変えてみてください。