子どもの「自己肯定感」を阻害するのは親の頭ごなしの叱り方

こんにちは! ヨス(プロフィールはこちら)です。

「子どもの自立を促していくかかわり方について」の講演を聞く機会があって、「自己肯定感」についてのお話に思うところがあったので、まとめてみます。

大切なのは子どもに「自己肯定感」!

よく聞く話ですが、子どもにとって一番大切なことの1つは「自己肯定感」です。「自己有用感」とか「自尊感情」とも言えますね。これは間違いなく私もそう思っています。

「自己肯定感」っていうのは、つまり「私ってパパに大事にされている!」っていう気持ちですよね。

この気持ちが実っていくと、きっと「自分は価値のある人間だ!」に繋がり、自信になるってわけです。で、自信があると、何にでもまずチャレンジしていけるようになって、それでまた成功すればさらに自信につながり……と良いサイクルになるんですね。

自己肯定感が失われるとき

で、その自己肯定感が失われる場面っていうのは、怒られるときです。

例えば、子どもが食べた後の食器を片付けしてくれていて、落としたとします。ガシャン!って。

そんなときに、「何してんの!」って怒る場合が多いと思いますが、それってよくないんですね。だってワザとやったんじゃないもの。

やっぱり子どもは、親のことを思ってとか、褒めてほしいからとか、ポジティブな感情で手伝ってくれることが多いハズです。でも子どもなんで(大人でもだけど)、失敗は必ずあります。

叱り方って難しいな

そんなときに、その目の前で起こった事象(食器を壊した)だけを見て怒ると、子どもは「良いことをしようとしたのに怒られた」とか「何かに挑戦して失敗すれば怒られる(だったら挑戦するのやめよう)」ってなるかもしれません。

さらには「パパはわかってくれない!」「パパは私のことが嫌いだ!」に繋がるかもしれませんね。

こういう「頭ごなしに怒る」って行動は自立を阻害する対応なんだなーと思います。うちはどうやろ?と思い浮かべてみると……

最近4歳のうちの子がシリアルに自分で牛乳を入れていて、案の定こぼして「もう! 勝手にやらんといて!」と怒ってしまったのを思い出しました。アチャー。

まずはやった行動を公平にジャッジ

あかんなー。叱り方って難しい。シリアルに牛乳を自分で入れるのは全然悪いことじゃないのに、こんな怒り方だと「自分で自主的に何かをするのはよくない!」という意識を植えつけてしまうよなーと反省しました。

なので、この例の場合は「シリアルに自分で牛乳を入れようとした → パパの力を借りずに自主的に行動をした → よくやった!」という風にジャッジできますね。

なので「自分でやろうとしたんだね。すごいね! でもこの牛乳(1リットルのやつ)は重いよね? 今度やるときはパパが手伝ってあげるから言ってね!」って言えれば……いいのになぁ(笑)。

でもこういうことって知っている、知らないでは全く違うと思います。できるだけこういう思想に自然になるように、私自身、自分の行動をあとからチェックして良い方向に持っていきます。PDCAサイクルですね。

今回の講義を聞いて、「自己肯定感」について考えて、子どもの叱り方について考えるきっかけになりました。

自分が子どもの頃を思い出しても、理不尽に怒られた!って感じることってありますよね。それってやっぱり辛いし、親に対する不信感にも繋がるし。

かといって、親が「こんな怒り方をするなんて、私はダメな親だ!」って真面目すぎるのも良くないですけどね。親自身が自己肯定感を失うのはダメダメですんで。まぁ、ゆるーくが大事です。