こんにちは! 効率化ツール大好きなヨス(プロフィールはこちら)です!
マウスジェスチャーのツールとしてこのブログではMouseGestureL.ahkというツールをオススメしています。
前回の記事で、このMouseGestureL.ahkのインストールの仕方を紹介しました。
今回は、実際にジェスチャーを登録して、使ってみましょう!!
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 1 】インストールの仕方
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 2 】ジェスチャー登録の仕方今ココ
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 3 】操作性UP
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 4 】登録例(基本)
- 【 MouseGestureL.ahkの使い方: 5 】マウスジェスチャーの登録例(応用)
目次
「MouseGestureL.ahk」へのジェスチャー登録方法
ではさっそく、MouseGestureL.ahkの中に、自分で設定してみましょう。
ここでは、マウスの右ボタンを押しながらマウスを← →に動かすと、ブラウザの新規ウィンドウが開くように設定します(Google Chrome上でのショートカットです)。
MouseGestureL.ahkをまだインストールしていない方は下の記事を参考にインストールしてみてください!
マウスジェスチャーの設定編集ウィンドウを出す
まずは登録するための「設定編集ウィンドウ」を表示させましょう。
このアイコンがタスクバーに出ていない場合は、上の画像のタスクバー左端にある「△マーク」をクリックしてみてください。
隠れているアイコンが見えます(画像はWindows 10)。
マウスジェスチャーの「入れ物」を作って名前をつける
ではお次に、新しいマウスジェスチャーの「入れ物(これから作る設定を入れる場所)」を作りましょう。
タブを変更
設定編集ウィンドウが開いたら、まずはタブを変更します。
「ジェスチャー」のタブにします。
登録するジェスチャーの「入れ物」を作成
そして、これから設定を入れておく「マウスジェスチャーの入れ物」を作ります。
-をクリックすると、削除ができます。↑や↓で、ジェスチャーの表示順番も変えられます。
マウスジェスチャーの名前をつける
先ほど作った「マウスジェスチャーの入れ物」に分かりやすく名前をつけます。
名前って言っても、自分でわかれば何でもいいんですが、わたしはマウスジェスチャーの動きを表す「矢印」と「効果」を名前につけています。
なので、この例では←→(新規ウィンドウを開く)で入力しました。あ! 画像作ったあとに気づきましたが、正しい表記は新規タブを開くですね……。
これで、登録する場所が完成しました。
マウスジェスチャーを登録【1】: 動きの登録
お次は、マウスジェスチャーの「動き」を登録します。
どういう意味かと言うと、「新規タブを開く」という動作を達成するための「マウスを← →と動かす」の部分を登録するということです。
トリガを入力
まず「トリガ」を決めます。トリガ(トリガー)とは、「引き金」という意味です。
簡単に言うと、ジェスチャーを引き起こすための合図のボタンですが、あんまり深く考えなくていいです!
とりあえず、ここは右ボタン押し下げを選べばいいと思います。ほかは使わなくてOKです。
ポイントは、この右ボタン押し下げをダブルクリックすることです。一回クリックしただけではダメです。
実際のマウスジェスチャーの動きを登録
では実際にマウスを動かす動き(マウスジェスチャーの軌道)を登録しましょう!
ここで重要なのは、最後に追加ボタンを押すことです。これを忘れがちなので、絶対に忘れないで下さい!
ジェスチャーが登録完了
登録したマウスジェスチャーは下の画像のような感じで表示されます。
この例では、「RB_LR_」となっています。この記号は……
- RB(Right Button: マウスの右ボタン)を
- _(押しながら)
- LR(Left Right: 左・右の順にマウスを動かし……)
- _(押したままにしていたマウス右ボタンを放す!)
……という意味です。
なので、この意味がちゃんと分かっていれば追加の横の入力欄にRB_DR_(マウス右ボタンを押しながら、マウスを下→右に動かして、ボタンを放す)のようにアルファベット/記号を直接入力することも可能です。
一度作った動作を削除するときは、消したいジェスチャーの動きを選択し、×ボタンを押して下さい。また、ジェスチャーを変更するときは、正しいジェスチャーを入れたあと、更新を押すことで、訂正できます。
マウスジェスチャーを登録【2】: 役目の登録
上では「新規タブを開く」ためのマウスの動きを登録しました。お次はいよいよ最後の作業です。
今度は「どんな役目をさせるか」の部分を登録します。
この例で言うと「新規タブを開く」という部分です。
私の場合、主に「キーボードショートカットをジェスチャーで動かす」という使い方をしています。なので、ここではCtrl+T(ほとんどのブラウザで共通のショートカット)を登録します。
タブをクリック
では、今度は違うタブに変えての登録となります。「メイン」タブをクリックしましょう!
「ブラウザ」をクリックし「追加」
ここで最初に「ブラウザ」を選んだのは、このショートカットCtrl+Tは、ブラウザ上だけで動いてほしいからです。
ちなみに「ブラウザ」でも「エクスプローラー」もで同じショートカットの場合(Ctrl+Wで「閉じる」とか)は「デフォルト」を選びます。
「エクスプローラー」では違う操作を設定したいときは「エクスプローラー」も追加して別々の操作を登録することもできます。
先ほど登録したジェスチャーを選択
先ほど登録したジェスチャーが開いたウィンドウ内に現れるので選択します。
「ジェスチャー」のところに表示される
選択したジェスチャーが「ジェスチャー」の項目に出てくるので選択します。
入力エミュレーション
下にある「カテゴリ」のプルダウンから、「入力エミュレーション」を選択します。
入力補助
「キー操作を発生させる」を選択して(元々選択されているが)、追加をクリック。
すると小さなウィンドウが出てきます。
ショートカットキーを入力
ブラウザの「新規タブを開く」のショートカットであるCtrl+Tを下記(7)の入力欄上で押します。
「特殊キー(Enter / Tab / Esc / Space / Backspace / Delete)」を入力したいときは、特殊キーというボタンを押して選択します。
さらに特殊キーにShiftとかを絡めたいときは、入力欄の下にある「Shift」にチェックを入れて下さい。
更新する
そしていよいよ最後の最後です。更新ボタンをクリックして、OKを押します!
私は、この更新ボタンをクリックするのを、よく忘れてしまいます!
これを押し忘れると、せっかく設定したものがちゃんと登録されませんので、お忘れなく! そして最後にOKを押すのも絶対にお忘れなく!
慣れてきたら上記(9)の「アクションスクリプト」に直接コードを書いてもいいですねー! こんなルールがあります。
Shift | + |
---|---|
Ctrl | ^ |
Alt | ! |
Windows | # |
もう一度おさらい
なんかややこしいと思いますので、大枠を簡単におさらいします。
MouseGestureL.ahkは「マウスの動き」と「画面上で出力される動作(役目)」を別々のタブで登録します。
これがパソコンに詳しくない人にとってはとっつきにくい要因となっています。めちゃくちゃ便利なのに、もったいない。
MouseGestureL.ahkのジェスチャー登録の仕方、いかがでしたでしょうか?
このツールはものすごくいろんなことが可能で、非常に便利です。でも、すっごくとっつきにくかったです。
その理由は、いろんな説明サイトを見ていても、サッパリ使い方が分からないから。
できるだけ分かりやすく記事で説明したつもりなので、ぜひ一度トライしてみてください!!
細かく説明をしているため、ややこしそうに見えますが、すごく簡単ですので!
MouseGestureL.ahkを使って、ブックマークレットをマウスジェスチャーで起動させる最強技もあります!
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おかげさまでめちゃくちゃ好評です。この記事を気に入ってくれたなら、きっと満足していただけるはず!